まいにちてがき絵日記 | No.1685 | 少し思い出した
印象的な出来事について繰り返し考えることがよくある。小学生の頃か、大人にマッチくらいつけられるようになれと仏壇の前で練習させられた。わたしは指のすぐ先に火があるってことがこわくて無理っていたけど、大人二人がかりで叱られて泣きながら火をつけた。指の先の火より目の前の大人がこわかった。別にトラウマってわけでもないのだが、なぜあのときあんな必死にマッチを擦ることを強制させられたのか。大人になったらわかるかと思ったけど、まだわからない。そして、当の本人たちもとっくにそんなことは忘れているのだろう。
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