東へ向かって北上する 21 | 上田市 尾澤木彫美術館 6 あんころう 2025年2月1日 16:50 このところ台所の発見についての発表ばかりしていたけど、旅の記録もしないとどんどん忘れてしまう。さて、上田市では一番楽しみにしていた場所が尾澤木彫美術館だった。去年こっぱ人形に興味を持って調べていると彫刻家のコレクションが収蔵されていることを知った。 信濃国分寺駅近くの住宅街にある。こんな洒落た建物があったなんて知らなかった。大人一人500円。 中の造りもとても贅沢で素敵だった。彫刻家の尾澤さんの作品と収集したものが飾られている。作品だけじゃなくて建築も見応えがある。 写真下手。この丸い窓がいい 光が差し込んでいた 建物は3階建て。1階は畳のお部屋ととっても広々な応接間のようなお部屋がある。1階はおもに尾澤親子の作品の展示である。 絶妙なポジション 2階に上がると収集品のコレクションがガラスケースにたっぷり展示されている。これは村の長っぽいおじいさんのこっぱ人形。こういうおじいさん、今は見かけなくなったけど、当時はいらっしゃったんでしょうね。このよくわからないけど説得力を感じるところがこっぱ人形の魅力である。 水車を回すおなご。快活さがいい。 表情、着物の柄、傑作。 異国シリーズもよかった。 長崎の土産物かなと思うけど、もしかすると満州とか? 現代だったら温泉というとわざと田舎っぽくつくりそうなところだけど、タイルでこの角張り方がハイカラな温泉地別府を表現しているのだろうかと想像できる。後ろのほがらかな女性の顔もいい。 踊る人たち 運ぶ女たち 西郷どん。鹿児島ってやっぱり昔から一台観光地だったんだなあと思える。 日本のこっぱ人形以外のコレクションもかなり充実していた。ソ連時代の熊のおもちゃ。 海外のおもちゃもかなり好きである。 哀愁漂うおじさまはドイツのもの。だったかな? インド、ヘビ使い サンタクロースのようなおじいさんと、謎の白いものをのせた皿をもっているおばあさん。ひとつひとつ、とりあげたらきりがない。 3階の空間は屋根裏のようでときめいた。差し込んでくる光がよかった。 収集品は国ごと分かれているようで混じっていたりする。まんまるにわとり発見。一通り見終わってから1階の売店に寄った。 窓際にはまだ膨大な資料が置かれているが、乱雑という感じでもなく、教授の研究室に遊びに来た感じがした。大満足だった。今度は暖かい時期に訪れてみたい。季節によっても印象が変わりそうな場所である。 夜は千曲市の国道沿いのファミレスで知人と会った。 THEレストランという感じがいい。ご飯もおいしい。 よい夜だった。 いいなと思ったら応援しよう! みつけてくださってありがとうございます チップで応援する #2024 #上田 #ちくご文庫 #東へ向かって北上する 6