[2023.4.8]BLACKPINK WORLD TOUR 'BORN PINK JAPAN' in TOKYO DOME レポ
※「この曲の時にこのメンバーとこのメンバーが絡んでて~」とか「この曲はここがよくて~」とか「このグッズが何時に売れちゃって~」みたいな有益なレポじゃないです。自分があとで読み返して当時のことを思い出せるように書いています。入場するまでに6000字あります。
▼駆け込み入会のド新規
昨年末、ワールドツアー中のBLACKPINKが春に日本公演を開催するという発表があった。特に追えてはいなかったものの、ブルピンが日本に来るともなればニュースになるので、自然と耳に入ってきた。
ブルピンとの出会いは3年程前。もちろんそれまでも名前は知っていたけど、ハマったタイミングはそのあたりだったと思う。YouTubeでKTLの動画をたまたま目にしたのがきっかけで、曲のかっこよさと彼女らの美しさに惹かれた。動画をみていると他にも好きな曲が多く、沼に落ちていった。毎日のように曲を聴く、とはいえそこ止まりという感じで、アルバムもほとんど持っていないし、現場にも行ったことはない。
ただ追っていない割にほとんどの曲を知っているから、コンサートに行ったら楽しいだろうなと常々考えていた。近年はソロの人気が安定してきていることや、私個人のモチベを考えても、色んな意味で今が行き時かもしれないと思い、試しに申し込むことにした。
調べると一般のほうが高倍率とのことだったので、先行のためにファンクラブに入ってみた。きっとこれが私の行ける最後だと思っていたから奮発した。それでも当たる気はしていなかった。MVの再生数も桁違いの世界的に人気なグループ、そんなに簡単に行けるはずがない。当たるわけがないと思いつつも、ためしに東京だけ2日間申し込んだ。
そしてなんとまあ2日間とも当たってしまったのだった。夢かと思った。あのBLACKPINKに生で会える?私のレベルがあがっちゃうよ?とよろこんだ。
しかし同時に酷い後悔が私を襲った。コロナ禍を経てBLINKが待ち望んでいたコンサート。私のような思い付きで応募した他グル本命の新参者が、勝ち取ってはいけない席だった。流そうかとも思ったけど、これで最後にするから許してと思って、申し訳ないけど行かせていただくことにした。逆の立場だったと考えた時に、私は新規でもノリでもなんでも行っていいと思うし、自分が当たらないのは自分の運だから、と思うと思う。
Twitterには希望通り全通した人が多くみられて、まさか人気を誤認していたのか?と思い調べると、先に書いた「一般のほうが高倍率」というのが私の予想以上に露骨なようで、要はそんなに深いファンじゃなくてもBLACKPINKともなれば一目見てみたいという人が多いということらしい。また、もちろん日本でも人気は高いけど、海外に比べると低いほうらしく、数年前のコンサートではFC先行で落ちる人などいなかったと聞いた。意外だった。
とんでもなく貴重なチケットが取れたと思っていたのが、そうではなかったのだと知ると、急にモチベが下がっていった。我ながら本当に性格が悪い。
しかし、それからいくつもの先行を経て一般応募が始まる頃には、チケットが手に入らない人であふれていた。やがて始まった公式チケットシェアリングも、出品された瞬間売れていく。そういった状況をみて私は、自分が勝ち取ったチケットへの誇らしさを取り戻し、モチベも無事復活した。
行くと決めてからは楽しみで楽しみで。姫たちを肉眼で見ることができる。何度も聴いてきたあの曲を生で聴くことができる。嬉しかった。
ちょうどその頃、一緒に行く予定の母が仕事の関係で病んでしまった。この様子じゃ行けないだろうなとチケット1枚出品しようと考えていたけど、本人が気分転換に行きたいと言うので予定通り連れて行くことにした。とはいえ体力がもちそうになかったので、初日だけ行くことにして、2日目のチケットは譲りに出した。
▼準備→当日、年寄りのローテンポ
グッズの会場受取があったので、事前にうちわを注文した。受取時間が枠ごとに決まっていて、その時空いてる中で1番早かった12:00に予約した。販売開始と同時とかじゃなくて適当な時間にゆっくり選びながら予約したけど、あとから聞いたらそのあとすぐに全枠埋まったらしくて、全然ちんたらしてる場合じゃなかったらしい。とにかくよかった。これで当日物販に並ばずに済む。
あとは例により車で行くので、駐車場の予約。また値上がっている。普段の日1500円の所が前回停めた時に3500円、今回は5000円になっていた。当日探せばコインパーキングくらい空いているのだろうけど、当日焦りたくなかったし、前回停めて感じの良いオーナーだったから、奮発して予約した。
数日前から雨予報、しかし当日になると予報もくもりに変わっていて、時折晴れ間も見え、雨は降る様子もなかった。
小雨くらい降ってもいいように、防水の上着と折り畳み傘を1本だけ持ち現場へ向かった。車だから最低取りに戻ればいいし。大荷物で家を出れるのも車の良いところ。
グッズの受取枠が12:00-12:30と幅があったので割とゆったりしながら、12:00過ぎくらいに会場に着いた。受取列は思いのほか長く伸びていたが回転率がよく、30分ほど並んで無事受け取ることができた。ペンライトはもちろん欲しかったけど2本買えば11000円。兼任なので躊躇して、グッズもうちわとランダムのヘアゴムだけにとどめた。
うちわはジェニちゃん。私は基本どのグルも箱推しだけど、ブルピンは特に平等に4人とも好きで。顔はジェニちゃんが好きだからうちわはジェニちゃん。迷うとしたらロゼだったんだけど、ランダムのヘアゴムでロゼ当たったからちょうどよかった。2個買って2個ロゼだったけどまあオンマと揉めないからよかったかな。ヘアゴム超かわいい嬉しい。買ってよかった。
なんかグッズがシンプルでいいわ。グループ名からしてブラックとピンクっていう分かりやすすぎるイメージカラーがあるから、グッズも大胆というか。黒とピンクだったらもうそれで伝わるからシンプルにできるのかも。変な柄とか今回のツアーのコンセプトとかよりもブラック!ピンク!文句あっか!って感じなのが良い。黒とピンクの組み合わせ全然好きじゃないし、そもそもピンクが好きじゃないけど、普段持たないからこそ逆にオタクモードになれてテンションあがった。
12:40グッズを受け取って、写真を撮って、さて開演まで何しよう。今回席が通路側だからそんなに急いで入らなくてもいいなと思って、ギリギリまでプラプラするつもりだった。
まず野球殿堂博物館に行った。ちょうど前日にこの間終わったばかりの侍JAPANのユニフォームやウイニングボールやメダルなどが見れるという情報を聞きつけ目をつけていた。予想以上に見ごたえあるし、写真撮影も基本OK、何周してもいいし、トイレもあったし、なんだかんだ1時間以上時間をつぶせた。外の喧騒を忘れる静けさとちょうどいい自由な雰囲気でとっても楽しかった。13:50。
外周で幟とかの写真を撮ったりしながら散歩、疲れてきたのでお茶をしようと歩きまわるが、ドームシティの水道橋寄りのほうが改装中なのか店があまりない。40分くらいどうしようねえと言いながら歩いていたけど、力尽きて後楽園飯店に行きついた。14:30。
帰り運転なのでノンアルコールビールで乾杯。あわよくば開演までの時間をここでつぶしたかったのでゆっくり食事するも、15:45頃気まずくなり店を出て歩く。1時間以上ゆっくりしたので体力は回復。あと1時間ほど時間をつぶそうと、アトラクションズ方面へ向かう。
16:00開場が始まった頃、観覧車に乗った。その頃明るい空から一転、小雨が降り出していた。観覧車からドームを見下ろすと、物販の列を目の当たりにする。ぐるぐるとドームシティ一帯を取り囲むように伸びており、これ並んでまでは買えなかったなと思うほど。事前予約会場受取があって本当によかった。物販も車も時間のつぶし方も全部正解だったね~これで空いてから入れば完璧だね~と余裕の我々。この後待っている壮絶な戦いのことなど考えもしなかった。
▼人生経験レベルの入場
改めて上から見下ろすと、物販以外の人たちもさっき通ってきた時より更にあふれかえっていた。我々が入場する予定の20GATEは後楽園駅方面からの通路にもなっているため、とんでもない量の人。我々が観覧車のてっぺんに到達する頃には雨が本降りになっていて、傘をさしていることもあって身動きが取れていない様子が上からでも伺えた。結構待たないと入れないかもねと話しつつ観覧車を降りた。
サンダードルフィン脇の穴場トイレで用を足しドームとの通路まで行くと、雨宿りなのかゲートが空くのを待っているのか、明らかにBLINKであろう人たちが立ち尽くしていた。その意味はすぐにわかることになる。
16:30。17時過ぎに並ぶ予定だったけど、あまりの列の長さにびびって我々も並ぶことに。ここから壮絶な電子チケットアプリAnyPassとの長い戦いが始まるのだった。
警備員やスタッフがしきりに注意喚起をしていた。「QRコードが表示された状態で列に並んでください。ゲート付近では回線が繋がりません。」その声を聞いて我々も開いてみると本当に開けない。アプリの起動画面、真っ青な背景にAnyPassのロゴがあるだけのページから動かない。
焦りつつも、遠ざかったところで表示されてからその状態のままゲートに近づくといいという話を聞き、アトラクションズ方面へ戻る。さっき見た立ち尽くす人々をよく見てみると、スマホの画面が私と同じ真っ青な起動画面。アプリが繋がらずにここまで戻ってきた人たちだったのだ。
しばらく経って表示されたのでゲートに近づくと先程より更に列が伸びていて、どこに並べばよいかもわからなくなっている状況。警備員によると指定のゲート以外からも入場可能で、22ゲートが比較的空いているとのこと。同じ状況の人たちとぞろぞろ22ゲート方面へ歩く。とてつもない人の海。いつの間にか、表示されていたQRコードもエラー画面に。雨も強くなる。もう若くないので必死になれず、開演間に合わなくてもいいからちょっと待とうか、ということでドームホテルへ。
館内は人が多かったけど静かで心が落ち着いた。QRコードもすんなり表示される。このままお茶して空くのを待とうと提案したが、母は表示されたし気持ちも落ち着いたからもう一度トライしにいこうという。
▼気分転換のために母はここへ来た
QRコードが表示されていることを確認し、画面を閉じないようにおそるおそるゲートに近づく。しかし物販付近でまたエラー。母が警備員に「表示されても近づくとエラー出るんです。どうしようもないんです。」と泣きつく。警備員さんに言ってもしょうがないでしょ、となだめもう一度ドームホテルへ。コードを表示し一呼吸おいて再トライ。
がんばってくれているスマホの充電が赤くなってきていた。AnyPassのQRコードは30秒に一度の間隔で更新されていくという充電を消耗する特性がある。プラス人混みによる通信エラー。とんでもない速さで充電が減っていた。
充電が切れてしまっては話にならないのでモバイルバッテリーをセット。実は前回のドームで3つのモババを持ってきたけど1つも使うことなくて、ただただ重い思いをしただけだったので今回は置いて来ようと思っていた。お守り程度に持ってきたのにまさか命綱になるとは。
22ゲート前の列は四角いかたまりになっていて、その最後列につく。雑踏事故がよぎるほどの人だかり。人々に圧迫されながら1㎜ずつ前へ進む。母に水を飲ませたりマスクを二重にさせたり体調を気遣いながら待つ。この時点で17:50。上のほうに見える他のゲートも含めて、ゲート外にいる人があまりにも多いから、さすがに開演を遅らせるだろうなと思った。
中腹に差し掛かった頃、母のスマホが悲鳴をあげ始める。私が充電し始めたころは70%以上あった母のスマホの充電は、いつのまにか10%を切っていた。焦って画面の明るさを下げようといじっているときに、母は誤ってAnypassを閉じてしまった。すぐに再起動するもやはりコードは表示されない。同じ頃雨がまた降り始めたが傘をさせる状況ではない。スマホの画面シール内に水が入り、画面をタッチしても反応しない。シールをはがし再トライ。何度やっても繋がらない。人混みの真ん中。もうホテルには戻れない。
自分のミスに落ち込み、「あんただけ行ってきな」母は何度もそうつぶやいた。病んでいた中で気分転換に来た母。本人が行きたいと言ったから連れてきたわけだけど、2枚応募したのは私。最初に誘ったのも私。壊れかけていた心にとどめをさしてしまったのではないか。私だってこんなことになるとは思ってなかったけど、どうしても責任は感じた。
なんにせよ今は流れにまかせて前に進むしかできないから、一縷ののぞみをかけつつ時を待った。母のスマホは充電器を刺しているのにどんどん減りついに1%。どうせ表示されないから今は充電を貯めようと、しばらく画面をオフにして充電させた。この間画面表示したままなのに耐えてくれた私のスマホには感謝しかない。
人ごみの中には表示されていない人もまだ多くみられた。ところどころ見える空に向かってスマホを掲げる人々。後日Twitterを見たら「意味ない。気持ち悪い。バカみたい。」と揶揄する声を多くみた。みんな意味ないことぐらいわかっていた。みんな必死だった。なんとか表示されてくれ!という気持ちの現れだった。
いよいよ列の最前まで来た。母のコードはまだ表示されない。同じく表示されない人がかたまりになっていたけど、邪魔だろうなと思い諦めて列を抜けようとしたが、出口もなかなか見当たらない。そうこうしているうちに手荷物検査コーナーにたどり着く。スタッフのお兄さんに「この先でチケットを読み取ります。手荷物検査が済んでも表示されていない方は手前でお待ちいただくことになります。」と言われた。ってことは読み取りの手前までは進めるってことだ。と、手荷物検査を済ませ、その先の人がまばらな空間にたどり着いた。手荷物検査手前で固まってる人たちに、ここまでくれば待てる空間があるよ!と教えてあげたかった。
更新ボタンを押したり機内モードにしたり色々格闘した。未だ先は見えなかったが、ほとんど諦めていた人混みの中とは違い、ゲートを目の前にしてからは絶対入ってやるぞという強い意志で闘った。
5分くらい経った頃だろうか。母が冗談交じりにスマホを空に掲げた。すると不思議なことにコードは表示されたのだった。ええ!?このおまじない本当だったの!?とか笑い合いながら無事入場。本当に良かった。人混みのなかでもさすがに命の危険までは感じなかったけど、「生きて入れてよかった」と、まずそう思った。
▼アルバイトさん、警備員さんに感謝
運営ひどいね~こんだけ来るのわかってるんだからサーバー増やしてもらうべきだよね~とか話しながら、考えてみれば現場のアルバイトスタッフや警備員はよくやってくれていたなと思った。入場するまでは自分のことでいっぱいいっぱいだったけど、冷静になって考えると、こっちのゲートのほうが空いてるとか、こうすると繋がりやすいとか逐一拡声器で教えてくれていた。情報共有してないとわからない話。具体的な指示をくれてありがたかった。母のようにどうしようもなくなって警備員に助けを求めた人も多いと思う。どうすることもできないのに、投げやりにせず話を聞いてくれていた。あっぱれです。
あとからTwitterを見ると、「サーバー関係の仕事してるから言うけど、この規模で電子チケットやろうと思ったら予めサーバー増やしておくべきなの常識(わかる)。落ちるのが普通なんだからそれくらいのことで騒ぐなよ(わからない)。」「私普通に入れたけど?表示されなかった人がおかしいだけなのになんで公演遅れさせなきゃいけないの」「表示されてから近付けっつってんだからそうすればいいだけじゃん」みたいなのばっかりでしょげたわ。
まあ全部言いたいことはわかるけど、表示されてから近づいてもエラー出るんだよ、とだけは言いたい。おっしゃる通り想像できないことではないけど、想像してたとしても実際直面したら為すすべないし、入れないかもって焦ると思うけど。
私自身AnyPassを使うのは初めてではない。直近だとついこの間のスパショもそうだったし、今まで開けないなんてことはなかった。だから安心しきってたのは反省。モバイルWi-Fiとかあったら違ったんだろうけど、そこまで考えつかなかったのは私の経験不足ですね。良い勉強になった。
ああやっと公演のことが書ける。でもこの入場のことは今後自分も読み返したくなるだろうなと思ってできるかぎり細かく書いてみた。
▼嘘みたいだけど、本番はここからです
18:30席に着く。座席は1階スタンドライト側後方ブロックの最前。前と左が通路なのが何よりも最高だった。ただほぼステサイだろってぐらいステージの真横のほうで。FC1次なのになあと思いつつ、まあ天井の人もいたと聞くから、まあまあいい席だったと思う。
花道はセンステにつながってるやつだけだしバクステもサイステもなかったからより会場が広く感じて、ステージが遠かった。
開演したのは18:45くらいだったかな。特になんのお知らせもなくいきなり始まった。遅れて唯一よかったのは完全に日が落ちてたから、開演から真っ暗だったこと。東京ドームは屋根の特性上いつも開演の時薄明るいからね。
母はメンステが多く感じたと言ってたけど、私はまあまあセンステにも出てきてたと感じたな。花道ないしメンステの端にも来ないから終始遠かったけど、双眼鏡10倍でギリ表情みえたぐらいだったからよかった。もうちょい倍率高いのに買い替えたいなあ。まあそれでも4人ともきれいだったし、話に聴いてた通り頭身がプリキュア・セーラームーンの世界だった。シルエットからして次元違う。エスパとかレドベルとか見た時もみんな細くて華奢でかわいくてきれいでさすがアイドルだなって思ったんだけど、それとはまた違う感じで。いい女みたわあって感じ。ジェニちゃんの身体が1番好きだと元々思ってたけど、生で見てより好きになった。クッソ好きなスタイル。ロゼほっそすぎるけどかわいいし、ジスも細くていいスタイルで美しかった。3人が既に想像以上のスタイルだったから、リサはもうなんかもう異次元。どうなってんのって感じだった。間違いなく今まで見た中で1番完璧なスタイルの人間だったね。最後まさかのトロッコあったから顔も肉眼でハッキリと見ちまったわ。美しかった。
そんでセトリが、
How You Like That
Pretty Savage
Whistle
Don't Know What To Do
Lovesick Girls
Kill This Love
Crazy Over You
Playing With Fire
Tally
Pink Venom
FLOWER(Jisoo)
You and Me (Jennie)
Hard To Love (Rose)
On The Ground(Rose)
Lalisa (Lisa)
Money (Lisa)
Shut Down
Typa Girl
DDU-DU DDU-DU
Forever Young
【ENCORE】
Yeah Yeah Yeah
STAY
AS IF IT'S YOUR LAST
ってエグない?誰でも知ってる曲+新アルバム+ソロってイメージで、あまり追っていない母でさえ8割知ってる曲だったと言っていた。やっぱり知ってる曲聴けるの嬉しいし、あの有名な曲を生で聴いてしまったわって、全曲そんな感じだった。もちろんボンバイヤは私も聴きたかったけど全然超満足です。
ほとんどの曲が日本語ver.だった前回とは一転、今回は全部オリジナルだった。日本に優しくないと捉える人がいたのかもしれないけど、私はオリジナルで聴きたかったから嬉しかった。オリジナルのほうが聴きたいペンと、苦労して日本語を用意するメンバー。どう考えても利害が一致してなかったからよかったと思う。よりいっそう名曲感があって最高だった。
音響も東京ドームの割によくて、やっぱり生バンドだからか迫力あったな。想像してた通りクラブみたいでめちゃくちゃ楽しかった。
▼私が生息すべき場所ではなさそう
ただ、民度が低かった。やっぱり世界人気が高いから外国人が目立っていて、全体的に何でもありって感じだった。当たり前のような写真動画撮影、自席を離れて騒ぐ、ペンラうちわスローガン頭上に掲げる、海外公演のようだった。周りの日本人もそれを許容して一緒に楽しんでいる感じがあったし、何よりスタッフやセキュリティの巡回がない。わざわざ席を離れてスタッフ探しに行くとか、そんな人たちのために公演を抜けるの嫌すぎるしね。どうしても視界には入るけど意識からは外すことにして公演に集中した。
動画撮影の話をすると必ず「別にそれぐらいいいじゃん。見つかってないだけで撮ってる人いっぱいいるし。海外では普通にみんな撮ってるよ。」勢がいるけど、ここ日本。最近は揺らいできてるけどルールを守ることが美徳であったはず。ルールだからじゃなくて、ルール守る文化だからなの。文化を守るの。
海外で食事する時は食器持たないようにするでしょ、汁すすらないようにするでしょ。それと同じ。郷に入っては郷に従え。その国の文化を守るんだよ。撮りたいなら海外公演行けばいい。海外では撮るのが文化なんだからそれこそ郷に従って撮ったらいい。
撮る行為が悪なんじゃなくて(法的にはアウトだけど)、ルールを守らないのが悪ってこと。せっかく楽しい場なんだからルール守りたいって思うんだけどみんな違うんだろうな。自分の欲を満たしたほうが楽しいんだろうな。なんか盗んだ金で食うメシはまずいみたいな感じというか。ルール破った時点で楽しめないっていう。わかんないかなあ。なんで映画館では守れるのにコンサートでは守れないんだろ。不思議。
ブルピンに限らず最近はアーティスト本人が撮影許してるような言動するのも腹立つけどね。ペンのスマホ受け取ってセルカしたり、ペンが撮った写真をSNSに載せたり、あげく「バレないように撮ればいい」と発言したり。ってどれもうちの推しもやってることで頭かかえちゃう。推しだろうと許せんよ。意味わからんもん。運営とアーティストは本来同サイドなんだから、1人の人がルールって言いながら自ら破るのを推奨してるって感じるのよ。おかしいじゃん。ルールだというから守ってるだけで、私だって撮りたいもん。ファンにとって絶対的存在の推しがそんなことするんだもんそらルールも破るわな。どんどん日本じゃなくなっていく気がして怖いわ。
今まで行った他グルの公演では、後からSNSで動画あがるのをみたりして、ああバレずに撮ってる人いたんだなあって感じだったけど、今回はもう、違反者1人ずつ退場させてたら客席スカスカになっちゃいそうなぐらいいた。通路はさんで3列前くらいに韓国人っぽい男女5人組と欧米人のカップルと、1人で来てる韓国人女性は開演からずっと、一度もスマホをおろすことなく撮ってて、それに感化された周りの席の人たちも途中から撮り出して、たぶんその中には日本人もいたね。遠くのほうも見渡すと数えきれないほどのスマホの画面が見えて唖然としたわ。そういえば私が遅れて入ってきてから撮影禁止のアナウンスも注意書きもなかったから、もしかして禁止じゃなくなった?と思うほどだった。
私の前のでかい男2人組はずっとペンラとうちわ頭上にかかげてるし。通路はさんでたからステージが見えないってほどではなかったけど邪魔だった。見渡すとけっこう頭上で掲げてる人いて後ろじゃまだろうなって感じだった。
あとはトロッコ来たときに、上のほうの席から通路駆け下りてきて前のほうに出ていく人がうじゃうじゃ。席が揺れるぐらいドドドドって走ってきてあぶねえと思った。銀テ取るのに席離れる人も遠くから見えたし、自席を離れちゃいけないなんてルールはないんですねって感じ。
あとからTwitterでマナー違反に怒ってる日本人をみて、まともなBLINKがいることも知れたけど、私の目に見える範囲双眼鏡で見えた範囲ではそんな感じで、私にはついていけないなと思った。
海外公演の文化を批判してるわけじゃなくてね。さっきも言ったけど、海外公演はそれでいいと思う。日本公演まで海外公演みたいにする必要がないと思うだけ。わざわざ複数の国をまわって公演する楽しさが半減するじゃん。もちろん色んな国で公演する理由はそこじゃないけども。それぞれの国の特色があっておもしろいのになあとは思う。
まあもう制御できない感じだからゆくゆくは日本もそういう国になっていくんだろうね。私がついていけなくなるだけで、Z世代はついていくようになるんだろう。
そんな感じで、私が生息すべきファンダムではないなと思った。でも行かなきゃ体感できなかったからよかったわ。公演は楽しかったからもう二度と行かんという感じではないけど、これから本気でオタクしようというきっかけになることもなかったです。
そしてたぶん、このレポに共感してくれるBLINKはいない。もう来るんじゃねえと言われると思う。そう感じるのがすべて。
しっかしアンコールのSTAYが揃わないのには私もびっくり。チケットの応募に一般が多いという話からもわかるように、やはり新規とにわかが多く、さらにコネチケが多いというのは有名な話だけど、にしたって歌える人が少なすぎた。アンコールするときに歌うことを知らない人はいるにしても、そもそも曲を歌えない人が多かったな。がんばって発生させても被せてくる人がいないから全体まで声が届かない。せーのって言ったり手拍子したりみんな努力してたけど、消化不良なまま終わったな。私もにわかだけど、ファンダムの足をひっぱりたくないと思うから、それなりに予習してから行くけどなあ。にわかならにわかなほどそう思う。又吉のネタじゃないけど、浮くの怖いもん。
きっとこれも彼らにとっては細かい話なのかも。にわかとか以前にオタクが少ないんだなと感じた。熱量ってよりもう性質が違うんだと思う。オタク気質なペンの想いとは裏腹になるけど、気軽に行くべきライブなのかも。それはそれでいいかもね。ブルピンらしいかも。
▼スター
今回のツアーの他の国の公演で、メンバーが手抜きをしてたとか売れた驕りを感じたとかいう噂を耳にしていた。私はアイドルにファンとの慣れ合いを求めてはいないし、ましてやブルピンともなれば生で拝めるだけでありがたい。そう思いつつ行ったけど、日本では全くそんなことなく感じよく挨拶してくれた。と思っていたけど、日本でも冷たい印象を受けた人はいたみたい。
今回は開演が遅れたせいもあると思う。時間が押して、削られたのはMCだったから。はさむべきところでは挟んでたけど、どれも簡単な挨拶。そこにペンとの距離を感じた人がいたのかもしれない。個人的には、もともとブルピンにそれを求めてはいなかったから全然気にならなかったし、淡泊なのが逆によくて、スター感あって似合ってたと思う。
それに簡単な挨拶とはいえちゃんと日本語も話してくれたし、同時通訳を画面に打ち出してくれたり(誤字多くてグダグダだったけど笑)してたから、日本に寄り添ってくれているとも感じた。
確かに、開演が遅れたこと・入場が大変だったこと・途中音響トラブルで中断したこと、どれにも触れることはなくて。もちろん彼女たちが謝るべきことではないけど、他グルなら謝ったり笑い話にしてくれそうとか、そういう意見はちらほら見た。TMIを話したりもなく、ただ淡々と台本通りこなしている印象は受けたから、それを冷たいと感じる人はいたのかも。
個人的にはMCとかゲームとかより曲が聴きたい派だから、次々と曲がかかって楽しかったけど。しんみりとしたMCからのSTAYとかじゃなくて、ただ名曲としてのSTAYが聴けた感じがして嬉しかった。意味を持つセトリじゃなくて、ただ豪華なプレイリストって感じがすごくよかった。私がブルピンに求めていたものはこれだ!と感じる公演だった。
でも確かに海外のスターっぽくて、遠い存在には感じたかもな。推しに会いに来たってよりは、有名アーティストを見たって感じ。昔を知らないから、売れてからの変化なのか前からそうなのかはわからないけど。私はただただその雰囲気がかっこよかったと思ったな。
忙しからだけど直前に来て直後に去って行ったのもかっこよかった。サッと来てサッと公演してサッと帰ってった感じ。スターっすわ。
▼またいつか
色々書いてきたから嘘だと思われそうだけど、楽しかったのは本当に楽しかったんだよな。幸せだった。今なら今回の反省を生かしてもっとスムーズに入場できるだろうし、雨対策もできるし、もっと心によゆうをもって行けると思う。こんなズラズラ文句書くやつが来るなと言われそうだけど、機会があればまた行ってみたい。
でもまあ本当に2連続で浮気してて、最推しのチケットが当たらなくなるような気がするので(オカルトのはなし)しばらく控えようと思います。
ありがとう姫たち。夢のような時間だった。元気でね。