カルピスの味、投票第1位は?
現在我が家にはカルピスが5本ある。ペットボトルの在庫が5本なのではなく、水で薄めて作る「原液」のやつが5本ある。まとめ買いしたかったわけではない。元祖カルピスのほか、桃・ぶどう・いちご・ヨーグルトと異なる味が売られていて、それぞれの味をお試ししようとしたら5本になってしまっただけだ。味の比較が主旨なので4本の栓が開いている。食品衛生上、行儀が悪い。
薄めて使うというカルピスは調味料のような性格もあり、カルピスハイのような飲み方もある。先日偶然、カルピスが入っているコップに誤って日本酒を注いでしまったが、意外とうまい。そもそも日本酒には酵母の働きで乳酸や果物の香り成分が含まれていて、カルピスの酸味と甘味との相性は良い。今度は調合試験に使っても惜しくない安価な日本酒を買ってきてベストな配合を見つけたいと思う。
なぜ何十年ぶりに「原液のカルピス」を買ってしまったかというと、12月に糸井重里が、こんなことをXに投稿していたからだ。
彼が言っているのは果汁とかヨーグルトが加わった派生製品のことではなく、オリジナルの「初恋の味」のことなのだと思うが、未来に暮らしている私たちが選べる立場で味わった結果、我が家の1位は完熟白桃となった。理由は桃味カルピスのビンが最も軽くなったから。世の中の人気順位はどうなのだろう。