27年ぶりのDTMをしてみて(その6)
直感操作でリズムパートが構築できる「MPC Beats」
「AKAI MPC」はいうまでもなくヒップホップ系アーティストに愛されているサンプラードラムマシンでありますが、シンセポップ(エレポップ)をはじめリズム帯を重視し、反復フレーズを主体とするジャンルにはもってこいのアイテムであります。予め用意したドラムマシンの名機やCDから拝借したフレーズの「WAV」ファイルを画面にあるパッド部分にドラッグするだけで直ぐに好みのドラムマシンが完成します。MIDIキーボードやパッドを繋げなくても、即席でPCキーボードで指ドラムできるのは素晴らしいです。
「MPC」はDAWでなく「サンプラードラムマシン」
仕様は楽器トラック8つ、オーディオトラック2つの合計10トラックと他のDAWと比べ非常に制限あるように一見おもえますが、1プログラム16パッド×8バンク(合計128音)のワンショットステレオサンプルが8トラック(合計1024音)なので足らない事はなく、1パッド最大4つのサンプルをミックス、フィルターやエンブローブ加工でき、最大4つのエフェクト設置できます。更にプログラム全体、サブトラック、共通エフェクトセンドトラックに返して加工できるので、私が目指すサウンドメイクには十分な仕様。これならわざわざCakewalkと連携させなくても単体で打ち込み制作できそうです。
今日のひとこと
ヒップホップ系に愛されている「MPC」しかし、元々は数々の80年代ポップスを支えたドラムマシンの名機「Linn」から発展したものであるので、他の打ち込み主体のジャンルにもあい、私の27年前の制作スタイルを変えずに制作でき、正に求めていた仕様だったのです。(*´ω`*)