昭和シンセオタクが選ぶ無料ビンテージシンセ・エミュ(その1)
名機「DX7」を忠実に再現した「DEXED」
80年代のシンセポップのみならず国内外のヒット曲に欠かす事ができなかったシンセ「YAMAHA DX7」その歴史的な名機を忠実に再現したクローンソフト「DEXED」驚く事に「DX7」実機で作ったサウンドデータをMIDI経由で送受信できるスグレもの。当時は未知の「FM音源」方式のシンセともあり、自力で作りこむというよりは「ROMカートリッジ」に収められたサウンドライブラリーを活用する事が多く数々の名曲が誕生しています。当時25万円前後とプロアマ問わず愛用されてましたね。
「DEXED」で気に入っている点
私が20代の頃「DX7」実機を使っていたので特に愛着もあり、当時使用していたサウンドライブラリーがそのまんま使用できる点はほんと素晴らしいです。面白い事に実機同様に「デジタルノイズ」が発生するのですが、パラメーター設定で変更すれば消す事ができますが、これも持ち味でもありますので臨機応変に。今日日のシンセソフトに比べかなりチープで物足らないサウンドですが、コーラスやリバーブで広がりを付加したり「アナログ系シンセ」などキャラクターが異なるシンセソフトと重ねると非常に良いです。
「DEXED」の試奏
※ドラム(YAMAHA RX11サンプル)以外は全てDEXEDのみでの演奏。