見出し画像

スタンで5色デッキ、ほぼ伝説の人間のみ。なのにイベント3-0連発!?今スタンやるならこれに乗れ!!「もりねスペシャル」大解剖

割引あり

※本記事は全文無料となっています


こんにちは。謙治です。
今回は個人的にストアチャンピオンシップでの使用も選択したチームメイト開発デッキ「もりねスペシャル」について筆をとります。

デッキの作りとしては《統べるもの、ジョダー》を軸にした5色伝説人間デッキです。

唯一無二の性能

ジョダーって去年の夏?くらいに流行ったデッキじゃなかった?とスタンやってたら思う人もいるでしょう。
まぁ騙されたと思って見てってください。
ジョダーが出てくる以前は1ヶ月もせずデッキを乗り換えていたチームメイトのもりねさんが、ジョダーが出たあと飽きることなくずーーーっと乗り続け、去年の年末くらいから今まで3-0を連発し続けてきた実績あるデッキなのです。
ストアチャンピオンシップも終わり、本人に許可をもらったので記事を書くことにしました。
ちなみにもりねさんは、Googleアプリのページトップにも載ったパワー0ヴィンテージデッキ「C4」の開発者です。乞うご期待


■デッキリストとこだわり解説

もりねスペシャル 5/13 ストアチャンピオンシップ版

メインボード
1:《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite》
3:《忠実な護衛、ハジャール/Hajar, Loyal Bodyguard》
3:《不屈の将軍、ジリーナ/Jirina, Dauntless General》
3:《生ける治療、メリーラ/Melira, the Living Cure》
2:《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
1:《ドーンハルトの主導者、カティルダ/Katilda, Dawnhart Prime》
4:《ケラン・ザ・キッド/Kellan, the Kid》
3:《浄化の刃、シャナ/Shanna, Purifying Blade》
1:《忠実な馬、フォーチュン/Fortune, Loyal Steed》
2:《雑集家、ラグレーラ/Lagrella, the Magpie》
3:《復活したアーテイ/Ertai Resurrected》
2:《結ばれた者、ハラナとアレイナ/Halana and Alena, Partners》
1:《祝福の泉、シガルダ/Sigarda, Font of Blessings》
1:《採掘場の師、トカシア/Tocasia, Dig Site Mentor》
1:《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》
4:《統べるもの、ジョダー/Jodah, the Unifier》

1:《渦巻く霧の行進/March of Swirling Mist》

4:《英雄の公有地/Plaza of Heroes》
4:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4:《閑静な中庭/Secluded Courtyard》
2:《植物の聖域/Botanical Sanctum》
2:《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
2:《死天狗茸の林間地/Deathcap Glade》
2:《さびれた浜/Deserted Beach》
1:《砕かれた聖域/Shattered Sanctum》
1:《難破船の湿地/Shipwreck Marsh》
1:《嵐削りの海岸/Stormcarved Coast》
1:《平地/Plains》

サイドボード
2:《敬虔な新米、デニック/Dennick, Pious Apprentice》/《敬虔な心霊、デニック/Dennick, Pious Apparition》
1:《不屈の将軍、ジリーナ/Jirina, Dauntless General》
1:《生ける治療、メリーラ/Melira, the Living Cure》
2:《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
1:《雑集家、ラグレーラ/Lagrella, the Magpie》
1:《第三の道のロラン/Loran of the Third Path》
1:《浄化の刃、シャナ/Shanna, Purifying Blade》
1:《復活したアーテイ/Ertai Resurrected》
1:《祝福の泉、シガルダ/Sigarda, Font of Blessings》
1:《沈黙の蜘蛛、琴瀬/Kotose, the Silent Spider》
2:《毒を選べ/Pick Your Poison》
1:《ヴラスカの加入/Vraska Joins Up》

○こだわりポイント(ビルダーのオタク語り)

・鬼のマナベース構築
5色土地(であり無色土地)が12枚採用される関係上、人間以外のスペル用の色マナ…白、緑、青、黒のマナを残り12枚の土地の中で最低1枚は引けるように構築しなくてはならない。あと出来れば基本土地も1枚欲しい(土地破壊土地への耐性作りのため)
そんなんできるわけないやろと普通に思ったけど、頑張ったらできました。過去一マナベースに気を遣いました。
白、緑、青マナのカウントが6枚、黒マナカウント4枚を確保しつつ、基本土地を入れることに成功しています。

・シェオルドレッド1枚

すこ

ただ強だから入れてる枠ではないので抜いてもいいですが、入れるとミッドレンジに鬼強になります。
このデッキでシェオル出す理由は《シャナ》が居るからで、ドローステップのドローで2点回復▶︎《シャナ》能力誘発で終了時2枚までドローでき、更にライフが回復します。
《魂の洞窟》《閑静な中庭》で、どうしてもシェオル出したい時にクリーチャータイプファイレクシアン指定します。
実は《アーテイ》と《スクレルヴ》もファイレクシアンなので土地でファイレクシアン指定は無い話じゃないですが、基本的にジョダーいつ引いてもいいように5色人間マナを確保した上で、ファイレクシアン指定するようにしたいですね。
このデッキではプレイ難度を上げるだけのカードなので、正直なくても全然おっけー

・スクレルヴ1枚

ガジガジしててかわいいね

強い1マナの伝説クリーチャーには《すりのチビボネ》も居ます。1マナ伝説は実は他にも居ますが、一通り全部(もちろんチビボネも)試した結果、除去に対応したり押し込みする力がある《離反ダニ、スクレルヴ》がベストという結論に至りました。
《チビボネ》の微妙な点は「唱えるのを可能にする」というだけで墓地に触らない(追放とかしてくれない)ところです。
また、スタンの何が飛んでくるか分からない不安定な環境の中では相手墓地に欲しいものが落ちる保証がないため、着実に能力を活用できる《スクレルヴ》の優先順位の方が高くなりました。

・フォーチュン1枚

期待の新人

この枠は初め《百戦錬磨、アニー・フラッシュ》でした。
しかし何回かイベントにこのデッキを持ち込んだ際に《アニー》は重すぎると感じていたのと、元々強い全除去に対するやり過ぎ対処カードだなと思っていました。あと毎回サイドアウトしてました。

こいつも悪くはないが…

全除去してくるコントロールに対してこのデッキが欲しいのは
・中盤の攻め手になりえるクリーチャー
・中継役として有能なクリーチャー
でした。
《フォーチュン》の素晴らしいところは、そのどちらも満たすところでした。
タフ4で3点火力に負けず、ほぼ確実に相手に2点ダメージを通しに行く性能と
出た次のターンに誰か乗せて(騎乗)占術しつつダメージ与えてブロックもできる器用さ
にあります。
ブリンク能力で《アーテイ》を使い回せば相手の場を無茶苦茶にすることもできるし、何故かこいつのブリンク能力はダメージ通さなくても発動するので延々ブリンクして占術出来ます。
なんでこのカード50円なの???

■デッキの使い方

○序盤

《メリーラ》《ハジャール》《ジリーナ》を出して後続を守れる体制を作る。
《サリア》は先手クソ強なので、先手2ターン目なら↑のクリーチャーより先に出してもいいです

○中盤

3ターン目
・《ケラン》出してライフをキープ(▶︎4ターン目に《シャナ》と土地1枚出して1ドローをねらうのも選択肢)
・《フォーチュン》で占術しトップ操作

4ターン目
《アーテイ》を構える。
それがない時は
・前述の《ケラン》《シャナ》コンボをする
・《シガルダ》を出して守りを固めつつトップ確認
・《トカシア》を出して相手をつつきながら諜報
・《フォーチュン》に誰か騎乗して占術し土地や《ジョダー》を探す。

○終盤

《ジョダー》出して殴れ殴れ殴れ!!!!!
続唱続唱続唱!!!!!!!

《ケラン》が居る時は、手札の重いカードから唱えると色々一気に場に出る可能性があります。

★ポイント
・必ずジョダーを守れる状態(2マナ守るマンが誰かいる状況)でジョダーを出すこと
・バレバレでもアーテイを構えて相手のアクションを見ること。構えていれば相手は何も出来ない。またこの時相手が動かなければ、アーテイは唱えなくてよい(次のターンジョダー出して、6ターン目にアーテイ構えとかでも強い)
・全除去には引くほど強いが《太陽降下》には無力なのでちゃんとケアすること(サリアを出して遅らせる、アーテイ構えるなど)
《渦巻く霧の行進》は相手フィニッシャーの全力パンチを一時しのぎする為にも使えるし、《太陽降下》をスカすのにも使えます。めっっっちゃ強いので1枚必ず採用してください。

いぶし銀

■デッキの強み

○とにかく使いやすい

最近流行ってる、伝説ばっかのいわゆるレジェンズデッキ(スライムロームとかエスパーレジェンズとか)は、能力が難しかったり動きにクセがあって使いづらいですよね!?
でも、このもりねスペシャルはまじでやることがシンプルです。
並べる、ジョダー出す、殴る。オレタチ、ニンゲン、ツヨイ。
そこにサポートクリーチャーがたくさんついてくる感じです。ガチガチに構築しないなら《魂の洞窟》なしでも全く問題なく組めるし、パーツはほぼ全部50円とか100円のカードで組めるので、初心者にもおすすめです。下手したら全部30円ストレージとかにあるかも。。
シェオルドレッドは高いけど、このデッキなら別になくても強いので要らないです(作者のもりねさんは入れてない)

○全員打ち消されない

《統べるもの、ジョダー》を使う兼ね合い上、ビッグアクションを打ち消されるとしんどいのが弱点だったこのデッキ。しかしイクサランで《魂の洞窟》が再録されたことにより問題は解決しました。
元々クリーチャータイプ人間で固めまくった構築のため、《魂の洞窟》はこのデッキでは無料の5色土地として機能します。全員打ち消されず飛んでくるからコントロールデッキの打ち消しカードがいきなり全部無駄になります。

○除去に強すぎる構成

《スクレルヴ》(隣に呪禁付与)と《メリーラ》(隣に復活能力付与)で単体除去に強く、
《ハジャール》(全伝説が破壊不能)と《ジリーナ》(全人間が呪禁破壊不能)で全除去に強い、クリーチャーデッキです。
クリーチャーでクリーチャーを守るな!!!
こんなんほとんど違法行為でしょ

○オマケ能力で墓地対策

《ジリーナ》は出た時に1人の墓地を全部追放するし、《デニック》は墓地を対象に取らせません。
明確な墓地対策である《琴瀬》は、ひとたび《フォーチュン》の能力で反復横跳びし始めたら最後、相手のフィニッシュ手段をデッキから全て吹き飛ばします。
とんでもねぇ…

○オマケ能力で毒耐性

《メリーラ》のクリーチャー守る能力は(このデッキ以外で)割とインクのシミだと思いますが、毒を食らわない能力は有名で毒殺デッキは泡吹いて死にます。
高火力で突破しようにも《ジョダー》という高すぎる壁が立ちはだかり行く手を遮ります。
毒性デッキには悪夢のようなデッキだと思います。

○やたら多い絆魂

赤単使いのチームメイトよしかが「もりねさんデッキと当たりたくない…負けるもん…」と毎回ぼやくくらいには赤単にも強い構成。
特に今どんどん値下がり中の《ケラン・ザキッド》は対赤単最強クリーチャーで、なぜか飛行絆魂3/3と、鳥絶対○すマンなスペックをしてます。

真面目に新弾最強カードこれなんじゃないか説ある

《ケラン》に加えて《シャナ》《デニック》も絆魂を持っており、《シェオルドレッド》+《シャナ》のドロー回復コンボなどもあることでライフ回復量はとんでもない事に。
《ジョダー》が出たら相手は泣いちゃうかもしれません。キレられても文句は言えません。先に赤単の人に謝っておこうかな。。ごめんなさい

■おわりに

なぜ今ジョダーは使われてないのか、よく分からないくらい強いカードです。
またそれを活かせる構築が、この1年で便利パーツを次々獲得してきた結果、今ここにあります。
ジョダーデッキはサンダージャンクションで完成を見たと言ってもいいでしょう。

このデッキのいいところは、来期以降のスタンでもデッキパーツのほとんどが使えるという点にもあります。
記事を読んで興味を持ったあなたもぜひジョダー教へ。もりねスペシャルを組んでみてください

では

当記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.


⬇️面白かったぞ!という人はポチって下さい。次回作のデッキパーツになります⬇️

ここから先は

12字

サポートが次の記事のモチベーションになっています。いつもありがとうございます。