人生は一瞬ですが、どう生きたいですか?
トマトスープを作っていた時のこと。
ドバドバッ!
・・・やらかした。スープに大量の塩を入れてしまった!
ビンの補充口から思いっきり叩いてしまった。
この前、塩の塊をなくしておいたのに。
大量の塩が一瞬のうちにスープに溶け込む。
スープは、何もなかったようにグツグツと音を立てている。
私の焦りなんて全く気にかけてなかった。
その姿が妙に印象的だった。
後から考えると、その塩は自分の一生を表しているように思えた。
地球に自分が生まれてから灰になる時間。
今日死ぬにしろ、60年後に死ぬにしろ、
地球から見たら、私の人生なんてあれぐらいちっぽけなのだ。
宇宙から見たら、見えもしないだろう。
思ったよりも人生は、一瞬みたいだ。
自分は、今までどんな人生を送ってきただろうか?
小学校低学年ぐらいまでは、全力で生きてた気がする。
でも、歳を重ねるにつれ、変わってしまった。
過去の失敗やトラウマを嘆き、
・自分はなぜ生まれたのかどうしてあんな家庭環境だったのか
・どうして、あの時いじめられなければならなかったのか
・なぜ仕事ができないのか
未来に恐怖を感じる、
・自分のことを理解してくれる人には出会えないだろう
・人が怖くなった今は何をするにしても無理だ
・自分は、一生幸せになることができない
こんな人生を送るようになってしまったんだ。
書き出してみると、いかにもったいない過ごし方をしていたのか。
一瞬の人生が過去と未来の妄想で終わってしまいそうだ。
地球は、私に無関心だ。取るに足らないヒトだ。
今のまま人生を終えようが何しようが、地球自体は変わらない。
私は、ちっぽけですぐに消えてしまう存在。
だからこそ、過去も未来も捨てて今を生きよう。
もちろん、突然習慣を変えるのは難しい。
でも、自分の考え方や行動を変える練習をしていきたい。
流れ星のように美しく輝く一瞬の人生のために。