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🔴『嘘ツイのドッペルゲンガー』|愛夢ラノベP|2000字のホラー【短編小説】

 これは私が初めてクラスの担任になった時の話だ。高校1年生の空くんが失踪した。
 彼の行方を調べるため、同級生から話を聞いた。
 瞳を閉じれば、瞼の裏に、あの夏の日が鮮明に蘇る。悲しいほど騒がしい蝉の声も、痛いほど肌を刺す太陽光も、そして、死んだように青ざめた少年の顔も忘れる事なんてできない。

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