ふと気づいた価値観の変化
僕は医学生であり、ここ最近は試験勉強に追われている。
そんな中で時々、「医師にならなくてもいいかな」と思う。理由は色々あって、簡単には書き記すことができない。
そして今日、ふと思い浮かんだことがあった。
それは、自分の中で"かっこいい"の基準が変化したということ。
中学高校浪人時代の僕にとって、医師は専門性を有する職の代表的存在だった。当時はそれがかっこよく感じていた。だから医学部に入った。
しかし僕の場合、このまま医学部を続けて定められた道を歩むと、自分の思い描く未来を実現させられそうもない。
そんな現実に対して真剣に向き合い、様々なことを知ろうと模索するうちに"かっこいい"に対する価値観が変わった。
今、僕が"かっこいい"と思うのは、新しい分野への挑戦を続けて社会的に価値のある人間になること。別の言い方をすると、マルチなスキルを獲得して自己の存在を拡張できる人。つまり、創造的かつ唯一な存在になろうとすること。
時代の流れで、医師が社会的地位の高い職としてみなされる時代は終わりに近いと思う。
僕はどうすればよいのか、、、
こんなことを考えると目の前の試験勉強が馬鹿馬鹿しくなってくる。
そしてこんなことを考えているから、うっかりスーパーを通り過ぎて帰宅してしまうのである。