いつの間にか絵描きになっていた

今、福岡で絵を描いて生活している。
そのきっかけは紛れもなくnoteである。

もともとの生まれは長野で、そこで平凡に進学して就職して四半世紀を過ごした。
一念発起で会社員を辞めて、地元も出て、
各地を転々とする記録のために始めたのが、このnoteだった。

ここ3年ほどは絵ばかり更新しているけれど、
元々は家族や知り合いへの手紙のような場所になればと思っていた。

noteで絵の更新を始めたのは
コロナ禍で時間の余裕ができたというのもあるし、
続けたさきにあるものをみてみたくなった。
初めのうちはみてくれている人もほとんどいなかったけれど、
みんなのフォトギャラリーに登録すると
記事に絵を使ってもらったおかげで誰かにみつけてもらうことが多くなった。


それから、実生活ではそれまで持っていなかった車を手に入れて一気に行動範囲が広がった。
行くことのなかった場所で会えていなかった人たちと繋がることができた。

結果的にそのときの出会いのおかげで
色々な機会を与えてもらって
去年は初めて絵の個展を開くことができた。
その後もありがたいことに絵の仕事はほそぼそと続いて
今年は4年ほどお世話になった熊本から久留米に拠点を移した。
久留米への引っ越しは、地元を出てからふらふらしていたのがやっと地に足がついたような気がした。

絵の仕事だけで食べていけるようになったわけではないけれど、
死ぬわけでもない。
生きたいように生きられている。今のところは。
そう思えたのが、今年の引っ越しだった。
生き方を変えてみようと思ったわたしへの一つの節目の年であると思う。

絵の仕事のこと、どうやって暮らしているかなど、おもしろいから書いたほうがいいよといわれながら、日々の生活に流されてしまっているが、改めて細かく書き留めておきたいとは思っている。

まずはここまで。