【神】安彦良和先生が 僕が描いたTシャツを着ている件‼️
ちょっと待って
ちょっと待ってくれ!
昨晩、演出家で俳優の佐野バビ市氏からLINEが来た。
添付されていたのは以下のリンク↓
※権利的に画像は引用元の記載をご覧ください
安彦良和御大が着ているTシャツ。
これは私が描いたTシャツなのだ!
…なんという事だ……。
イラストの元絵がこちら
こちらは、2023年に上演された、劇団東京ミルクホール第27回本公演「黒蜥蜴」の時に書き下ろしたイラストなのだ。
劇場で販売されたノベルティで、一般のお店で売っているものではない。
安彦先生の描いたTシャツを、私が着る
→分かる
私が描いたTシャツを、安彦先生が着る
→奇跡!
しかもイベントに登壇した時に着てくださっている。アムロやシャーをデザインした伝説アニメーターが…。
安彦良和(神)とは
安彦良和先生といえば、ガンダムのキャラクターデザインと総作画監督だ。
アニメーターや古参のアニメファンだったら、誰もがその名を知る大御所。
画集発売し、個展やトークショーも開催する。
私から図解にするとこう。
おお、神よ。
勝手にコラボ気分
…と。テンション爆上げで書いておりますが、全く縁が無いわけではないのです。
それは2024年の12月の事でした。
佐野バビ市さんから電話がありました。
「今回、安彦良和先生原作の虹色のトロツキーを舞台でやる事になりまして。ついてはチラシのオモテ面を急ぎ作ってもらいたい」と。
何度もTシャツのイラスト描かせてもらっている、佐野さんの頼みであれば断ることはありません。
一も二もなく引き受けました。
佐野さんは続けます。
「安彦先生のイラストを借りられましたので、そこにタイトル文字入れて欲しいのです。」
⁉️
わたくしめが、安彦良和の絵に文字を入れる⁉️
いくらなんでも恐れ多いだろ!
更に「入稿まで1週間なのですが、なんとかなりますか?」
やるしかない。
これはやるしかないでしょう!
私は「その代わり対面で作業しましょう!」と答えて電話を切りました。
勢い大事
北風吹く大井町に我々は集まると、挨拶もそこそこに作業を始めました。
Macで作業をしている画面をiPadにミラーリングして、佐野さんにリアルタイムで演出してもらいます。
舞台の脚本を書いたり演出している佐野さんは、ズバッと決めてくれます。
ガーーーっと作業する事2時間。
チラシの叩き台は、なんとその場で完成しました。
勢いって大切ですね。
恐れ多さを感じる間もなく、仕上げるのがコツのようです。おかげで入稿1週間というギリギリスケジュールが気にならなかったです。
本物に会いに行く
チラシさえ仕上がればこっちのもんです。
彼らが舞台稽古に汗を流している間、私はサウナで汗を流すなどして3月の公演を待てば良いのです。
気楽なもんです。
さて、チラシに「安彦良和先生、ごめんなさい。」とあるのは何故でしょうか?
東京ミルクホールという劇団をご存知であれば、お分かりかもしれません。
彼らは全力でふざけております。ふざけ切っていると言いても過言ではないでしょう。
虹色のトロツキーは、きっと原作と違ったものになると容易に想像が付きます。それに対する詫びを先に入れてあるのです。
凄いなと思うのは、安彦良和先生本人がゲストに来る回があるのです。
原作者を目の前でやるのが凄い。
それだけ東京ミルクホールが信頼されている、面白いものを作り続けているってのもあるでしょうし、安彦先生の懐の深さもあるでしょう。
佐野さんがチケットを用意してくださるというので、遠慮無く安彦良和回にしました!(笑)
黒蜥蜴のTシャツ着ていこうかしら。
こりゃ楽しみです。
公演情報はこちら↓
記事:まるのすけ