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プロポーズされた日の話

先日かねてよりお付き合いをしていた方からプロポーズをして頂いた。
正直この日にプロポーズされるのはほぼ気がついていて、1週間前から私の方が緊張していた。
この記事は自分のための記録として残したい。

早めのホワイトデーということでホテルに宿泊した。クラブフロアで普段よりもランクの高いお部屋やオプションにテンションがあがった。
ディナーの前にラウンジでお酒を飲んで、お部屋でご飯を食べる流れだった。
ラウンジなんてなかなか行ったことないし、お酒もおつまみも美味しくて1時間半で4杯飲んでた。これは完全に浮かれてるし、ただのアホだ…

時間が来て部屋に戻ったら、大きな花束が用意されていた。花束に気がつき、心臓が鳴った。デザートの後だと思ってたから、一瞬で頭が真っ白になった。

わ、私プロポーズされるんだ…!

「花束だ!」と言った時に、彼が照れながらモゴモゴと「結婚してください」と言った。

私はこの直前まで油断していて、部屋に入るタイミングでは友達が紙パンツを買ってた話をしており、雰囲気は全然ロマンチックじゃなかった。彼に申し訳なかったなと反省している。

プロポーズされる時、絶対泣くと思っていた。
しかしムードが作られる前にプロポーズされたことや彼が思ったより声が小さかったこともあり、思わず笑って「もう一回言って」と言ってしまった。
少し酔ってたのもあって、必死に頭を冷やして一生に一度のプロポーズをしっかり聞きたいと思った。

二人で大笑いしながら彼が「結婚しよう!」と言ってくれた。プロポーズって意外とあっさりしてるもんだと思った。それはそれで素敵だった。

彼からの手紙は家で読んでと言われたのにその場で読んで、泣いた。プロポーズは絶対泣くもんだと思っていたから、ここで泣いたことで何故か安心した。シュミレーションしすぎて泣かないとプロポーズと認識しない思考になっていたのかな。

その後彼が事前に準備してくれてたチェキで写真を撮ったり、一通り写真撮影をした。全然実感がわかなかった。

部屋でご飯を食べながら、プロポーズの準備話を聞いた。すごく幸せだった。

自分と一緒にいない時に自分のことを思って何かしてくれることが、こんなにも嬉しいのだと改めて感じた。
何で結婚しようと思ったのか、いろんな友達に相談して花束の準備やホテルの手配をしたこと、花束を私をイメージして数種類のお花を組み合わせてくれたこと、全部嬉しかった。
今週は仕事どころじゃないと彼が会社の先輩に話をしていたことも愛おしかった。

将来の話ができるようになったのも嬉しかった。
親への挨拶の日を決めたり、同棲のスケジュールを考えたり、お部屋はこんなのがいいな、家電はこれにしよう、とか。会社にはいつ報告かな、結婚式はどんなスタイルで誰を呼ぶか、名前の呼び方どうするか(私は彼をずっと苗字で読んでいて、彼は私の名前を長年呼んでいない…!)。

今まで将来の話はタブーな雰囲気だったから、話したいことが湯水の如く溢れ出た。好きな人と将来の話ができるってこんなに幸せなんだと全身で感じた。

ご飯も美味しいし、プロポーズされたことも嬉しいし、彼の話を聞くのも楽しくて、完全に飲みすぎた。シャンパンを一人で一本空けてた。
せっかくの会話がどれもふわふわで思い出せるような思い出せないような。
だから今必死に思い出して記録している。
お酒の失敗は多々あるが、昨日はちゃんと抑えれば良かったな…
でも本当に幸せだとお酒は進むしなあ。プロポーズの記憶が曖昧な人もいるのかな。

プロポーズの当日戻れるなら会話を録画したいと思うくらい楽しかった。夢見心地で浮かれていた。幸せだった。

次の日になったら彼がすごく冷静になって、燃え尽き症候群になってた。私は余韻に浸りまくってたのとプロポーズされた実感が全く湧かなくて、もっと会話したかったな。仕方ないけど。
あとプロポーズ後のスケジュールを彼が全然決めないから、私が取り仕切ると彼が嫌になっちゃうかな、と不安になり、結婚するまで決めること多すぎだと頭を抱えている。
結局プロポーズはあくまで通過点で、その後も沢山やることはあって、それを進めていく気力ややる気の差で喧嘩することあるだろうなと感じた。

そんなこんなで無事付き合っていた人と結婚に向けて一歩踏み出しました。
ここでは散々不安な思いや不満を吐露していましたが、それはそれで正直な気持ちの揺らぎとして残しておきます。

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