SolidWorksのメリット・デメリット
25年間様々な3DCADやデザインソフトを操作してきました。
今回はSolidWorksのメリットとデメリットについて簡単に書きたいと思います。(2024/3/5)
SolidWorksのメリット
①「操作性」
SolidWorksの売りでもあるWindowsを基準にしたインターフェイスです。
Windowsを日頃使用している人であれば、直感的に操作ができるようになっています。
初心者でも1~2日程度で簡単なモデリング→アセンブリ→図面までの操作ができるようになります。
②「ネットに情報が転がっている」
SolidWorks利用者が多い為、分からない事はネットで検索するとすぐに見つかります。
致命的なバグなどはサポートセンターに連絡すると対応してもらえます。
③「価格が安い」
操作性や機能を考えると価格は安いかと思います。
個人で買うには高いですが、企業で本格的に導入するのであれば安いかと思います。
④「強度解析が便利」
強度に不安がある場合、強度解析をする事で安全性を確認できます。操作もそこまで複雑ではありません。
強度が必要とされる製品を開発している方は必須だと思います。
結果は鵜呑みにせず、実績の有無や+αの強度を持たせる必要はあります。
⑤「インポート時に不正面の場所がわかる」
中間ファイルを変換する際に、不正面やエッジがある場合
SolidWorksではピンポイントに見つける事ができ、そのまま修正ができる機能があります。(修正ができない事もあります。)
変換を多く行う方はかなり便利な機能だと思います。
ハイエンドCADでもこの機能が付いているのは少ないです。
もしこの機能が無いCADは不正面をしらみつぶしに探し修正するか、別ソフト(CADdoctorなど)を導入する必要があります。
SolidWorksのデメリット
①「重たい作業が苦手」
1000点前後のアセンブリまで来ると、読み込みや保存に時間がかかります。
読み込みを早くする設定もありますが、メリット・デメリットがあります。
また単品モデルでも複雑なモデルの場合は動作が重たくなります。(フィーチャー履歴が100~200以上を超えるモデルや、複雑なインポートモデル)
パフォーマンスはハイエンドCADのほうが上です。
②「モデリングに限界がある」
ハイエンドCADと比べると、モデリングの自由度に限界があります。
例えばハイエンドCADではRはつけれるが、SolidWorksだとRが付かない事があります。
細かいデメリットは他にもありますが、作業に支障がでるほどではないと思います。
短いですがSolidWorksのメリットとデメリットをざっくり書いてみました。
ほとんどの業種ではSolidWorksを使う事でメリットの方が多いのかなと思います。
3DCAD全般的にですが、導入する時は各ソフトにどこまで求めるのかを良く検討する必要があります。
次回は順番が前後しますが「3DCADソフト」のメリット、デメリットを書きたいと思います。
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