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scramberry WALLETのここだけの話 vol.5「安心・安全に使えるデジタルウォレット」

こんにちは、NTT Digitalの今枝です。
今回は、カストディアルウォレットとノンカストディアルウォレットの違いについてお話しします。

カストディアルウォレットとノンカストディアルウォレットの違い

まず、scramberry WALLETの仕組みを理解するために、「カストディアルウォレット」と「ノンカストディアルウォレット」の違いをご存じでしょうか?
カストディアルウォレットは、サービス提供者(企業や暗号資産取引所)がウォレットに必要な秘密鍵を管理する仕組みのウォレットです。こちらのタイプは、資産管理をサービス提供者に任せるため、イメージとしては、銀行にお金を預ける仕組みに似ています。

カストディアルウォレットは暗号資産を安全に管理してくれる一方で、サービス提供者毎に管理やサービス内容が異なるため、複数のサービス提供者のサービスを利用したい場合は、複数のノンカストディアルウォレットを作成する必要があります。また、サービス提供者のルールに従わなくてはならないという面があるため、そのルールを不便に感じたりするかもしれません。

一方、ノンカストディアルウォレットとは、ユーザー自身が秘密鍵を管理するウォレットのことです。
こちらは、サービス提供者等のルールや提供サービスに依存することなく、自分の資産を管理することできます。
これにより、資産管理を比較的自由に扱うことができ、柔軟にweb3サービスの利用が可能です。
イメージとしては、自分のお財布に現金を保管する場合に似ています。
誰にも頼らず自由に使える一方で、鍵を失くしたり、盗難が発生すると、資産を失う恐れがあります。そのため、ノンカストディアルウォレットでは秘密鍵を自身で厳重に管理する必要があり、そちらが心理的負担になるかもしれません。

scramberry WALLETの便利な点

scramberry WALLETは「ノンカストディアルウォレット」です。
ノンカストディアルの良いところを持ったまま、悪い点を軽減するように工夫して、皆さんに提供しております。

ノンカストディアルウォレットには、スマートフォンや秘密鍵を記載したメモを紛失すると資産にアクセスできなくなるという課題があり、先にお伝えしたように、この点がユーザーの心理的負担になっていると考えています。
こちらを解決するために、scramberry WALLETではクラウドバックアップ機能を導入しました。
この機能によって、万が一の時に対応が可能(※)となるので、心理的負担が軽減され、初心者でも安心してご利用いただけます。
さらに、二段階認証や生体認証も設定が可能です。
※秘密鍵を復元するためには、アプリ内で「メールアドレス」と「パスワード」を設定いただく必要があります。
設定方法はこちら

まとめ

scramberry WALLETは、「ノンカストディアルウォレット」の良い点を活かしつつ、クラウドバックアップ機能によって安心してご利用いただけるようにいたしました。これからも、より多くの人々がweb3の世界を楽しめるように、さらなる改善を続けていきます。
ぜひ、scramberry WALLETをご活用ください。

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