コロナの宿泊療養記

はじめに

目的・背景

現在コロナの宿泊療養中。
2022年8月現在、第7波で感染者が増えているということもあり、今後の感染に備えて、症状・家庭内隔離方法・実際に私が宿泊療養をして持ってきてよかったものなどをまとめておこうと思う。

あくまで専門家ではない素人の意見と見解なので、参考にする際はその点を留意しておいていただきたい。また、ここで挙げた対策等を行なう場合については自己責任で、責任は負いかねます。
目次で飛べるようにしているので、時間がなければそちらから追てもらえればと思う。

療養期間中、日々更新していく予定。

用意しておいてよかったもの

発症時

・家族人数分の体温計
・のど飴
・3日分の食料(私の場合はお粥と好物のワッフルを食べていれば足りていた)
・オロナミンC
・炭酸系の清涼飲料水(喉に違和感があったため、刺激のある飲み物がありがたかった)
・クーラーボックス(共用部に出ないでも冷たい飲み物が手に入る)

自宅療養・家庭内隔離時

・アルコールスプレー(感染者用1、トイレ1、リビング1、その他予備があれば家族1本ずつ)
・不織布マスクのストック
・感染者が料理しなくても良い環境

宿泊療養時

・洗濯石鹸(部屋での洗濯になります、350mlのペットボトルに液体洗剤を入れて持参)
・本
・野菜(私はレタス2玉)とドレッシング
(野菜ジュースはもらえるが野菜が不足するのと、家に置いておくと宿泊療養中に傷みそうだったのでレタスを持参。保冷バッグに入れたままホテルの冷蔵庫に入れていた。)
・コーヒードリップのセット一式(コーヒーが好きなので毎朝ドリップ)
・生理用品(女性)

以下は持って来ればよかったもの
・小さめのピンチハンガー(洗濯した後に干せるところがあったらよかった)
・個包装の甘いお菓子
お弁当はしょっぱいものが多いので、たまに甘いものがあるといいのかな。
・メモ紙
さっとメモできるものを持ってきておけばよかったと思う。
・タオル
部屋に備え付けのタオル類は一切ないため、バスタオルとフェイスタオル2枚ずつくらい持ってくるのがおすすめ。私はバスタオル一枚のみだったため、洗濯のタイミングに悩まされました。


症状

7月29日 発症1日目

症状:喉の痛み、発熱(38.0℃)

朝から喉の痛みあり。36.9℃。
出社すると同じオフィスで働いている人12人ほどの中で4人が欠席、1人が検体感を訴えて早退。昼休みに外に出るも感覚が普段と違う感じ。
帰宅後熱を測ると37.4℃(20:00)。再計測で38.0℃(22:00)。
家庭内隔離開始。
発熱相談センター(03-6258-5780)に連絡。土曜日に発熱外来で診察を行っている病院を3院紹介してもらう。

7月30日 発症2日目、自宅療養1日目

症状:喉の痛み(2、3日目が一番痛かった)、発熱(38.0℃)、鼻声

会社を休み、病院の予約。朝からかけるも繋がらず。1時間ほどしてようやく電話が繋がり検査の予約が完了。
電話が繋がらない(通話中)のこともあったが、繋がっても着信音がずっと流れているだけのことも。おそらく対応する人が足りていない。
検査の予約の時間になって病院に向かうが、体調が万全ではない中日光に当たっているとぼーっとしてきた。抗原検査を受け、即陽性。その場で薬を処方してもらう。

ちなみにPCR検査だと結果が出るまで、院内で検査を行う場合でも2時間ほど、院外に検査依頼する場合で翌日になる。その点、検出感度が低いがウイルス量があれば抗原検査で即日結果が分かる。
私の場合は、抗原検査を受け、結果次第では、PCRの流れだった。

陽性判明後、システムへの登録まで30分ほど。宿泊療養の希望はそれ以降に指定の番号へ連絡するようにとのこと。連絡すると療養施設が混み合っているため、3日ほどかかる可能性があるとのこと。

この日の夜の喉の痛みが一番強かった。倦怠感も強く、日中もほとんど寝ていたし、食欲もあまりなかった。

7月31日 発症3日目、自宅療養2日目

症状:喉の痛み、咳、くしゃみ、鼻声

解熱剤の効果もあり、朝37.2℃でこの日の最高体温を記録し、それ以降平熱に戻る。喉の痛みは残っているが、体調はかなり良くなる。咳とくしゃみが出始める。食欲はあまりないが、意識的に食べるようにする。

連絡があり、翌日より宿泊療養開始とのこと。

8月1日 発症4日目、自宅療養最終日 ホテル療養1日目

症状:咳、くしゃみ、鼻声

朝10時頃、宿泊療養の迎えに来てもらう。普段タクシーとして使われている車やワンボックスカーの後部座席をビニールシートで完全に区切り、送迎をしている。同じ施設に向かう人をもう1人乗せている。
10時半過ぎ、療養先の新宿ワシントンホテル新館に到着。入口で名前の書かれた封筒を受け取り部屋へ向かう。中には書類、ボールペン、パルスオキシメーターが入っていた。
部屋に到着20分後くらいして事務室より連絡があり、体調記録(LAVINA)を行うこと、宿泊療養の注意事項などを聞く。体調記録後、看護師さんより連絡があり服薬指示を受ける。

8月2日 発症5日目、ホテル療養2日目

ここからはあまり目立った変化はないので症状の記録を中心に。
症状:咳、鼻声、鼻詰まり、下痢(水分の摂り過ぎ?)

8月3日 発症6日目、ホテル療養3日目

症状:鼻声、鼻詰まり(軽快してきている)、嗅覚異常(通常の3割くらい)


家庭内隔離について

父と2人で暮らしている。67歳のステージ4のがん患者で重症化リスクがあったため、家庭内感染に関してはものすごく気を遣った。我が家で行なった家庭内感染対策をこちらで紹介していこうと思う。

発症前

・食事を一緒にとらない
・感染者が調理していない
・対面での会話をしていない

発症後

・生活空間の分離
基本的に自室で過ごす。共用部に出る時はタイミングをずらす。感染者が自室に戻ってから10分間は共用部に出ない。
感染者の共用部の使用は最低限。

・室内の常時換気
感染者の部屋から共用部・家族の部屋への空気の流出を遮断。家の中の全ての換気扇を入れ、感染者の部屋以外の全ての窓を少しずつ開ける。これで感染者の部屋だけ空気が留まり、それ以外の部屋には外の空気が常時入るように。
感染者の部屋のドアの隙間を塞ぐ。

・感染者の使ったタオルの洗濯
発症前に使っていたタオルは全て洗濯。洗っても隔離解除まで使わない。

・こまめな手洗い、腕洗い
部屋から出る前に手と腕のアルコール消毒。出てすぐ手洗い。再度アルコール消毒。

・アルコール消毒
ドアノブ、電気のスイッチ、水道のレバー、リビングテーブル、トイレの便座、洗って乾かしたカトラリー、テーブル、カップなどは、感染者のものも家族のものも全て。

・会話なし、やりとりはLINE
窓越しでの会話でも感染者の部屋からの空気を吸い込む可能性があるので、やりとりはすべてメッセージ。

宿泊療養について

現代を生きる人には今までに体験したことないくらい長い、何もしない時間が続く。特に療養中盤からはかなり回復するので何か1人でできることを用意するのがおすすめ。

療養中意識していたこと

・筋トレ
体力が著しく低下すると聞いていたため、YouTubeで筋トレの動画を見て筋トレをしていた。

・食事の受け取り時間
他の施設の状況を知らないので一概に言えないが、私の宿泊した新宿ワシントンホテルでは陽性者の使えるエレベーターは2台。食事の受け取り時間に全フロアの人が殺到するため、かなり混雑していた。低層棟はエレベーターが停まっても乗れないことも。
1時間の受け取り時間の中で空いている時間は受け取り開始15〜30分経過したあたりの一番エレベーターが空いていたように思う。

まとめ

とにかく外出できないのでかなり暇を持て余した。
とはいえ現代人が普段生活している上でこんなに長く自分の時間をとることはまずないので、いい機会だったと感じている。これから宿泊療養をする人、感染した時に備える人の参考になれば幸いです。

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