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狛犬は猫である
松も明けまして、お屠蘇気分も遠ざかる今日この頃。
初詣は行きましたでしょうか?
私は散歩がてら近所の神社に参拝しました。
先日、「狛犬は犬では無く、獅子。どちらかといえば猫」という記事を読みました。
ほうほう、これは初耳。
私は仕事で、幻獣や龍もデザインしているにも関わらず、案外身近な狛犬について何も知らない事に気付きました。
「読んでると、時間が溶ける🫠」でお馴染みのWikipediaを参照。
狛犬は、獅子に似た日本の獣で、想像上の生き物。
そういや獅子舞に似ている。「獅子舞」のWikipediaに飛びたい衝動を抑えつつ、続きを読む。
神社や寺院の入り口の両脇、あるいは本殿の正面左右一対にある
参拝者と正対して置かれることが多い
飛鳥時代に日本に伝わった
当時は異差がなかったが、平安時代に外見が変わった
その時代では片方が獅子、片方が狛犬と呼ばれた
現在では両者を合わせて狛犬と呼ぶ
起源はペルシャ、インドのライオンであるという説がある
古代オリエント諸国では神や王位の守護神としてライオンを用いた
例:スフィンクス
……!
え?スフィンクスだったの?!狛犬さん?
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確かに言われてみれば、役割からしても、位置から考えても、形や置き場所もスフィンクスっぽい。
近所の神社キッカケに、藪から棒に古代エジプトに想いを馳せる事になった。
文化って面白い。
孤立した文明が点在しているのでは無くて、歴史の中で緩やかに出逢い。混ざり合って変化して、そしてそれぞれがまた違う道を歩む。
確かに狛犬は獅子だったようだ。
狛犬は獅子である。
獅子は猫である。
故に、狛犬は猫である。
Q.E.D.
記事:まるのすけ