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夏緑樹林と百葉箱
とりとめのない「気温」についての気づき。秘密基地がある比良山麓の天気予報を見ると、最高気温が常に浜松より3、4度低いんやけど、それはおそらく比良山と琵琶湖に挟まれた地形とかが、まず関係してると思う。
秘密基地のある場所の標高はせいぜい130mくらいやから、決して高地の恩恵はないんやけど、比良山麓の「天然エアコン吹き出し口」の間近に位置してることにより、夕方以降は非常に涼しい。ヒグラシも鳴く!
さらに、うちの秘密基地コンテナは、南側と屋根がほぼ白色(シルバーのつもり)で、地面からシャーシで浮いている状態で、「芝生の上」ではないけど草の生えた地面に設置されてる状態やから、ある意味「百葉箱」に近いと思うんやけど、実際に、室内の温度の上昇の仕方が1時間ごとのその地域の温度変化とほぼ一致してた。
幸い、南側に意図してセイヨウハンノキの林を残したことで、夏場は強力なグリーンのカーテンもある状態なので、窓際の太陽光はかなり遮られてて、窓さえ開けていれば外気温よりも遥かに高い気温になることはなさそう(午後を体験してないから仮説やけど)
一方、秘密基地の前のカンカン照りのアスファルトの道路は、フツーの平地と同様にめっちゃ暑い。これはつまり、自分の家を涼しい環境にしたかったら、庭にアホほど木を植えるしかないってこと。裏を返せば現代の一般住宅は暑なるに決まっとるゆうことでもある。剥き出しで太陽光受けて、コンクリートで駐車場塗り固めてたら、そら暑い。
ていうか、地域の予想気温って、「百葉箱」で測った温度やろ?つまり今日明日の浜松の気温も、浜松のどこぞの百葉箱の中が38度ってことやん?
要は百葉箱の外はもっと暑いっちゅうことやん?直射日光ガンガンに当たるアスファルトとコンクリートしかないとこは、38度で済まんゆうことやん??
昨日、近江舞子駅まで歩いた際に、山麓から下へと降りて行くと、セミの声がアブラゼミからクマゼミに切り替わった。たかだか500メートルくらい歩いただけで、そのエリアに棲んでるセミの種類が違う。
浜松駅降り立ったら熱風が顔に吹き付けて来て失神しそうに。遠鉄タクシー乗ったら「冷房マックスですが効いてますか?」って… 効いてないけど効いてませんって言うたところでどうしようもないよな??
帰宅して、居間の温度30度。涼しい!って感じたし…。2階は35度やったけど、それでも外から帰って来ると涼しいと感じた。
つまり百葉箱の38度は実際の生活空間の温度より低いゆうこと!!!それを考えるとほんまに今、外側出ると危ないゆうのがわかる。暑さ寒さへの耐性は多少の個人差はあるとは言え、3日水がないとだいたいの人間が死ぬのと同様に、こうも暑いと大半の人間には危険やろ。
比良山麓。昼はともかく夜は25度まで気温が下がってほんまに涼しいし、緑の恩恵を受けまくって暑過ぎない夏を楽しみたい。
そして… 暑さ対策の一環として、ビルや住居の在り方って、見直されてしかるべきなんじゃないんかな?コンクリートとアスファルトの利便性だけを追求する時代が終わればいいのにと思う。
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