なぜ取れる?どうしてそこが虫歯になる?
どうして?虫歯になるのか?
全部の歯じゃなくて
特待の歯の、特定の部位が
どうして?虫歯になって壊れてくるのか?
考えたことは、ありますか?
なんとなく
ある程度でも
納得いく答えを
誰かから教えてもらったり
導き出せたり
したことは、ありますか?
全部理解できるわけじゃなくても
『かみ合わせ』の視点を
ものさしとして手に入ることができた時
しっくりくる可能性があります。
人は理解不能な時に不安になる
かもしれない
どうして特定の歯が
頻繁にトラブルを起こすのか?
どうして特定の歯に関して
詰めても簡単に
被せ物が外れてくるのか?
その理由を知っていますか?
知っておくと
多分『なるほど』ーと
少しだけ、ほっとすることと思います。
どんな不幸に思えることのなかにも
そこには不確かながら
『身体にとって正義となる理由』があって
だから、それを知っておくと
頭でこうしたいんだと強く望んだことが
絵に描いた餅だと理解出来て
肩の力がふっと
抜けてくることも
もしかしたら、あるかもしれません。
ある程度全体が見えて明確になったとき
その時、何を自分が選ぶのか?
取れやすいのが嫌なら
深く削って被せる方を選ぶ。
或いは
取れやすくても最小限にするのを選ぶ。
痛くてしょうがないなら
神経をとる方を選ぶ。
或いは、
神経が生きる可能性を高めることをして
それにかけてみる。
いろんな意見と
併せて、
いろんな選択が
あっていい
ただ、判断するときに
知っておくことって使えるな
その人その人
心地いいは違うし
正解はない
(ただし、自分と治療をお願いする医療従事者の
見ている先や世界観は一致していたいものです。
その方がアクセルをかけてブレーキを踏んでいるようなことがなくスムーズですね。)
ただ、判断するときに
両方知っておくことは
主体的に選ぶ上での
大切な基準になる
多くは『せ、い、か、い、は、
つ、う、じょ、う、は、これしかない』と
選択肢が狭まって窮屈になっているというのが
一般常識?かも?しれなくて
役に立つか?立たないか?
好きか?嫌いか?は
別として
マイナーな生きた選択も
あるということを知っておく
こうだ!と思う以外の別の選択の
余地余白もある
可能性を知っておくと
私たちの自由度は、格段に増します。
私達には本来、いつも、
主体的に、歯科に関しても
選ぶ自由があります。
なぜ取れる?
それを知っておくことを
おすすめしたい
どうしてそこが虫歯になる?
それをなんとなくでも
理解しておくことを
おすすめしたい。
知っておくことは
ホッとする材料のひとつになる
かもしれません。
さて、色々見えてきたところで
私はどうするか???
私はどうしたいのか???
その視点にもう一度立ち返って
再度、改めて、どうしたいか
1人1人本当は自由意志として選ぶことが、
出来るのではないかなぁと思います。
***
ある日の治療は1年半ぶり
詰め物が外れているものの進行はしていない
負担のかかる部位は
じわりじわりと虫歯になっているものの
ひどくない
ただ、外れた差し歯を再合着して
すり減った虫歯の部位と
詰め物が外れた部位を再度詰めるのみです。
自分でじわりじわりと歯がすり減って
自分で上手に自己調整をしてきているから
噛み合わせの調整も不要と判断しました。
私が今回1人で小さく感動して、
ぐっときたのは
この方への信頼と敬意を感じた点です。
『自分で整えることができており、
ある意味自然なとてもいいバランスだ』と感じました。
“虫歯になったことすら
自分を整える過程と肥やしになるなぁ”と
自然の偉大さをミクロな口腔内
という限定的な世界でも感じる日々です。
私たちの身体って本当はかなり
凄いんです。