歯科の仕事について思うこと
『痛み』という苦しみを通して繋がるというご縁は、何とも微妙なものの、仕事を通して数年ぶりに知り合いが愛媛に来てくれて、お会いできるというのは、嬉しい。
痛みがあってこそと考えたら、患者さん的にはほんと、かなり複雑だと思うけれど、何だか歯の痛みを通して出会わせていただけることに感謝してしまう。(変かもだけど、いいのかって感じだけれど、仕事はやりがいもあるし、語弊があるかもしれませんが、楽しいし、また関わらせていただけるご縁を、ありがたいことと思う。)
眠れない痛みは、ご本人に確認すれば、やっぱりここ最近のストレスによるものみたいだった。かみあわせは良くなくて、ドンピシャで何も出来ないどうしたものかって思っても、落ち着いてその場にいて向き合って調べていくと、ここだよーって身体はちゃんと教えてくれるのが不思議で、私に会いにーなんてことではなくて、環境を変えにだとか、愛媛に久々に家族に会いにだとか(それが大切なこと)そんな事がきっかけで、今回歯が痛くなったのかもしれないと思った。今日の月食にというタイミングのご縁も、また久々でありながら特別で嬉しい。
誰かが言っていたけれど、人生の転換期に歯が痛くなるって、それは本当にあることと思う。歯って、不思議。かみ合わせって、不思議。歯と体が関係しているって思うと私は、歯医者として時々加害者みたいなきもちになることも正直本当にあるのだけれど(なかなか意味が通じないかもだけど)歯が痛くなること、辛い症状全部、ひっくるめて、ひとつの転換期として、いいようになる一時だったら、いいなぁ。
とにかく歳近い子、5年ぶりにお会いできて嬉しかった。夜も眠れない痛みだったけど、見た感じ的には、そんな???で、言われたように神経とらなくて済むといいな。神経をとって被せることになったら、バランスも大きく変わるので、よくなると、いいー。治療も必要な時は必要だけれど(今日は緊急を要するため勿論、治療させていただいたけれど)また症状など何もないのが一番で、そのような時にも、今の状態を知っておくのはいいと思うー。何かおかしいなって氣になる点があるときは、どんな状況にてその事が起き得るのかを知ってもらえるだけでも、誰かの役に立つことは、あると思う。
華やかで軽やかで、喜びを分かち合うようなハッピーな仕事に憧れつつも、私の立ち位置は、少しダークな面がいつも隣り合わせな、歯科、ここなんだなぁと思う。