#6.ママの抱っこは 愛そのもの
子どもがまだ乳幼児だった頃、それはもう腕がパンパンになるくらい、毎日毎日抱っこしてました。
乳児の頃は、寝る時も抱き枕をし、泣いて起きては抱き、授乳で抱き、あやすのに抱っこする。腕がひと回り大きくなるくらい筋肉がついて、どんどん大きくなる子どもの体重の変化も感じられるくらい、毎日毎日抱っこの日々。
少し大きくなってからも、子どもが嬉しくて飛びついてきては抱き、不安で側に来ては抱き、眠くなっては抱き、恥ずかしくて抱き、泣いては抱き、転んでは抱き…
そんな日々も、気がつけばあっという間に過ぎていて、大きくなってしまったら、はっきりと記憶には残っていないかもしれない抱っこ。
でもね、この抱っこ、すごいんですよね。子どもの全部の感情を、つらくても悲しくても痛くても眠くても、しばらく泣けてたとしても、そのどんな感情も包んでくれる抱っこ。
言葉じゃ伝えられないかもしれない抱っこのぬくもり。ほかに何もいらないくらいに、子どもの全身からぬくもりと安心感が伝わる抱っこ。
受け止めてくれてるってことが、全身で感じられるって、子どもにとってはすごいことなんですよね。
「どんな私も、いていいんだな」
「こんなに泣いても、大丈夫なんだな」
「ひとりぼっちじゃないんだな」
って感じられる。言葉にはしないけど、そんなことを全身を通していっぱいいっぱい感じて、潜在意識の中に残っていくんですよね。
そして、そんな時間が
「世の中はつらい後でも、幸せが待ってるんだな」
「困ってしまったら助けてもらえるんだな」
「僕は愛されてるんだな」
っていう実体験をしながら、愛を感じながら、大丈夫って安心しながら育っていくんですよね。
ママって子どもが泣いてると、なんとかしなくちゃって思うものかもしれないけれど、そのママの抱っこがね、もう何はなくても愛そのもの・安心そのものなんです♪
何もできないと思ってるママさん、泣かせちゃってごめんねと思ってるママさん、大丈夫ですよ。子どもたちはきっと、その腕に抱っこされて、全身で愛を感じたいだけ。自信持ってね!