【S&P500】新NISAで投資💹を始めたい人にささぐ、超効率投資法【オルカン】
1.結論、効率厨はS&P500全力で買って気絶しとけ
まずは結論から書きます
効率で考えるなら、生活費を残してあとは何も考えずにS&P500を全力で買って気絶しておけばOK
なにも考えなくていいです、いえむしろ考えてはいけません
信じるものは救われる
とにかく無心でS&P500に1800万円ぶち込んであとは気絶しておくのです
むしろ考え出すと逆に足をすくわれますので思考を放棄してただ積み立てるのです
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2.理由
理由を知りたいという方はこの記事を読んでください
さらっと読んだだけですが、これほどに説得力のある記事は見たことがありませんでした
以下の記事は、効率という観点からは全て余談です
ただ効率だけじゃーないんですよね、できれば最後のまとめだけでも読んでください
ちなみに上のリンクにある記事書いてるのはイケハヤではなくイトハヤさんです
3.オルカン(全世界株式)じゃダメなの?
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オルカンでもいいです
ただ、交付目論見書を見ればわかるとおり、オルカンは6割以上がアメリカ株に投資されています
オルカンならリスクヘッジできると考えて選ぶ方が多いようですが大したヘッジにはなってないです
オールカントリーというイメージ通りにまさしく全世界の株式に広くうすく投資しているようなら実はこんなすごい運用成績にはなりません、もっと低くなります
アメリカ中心であるため、近年のアメリカ株の好調が反映されてるだけです
オルカン=アメリカ株になんかついてるくらいに思っておくのが正解です
私はなんかついてほしくないし、つけるなら自分で判断したいのでS&P500にしてますがそんな大差ないです
これからアメリカの時代が終わる可能性が高いと真剣に思っていて、リスクヘッジしたいのなら、オルカンではなく新興国株式インデックスやインド株投信でも買っといたらいかがでしょうか(あんまりおすすめはしないです、国としての経済成長=株価高騰ではありません)
4.新NISAで高配当株はダメなの?
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私も高配当株は好きですが、新NISAの性質を考えた時、高配当株はあんま効率良くないです
なぜか?
答えは簡単、再投資する際の効率です
たとえば新NISAで年間配当50万円を得たとします
通常(特定口座)であれば2割の10万円が税金に持っていかれるので、手元には40万円しかのこらないところ、新NISAなら全額残ります
あらま、お得
と言いたいところですが、新NISAは1800万円という上限枠があります
配当で得た50万円を再投資につかう際に、新NISAの枠を超えなければほくほくで満額使えるのですが、超えるとあとは普通に税金持ってかれます
簡単に言うと、高配当株の場合には投資額1800万円という天井が設定されて、再投資でそれを超えることは不可能なのです
これに対して、分配金なしの投信(すごく重要)の場合には、1800万円という枠を事実上超えることができるのです。
どういうことかというと、新NISAの枠はあくまでも購入時の価格で決められます
5年かけて1800万円の新NISAの枠を埋めたとします
高配当株の場合には、前述のとおり、配当金で株式を再度買おうとすると税金がかかります
これに対して、分配金なしの投信の場合にはどうでしょうか?
分配金なしの投信は配当もないから別に変らないんじゃないのと思ったりします?
そんなことはありません
投信もちゃんと現実の株式を買っていますし、配当が出る株も買ってます
配当が出ない株だけ買ってるから分配金なしというわけではありません
分配金なしの投信の場合には、配当がでたらそれを加入者に分配するのではなく、配当でさらに株式を買う、雪だるま式(スノーボール)⛄でどんどん株式を増やしているのです
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簡単にいうと分配金なしの投信は複利で増やしているのです
高配当株であれば、1800万円の枠を超えて複利で増やそうとすると配当に税金がかかるので、上の例でいえば1800万円到達後に複利で増やそうにも配当50万円中40万円しか再投資できませんし、再投資で購入した株の売却益にも20%の税金がかかります
これに対して分配金なしの投信の場合には、配当金が自動的に再投資されるのですが、この自動での再投資分は売却益にも配当にも日本の税金はかからないので、どんどんスノーボールできるというわけです(なお、分配金なしの投信と分配金あるも自動で再投資を選択している投信とは似ているようでまるっきり違うので注意)
上の例でいえば、50万円中50万円が再投資されるし、再投資分の売却益にも課税されないのでお得なんです
だからこそ新NISAで効率重視するなら分配金なしの投信一択なんです
まぁ、実は新NISAの投信でも、アメリカの税金とられてたりするんです(上の例でいうと、50万円からアメリカの税金ひかれて45万円しか再投資されてない)が、本来はアメリカの税金ひかれてさらに日本の税金もひかれてというところを、新NISAだと日本の税金部分をカットできるのでやはりスノーボール性能がダンチです
5.新NISAで投信が向いてない人その1~気絶できない人~
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と、ここまで新NISAは分配金なしの投信一択、あとはゴミみたいな話をしました
でもね、実はこの話ってちゃんと20年30年気絶できる人向けの話なんですよね
個人的な意見としては、いまのアメリカ株の高さと円安は明らかに異常です
オルカンもS&P500も、日経平均もTOPIXもこれらの円安と株高に支えられた数字に過ぎません
円高にふれればすぐに目減りするでしょう
また、世界大恐慌、ブラックマンデー、リーマンショック、コロナショックなど株価が暴落するイベントは今後も必ず起きます
そしておそらく、震源地はこれまでのようにアメリカです
私もiDeCoでS&P500やってますが、来年あたりには評価額半分になってるだろうなーと思いながらやってます
問題はこのような経済危機が起こった時や、株安・円高になったときでも、売らずに気絶しておけるかどうかです
いまの投信の価格をチェックするのが趣味で我が世の春のような状態という人は気を付けてください
それ、下がります(予言)
下がっても売らないでください、売らないでガッツリホールドできる人だけが救われます
6.新NISAで投信が向いてない人その2~これからお金が必要な人~
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新NISAの投信はあくまでもスノーボールが目的です
寝かせれば寝かせるほど利益が出ます
このため、新NISAで買ったS&P500は今後最低20年は動かさないでください
ワインを熟成させるように、1800万円分の仕込みが終わったら触れないでそのままにしておいてください
言うなればこういうことです
今のあなたの預金から1800万円引いてください
残ったお金とお給料だけで老後を迎えるまで生活してください
老後を迎えたころにはこの1800万円が何倍かになってかえってくるのであなたは裕福で左うちわの生活になっているでしょう
でも、これができる人ってどれだけいます?
いまから投資を始めようとする人は、これから結婚・出産・育児などでとにかくお金がかかるという人が多いでしょう
そんなとき、ちゃんと新NISAのお金に手を付けずに寝かせておけますか?
とくに、S&P500やオルカンのような外国株式指数に対する投資は、景気動向はもちろん為替にも大きく左右されます
経済危機が起れば大きく目減りしていることになるでしょう
運悪く経済危機が起こっているときにお金が必要になって、投信のお金に手を付けたらとんでもない損失となるおそれがあります
新NISAでお金持ちになりたい、それも外国投信でお金持ちになりたいという人は、まずは最低10年は新NISAのお金に手をつけることは絶対にいたしませんと誓ってください
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この誓いがちゃんとできて、破らない人だけが外国投信に向いてます
はっきり言いますが、必要になったら投信解約すればいいじゃんマインドの人は新NISAでの投信は向いてません
もちろん、お金が必要な場面で解約するのはやむを得ないです
サラ金などで年利15%~18%の借金するくらいなら迷いなく投信解約してください
しかし、気軽に解約マインドはいけません
それは新NISA投信のメリットを著しく損なっています
時期が悪いと大損ぶっこきますし、なによりこのようなマインドでは投信の解約価額が気になって仕方ないはずです
HUNTER×HUNTERの誓約と制約みたいなもんです
どんな状況になっても決して解約しないという誓約によってより強くなりますが、破るとかなり痛いペナルティをくらいます
それが投信です
ちなみに、この誓約と制約を強制されるお得なものがあったりします、それがiDeCoです
iDeCoをやってないけど新NISAで外国投信やりたいという人は、まずはiDeCoに全力したあとのほうが良いです
7.まとめ
以上をまとめるとこうなります
・新NISAの最高率投資方法は、S&P500に全力投資(5年で1800万円一気にうめる)
・オルカンでもいいです、あんま変わらないので。重要なポイントは分配金なしの投信にすること
・分配金なしの投信なら非課税でスノーボールできる、高配当株は購入価格1800万円までが限界なので、再投資で事実上1800万円の壁を超えられる投信のほうが効率が良い
・この最高率投資方法はあくまでも数十年解約せずに放置できる人にとっての最高率、これからお金が必要だという人や経済危機で売っちゃう人には向いてない
・簡単に言うと、数十年後にお金持ちになれるけど、老後まで1800万円を失うのがS&P500やオルカン全力投資
・数十年間お金を引き出さない覚悟がない人までオルカン、オルカン言ってるように見えるけどどこのユーチューバーが広めてんの? ちゃんとリスク認識しないとダメだよ
・新NISAで投信やる前にiDeCoでS&P500買ったほうが良いよ、そっちは老後まで強制ホールドだから意思が弱い人でも大丈夫だし、所得控除されるから税金も安くなるし(非課税ではないので、受領時に退職所得扱いでうんぬんという面倒な話もあるけどたいていのケースでは所得控除メリットのほうがお得です)