「北陸の文化を伝える街づくり」黒龍酒造(福井県 吉田郡永平寺町)訪問記
2023年3月に福井県吉田郡永平寺町に所在する黒龍酒造さんをIMADEYAメンバーで訪問してきました！
その様子を小宮がレポートいたします。
はじめに
はじめに黒龍酒造とは、福井県吉田郡永平寺町に所在する日本酒の蔵元です。代表銘柄「黒龍」「九頭龍」の人気はすごく、日本酒好きであれば誰もが知っている銘柄です。
創業は1804年で、1994年には効率的な酒造りを目指して新たに「龍翔蔵」を建設しました。また、2017年には培ってきた技術を酒造りに活かす目的で新たに「正龍蔵」を建設しました。
今回は黒龍酒造さんをご紹介いたします。
※蔵内は情報保護のため、シークレットでしたので、2022年6月17日にオープンした「ESHIKOTO(永平寺町に誕生した、お酒を核に福井を中心とした北陸の文化を伝える場所。)」の見学を中心にレポートしています。
黒龍酒造・主力商品
ESHIKOTOでは、IMADEYAもお取扱いさせていただいている「黒龍」「九頭龍」シリーズをはじめ、「永（とこしえ）」というESHIKOTO限定販売のお酒も陳列されています。
ESHIKOTO
「ESHIKOTO」とは、黒龍酒造さんがお酒を核に北陸の文化を伝えるために永平寺町につくった施設です。
中にはパン屋さんや蕎麦屋さんができる予定で、結婚式もできるイベントスペースがありました。
特に荘厳な日本酒熟成庫は圧巻で衝撃を受けました(主にこの熟成庫ではスパークリングのお酒が貯蔵されています)。
ちなみに「ESHIKOTO」の「えし」は昔の言葉で「いい」ということで、いいことを続けていこうとの意味があります。
ESHIKOTOから見渡せる九頭竜川
九頭竜川とは福井県の嶺北地方を流れる一級河川で県のシンボルの一つです。
蔵元さん曰く九頭竜川を右から左に見渡せるのはここだけだそう、
周辺には建物も少ないので気持ちの良い風が通る場所でした。
雪国の工夫
雪が多く降る地域。ここでは雪国の工夫がしっかりされていました。屋根から落ちた雪がたまらないように屋根の下には穴が掘られていて、ここに屋根の雪を落として水にしています。
小さいところですがよく考えられてつくられているのがわかりました。
テイスティング
ティスティングの機会をいただいたのですが、今回は私たちの時間がなく、「ESHIKOTO」でそれぞれ気になるお酒を購入させていただきました。
私は「永(とこしえ) 純米酒」を購入。
自宅に帰宅してから美味しくいただきました。
味わいはとてもきれいという一言に尽きる一本。フルーティな香り、ジューシーさは比較的穏やかで、和食に合わせやすいような優しい味わいに仕上がっています。
皆様もESHIKOTOに行った際にはぜひ様々なお酒をお楽しみください！
おわりに
日本酒造りだけでなく、風土を表現する街づくりにも貢献している黒龍酒造さん。改めて黒龍酒造さんの取組みに感銘を受けた1日でした。
行ってみないとわからないテロワールや作り手の想いなど、これらをお客様に伝えていくのがIMADEYAの役割なのだなと改めて感じました。
福井県に行った際には皆様もぜひ「ESHIKOTO」を訪れてみてください！
黒龍酒造さんのお酒一覧