80年代 想い出のミュージック Part1 <1984年 洋楽チャリティ・ソング Do They Know It's Christmas?>
これは、私が洋楽を好きになったきっかけのお話です。
小学校高学年の頃、近所のお姉さんと遊んでいて、聴かせてもらった音楽は、イギリスやアイルランドのロック・ポップス界のスーパースターが集まって結成されたチャリティー・プロジェクトのバンド・エイド (Band Aid)の「Do They Know It's Christmas?」という曲でした。
登場するアーティストたちは、みんな個性的で髪型やファッションも歌声も様々だった。音楽もハーモニーにも、あっという間に引き込まれたのです。
あまり周囲で流行っている邦楽は今ひとつ聴く気持ちになれず、クラシックやピアノ曲を好んで聴いていた。この曲は、そんな私を洋楽好きにしてくれたきっかけの曲でした。
その頃の私の家は、兄の病気で問題は抱えていたけれど、父も母も仕事を頑張っていたと思います。共働きで、生活するお金に困ることもなく、少しの趣味に費やすお金もありました。(哀しいかな人生で、一番楽しかった時の記憶かもしれない……)
生まれるところが違えば、クリママスを祝うこともなく、食べることすら困る人たちがいるのだと、初めて知りました。
このレコードの売り上げで、誰かの足しに少しでもなればいいなと思いましたし、何より言葉がわからなくても、国境を超えて、これだけ音楽で人を動かすことが出来ることが凄いと思ったものです。
洋楽アーティストのチャリティ活動は、この曲を皮切りに活発になっていったと印象に残っています。(もし間違えてたらごめんなさい)
私は、この曲の出会いがきっかけで、出演していたアーティストたちの音楽にハマっていくのでした。(ポール・ヤングやカルチャー・クラブにスティングなど)
チャリティ・ソングのことを書こうと思ったのには、理由があったりしますが、それは追々に……。