【ポーカー】WPT台湾の記録
こんにちは。ima(いま)と言います。最近海外へ行ってきたので同じく忘備録として記録を残してみようと思います。ちなみに最近マカオでキャッシュを打ったのですがその時の記録はこちら。
今回はお盆休みを使ってWPT Prime Taiwanに参戦してきました。ポーカーを初めてから1年と3カ月ほど、自身としてはこれで7度目の海外遠征となります。
ちなみに結果から書くと5つのサイドイベントに出ていずれもITMできずタコ負けする結果となりました。台湾遠征をする前は「念願の初トロフィーは海外で!」と意気込んでいたのですがそう簡単にはいかないですね。ライブポーカーを続けて1年とちょっと、トロフィーを獲ることができるのはいつの日になることやら。
個人的な記録ではありますが、台湾へこれからポーカーをしに行かれる方の何か参考になれば幸いです。
会場について
WPT Prime Taiwanの会場は海外遠征をよくされる方にとってはお馴染みの台北随一、いえアジア随一の広さを持つと言っても過言ではないポーカールーム「CTP Taipei」です。地下にあってカフェが併設されており、利用しませんでしたが会場に居ながらモバイルオーダーもできそうでした。
ちなみにいつの日かCTPについて聞かれた時「100卓はあるんじゃないですか?」と適当に答えてしまいましたが100卓は置いていそうなぐらい広いです。私が訪れたのはメインイベントが始まる前の前半でしたがそれでも多い時で7割は埋まっていました。
今回そんなCTPで開催された「WPT Taiwan Championship」は2024年8月6日~19日までのおよそ2週間にかけて行われ、メインイベントのバイインは35,000TWD(約16万円)、サテライトを除くサイドイベントのバイイン額は下は2000TWD(約9,000円)から上は250,000TWD(約115万円!)とピンキリです。ちなみに台湾名物「時限式トーナメント」もあったようですが開催されているところは一度も見かけませんでした。
私が出たのは以下5つのサイドイベントです。
【出場トーナメント】
#3 Mini Deepstack Turbo 20sec buy-in 3,000TWD
#10 Mystery Bounty D1B buy-in 16,500TWD(※スポンサード)
#15 Mini Superstack Classic Freezeout D1 buy-in 6,000TWD
#17 Deepstack buy-in 10,00TWD
#20 Turbo 20sec buy-in 6,000TWD
合計=41,500TWD
回収= 0TWD(はあ)
うち1つはスポンサードを受けていたので実質フリーロールとなり、総額13万円程度の出費となりました。海外遠征の出費としてはおそらくかなり安い方なのではないかと思われます…とはいえ全敗はやっぱり厳しいですね。
宿泊先、食事事情、その他あれこれ
宿泊先は会場から徒歩10分程度離れた「Slow Town Hotel-Reel」という1泊9,000円程度のホテルにしました。良い言い方をすれば質素なホテルで、旅慣れている方なら十分快適に過ごせるのではないかと思います。
※海外は初めて、あまり旅慣れていない、という方はもう少しお金を出して別のホテルに泊まった方が良いかもしれません
「10分も歩きたくない!」という方は以下のホテルをおススメします。CTPから実に徒歩1分圏内、1ハンド目で飛んでしまってもすぐにシャワーを浴びてふて寝できる素敵なホテルです。
台北市内を歩いていると本当によくコンビニを見かけます。セブンイレブン、もしくは「全家(ファミマ)」があちこちにあり、会場のCTP近くにも少し歩きますが3つほどあります。
私の宿泊先は隣に吉野家、少し歩けばモスバーガーがあり、会場に向かう途中ではスシローまであって「ここはもしかして日本なのか?」と錯覚するほどでした。もちろん日本のチェーンだけでなく地元のご飯屋さんやドリンクスタンドも豊富にあるため食べるところにはまず困らないでしょう。
おススメしたいところはいくつかありますが、今回の遠征でもCTP近くにあるラーメン屋さんに行きました。良いプレイができなかった時があっても美味しいラーメン(つけ麺)は心のオアシスになってくれます。麺は偉大なり。
ゲームの結果、プレイヤーのレベルなど
冒頭にも書きましたが結果については5戦全敗、無残なものでした。
最初に出た3,000TWDのトーナメントではプリフロップオールインで自分のAKsがA5sに負けるといった不運があったり、6,000TWDのトーナメントではせっかくリバーでスモールフラッシュを完成させたのにUTGの43oというハンドに同時にフルハウスを作られるといったアクシデント(?)もありましたが、一方で無茶なブラフや本来取るべきじゃないプレイラインを取ったりと自分のスキル不足を痛感しました。
書くのも恥ずかしいですが例えば以下の1ハンドがまさにそうです。
Hero BB JJ(有効スタック 50bb程度)
UTGの2.5bbオープンをCCしてヘッズアップ
Flop T98r
x/b(2.5bb程度)/r(9bb程度)/r(20bb程度)/r(オールイン)/c
UTG QJo
今こうして書いても突っ込みどころ満載ですが、フロップこちらのレイズに対して相手からリレイズが返ってきた時点で諦めるべきでした。
自分がJを押さえているため相手のブラフコンボの大半を消してしまっているという認識に至れず、「Tヒットをオーバープレイしていないか?ドローをブラフに変えているという線は? 仮にセットやツーペアが出てきてもアウツがあるのでは?」という稚拙な判断の下、相手のTワンペアやドローに向けてオールインをしたところナッツが出てきてあっけなくバーストしました。
こんなプレイをした自分が他のプレイヤーレベルについて何かを語るのもおこがましいのですが比較的安いトーナメントだとリンパ―が大量発生していたり、SRPはもちろん3BPでも4wayや5wayが当然のように起こったり、フロップのCB率が異様に高い一方でコールされたらすぐに諦めたり、リバーでのベットでブラフがほぼ無かったり(逆に25%以下の不自然に安いベットサイズにはそこそこブラフが含まれている気がします)とかなり分かりやすかったです。適切なハンドでしっかりレイズしていけば問題なくチップを増やしていけるのではないかと思います。
と、こんなことを書いていますが自分は結局チップ御殿を1回も建てることができず終わってしまいました。
遠征最後のハンドはまさかの72s。残り3bbも無いジリ貧な状況から最後はBBからディフェンス+トリプルアップを夢見て散りました。良いハンドを待つだけで終わってしまったトーナメントもあり、「もっと自分から仕掛けていくことができなかったのか」と悔やんでいます。
終わりに(あるいは「の」について)
台湾で「日式」という文字を見かけたら「日本風(の)」という意味だそうですが、最近台湾の至る所で「の」を見かける機会が増えました。異国の街を歩いている中突然「の」と邂逅する瞬間は何とも言えないものがあります。
台湾の方に理由を尋ねてみたところ、曰く「の」は日本風なもの、高品質なものであることをアピールする文字として使われているとのことでした。他にも沢山のひらがながある中でどうして「の」が選ばれたのかは気になるところです。形が可愛いからでしょうか。
台湾は食べ物が美味しく、人々は親切で本当に過ごしやすいところで遠征に来る度にまるで懐かしい故郷に訪れたかのような気持ちになります。
ポーカーで結果を残すことができなかったのは残念ですが、また2か月後に今度はAPTに参戦するため再び訪台する予定です。ここでも結果が出せないとバンクロール的にはなかなか厳しいことになるのですが…今から考えても仕方ないですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。読者諸氏におかれましては72sでラストハンドを迎えるなんてことが起きないよう願っています。次の遠征を楽しみにしながら毎日労働に励もうと思います。
まだ現地で戦っているプレイヤーの皆さん、グッドラックです。