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帰ってきた!昭和シンセオタクが選ぶ無料ビンテージシンセ・エミュ(その7)

世界三大アナログモノシンセ「Oberheim SEM」

「MiniMoog」そして「ARP Odyssey」両者サウンドや機能が異なり70年代のコンパクトシンセの人気を二分していましたが、それらのシンセにない機能を追加させる目的で登場したのが「Oberheim SEM(Synthesizer Expander Module)」です。鍵盤がない音源型シンセで、その「SEM」に鍵盤をつけたものが後にポリフォニックシンセの先駆けとなる「4Voice(FVS-1)」へ発展するのですが、その大きな特徴として「SVF(ステート・バリアブル・フィルター)」であり「Moog」「ARP」に採用されたローパスフィルターに加えバンドパス、ハイパスによる音色調整が可能となり、硬質で個性的なサウンドを創る事でき「ヤン・ハマー」「ジョー・ザヴィヌル」をはじめ様々なアーティストに愛されました。

「SEM」の無料シンセ「Cherry Audio SEMS」

お手頃価格で多くのビンテージシンセの再現ソフトで定評ある「チェリーオーディオ」が無料配布している「SEM」再現シンセ「Synthesizer Expander Module Synthesizer」製品版である「SEM 8Voice」再現ソフト「Eight Voice Synthesizer」に搭載したエフェクターやシーケンサーなどの機能を簡素化したモノフォニック版という半ば製品のお試しとして提供していると感じます。しかし、モノフォニックのためリードやシンセベースと用途が限られるのですが、先に述べた個性的な機能はしっかり再現されまさに「SEM」なのです!

見た目そのまんま「SEM」はそそられます。製品版のモノフォニック版とはいえ使える出音です。
鋭い波形でフィルターの効きも深くおそらく実機再現度は低いと思われますが使えるソフトです。

「Cherry Audio SEMS」ダウンロードはこちら!


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