1.1
青空で日が照っていて温かくて雪のない、こんな穏やかな正月三が日は北陸では極めて稀なこと。
文化的で健康的な営みができると年末から期待していたのに、そんな生活はおろか命をも奪われた人々がいる。
重苦しい空気感に体が自然と内側へ籠ってしまう。
午後になってもう天気が崩れてきた。
やはり僕は北陸を好きになれない。
例え天災で骨を埋めることになっても構わない、そう思える土地に住むまでは何があっても前に進み続けたい。
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甚大な被害を受けた方々が一刻も早くそれぞれの日常を取り戻すことを、心から祈っています。