無料モジュラーシンセソフトで昭和シンセポップサウンドに挑戦!(#4 最終回)
昭和シンセポップラバー iM〔アイム〕(昭和生まれ♂)です。
今回、高性能、無料モジュラーシンセソフト「Cardinal(カーディナル)」を使い、初心者でも簡単に操作する方法を模索しつつ、昭和シンセポップサウンド制作に挑戦したいと思います。
今回で最終回。
前回使用したモジュールを使い、より演奏表現できる機能を紹介したいと思います。
なお「Cardinal」の概要、基本操作、ダウンロード方法などは初回の記事をご覧ください。
「Jupiter」ユニゾンモードサウンドを再現
前回は「Interzone」とあわせ2オシレーターの構成にしましたが「WT VCO」を3基複製し、それぞれ少しづつピッチをずらし分厚いサウンドにしたいと思います。
なお「Interzone」のMixer「Ext」は1つしかありませんので、追加モジュールをキーワード「MIX」で絞り込み検索設置し、音色を1つにまとめ結線します。
これで「Jupiter」シリーズにあったユニゾンモードサウンドが再現できます。
音色の強弱を表現する「ベロシティ」制御
モジュール「Interzone」には音量やフィルターをベロシティ制御できる機能があります。
設定は簡単で「HOST MIDI」の「Velocity」のOUTを「Interzone」の「VCA」~「Level」に結線します。上部のツマミを左に回すと「強弱の感度」が強められます。
同じく「Filter」~「Freq」にも「Velocity」のOUTを多重結線すれば「音色」変化も加える事ができます。
まとめ
モジュール「Interzone」を主軸にすれば、モジュラーシンセ初心者の方でも、比較的簡単に、好みの仕様のシンセを組み上げる事ができると思います。
オシレーターだけの追加でなく「Interzone」を2つにすれば、名機「YAMAHA CS-80」のような「デュアル」構成のシンセにできたりとか、可能性は無限大に広がりますので、色々と試してみる事をお勧めします。
昭和シンセポップラバーの「アイム」でした!
解説動画
※説明聞き取りにくい場合は「字幕」表示しご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?