
電撃旅行~青森編~2/4「青森という県」
旅行記第2回、自分のための振り返りでもありますが、青森県に行って感じたことを書いていこうと思います。
前提として私は神奈川のまあまあ都会育ち、今は北関東の田舎住み、青森というか東北地方にちゃんと旅行するのは初という感じです。なので私が常識というか当たり前だと思っていることと比較して、青森県がどのように見えたのかを記していこうと思います。
生活リズムが健康的
弘前駅が青森県の中で何番目に大きな駅なのかは分かりませんが、駅ビルの雰囲気からしてそこまで小規模ではないと思います。しかし、20時には人通りが途絶えます。大学があって県内人口3位の地域にある中心駅にしては夜が早いのです。町の整備が不十分で街灯が少ないというわけではなくむしろきれいな町並みなのですが、それだけに明るい夜の街にあそこまで人がいなくなるのは少し不気味でした。その代わり、朝は早いと思います。土日なのに7時代から人が歩いていますし、病院も平日8時から開いています。これはもしかしたら第一次産業従事者率が高いことの特徴なのかもしれません。
人が少ない
上で触れた第一次産業ですが、これを少し詳しく述べようと思います。いわずと知れたりんご生産量日本一の青森県、特に弘前市は非常に多くのりんごを作っています。現地に行けばそれも納得、駅周辺を離れるとどこもかしこもりんご園です。今年は梅雨が後ろにずれ込んだ影響か赤くなるのが遅いようでしたが、実ったりんごで枝がしなっている様子はとても素敵でした。
このりんごというのが街づくりの基本となっていると思います。例えば四国地方も青森県と同じように平地が少ない中で農業をしています。しかし、みかんは傾斜を生かして生産されているので居住地として使う平地を圧迫することは少ないでしょう。そのため、田んぼと居住地がきれいに入り混じったいわゆる「田舎的」な風景が作り出されています。
一方、りんごは平地にそれなりの大きさの木を植えなければなりません。地中に根が張って住宅がガタガタにならないためにもある程度の土地を確保する必要があると思います。そのため限られた平地の中で居住地とりんご園が分けられており、人口に制約がかかりやすいのかと。
市街地は全く田舎感がないのですが、少し路地を入っていくと急に「超田舎的」風景になります。非常に住みやすそうで私は良いと感じたのですが、程よい田舎暮らしを目指す人がIターン先として選択するかといえば難しいかもしれません。(寒い冬に関しては度外視していますが)
ようやくここまで来て「人が少ない」と繋がるのですが、
・駅前、市街地を見た感想
・街づくりの様子(人口流入に関する考察)
・公共交通機関の雰囲気
から上のような感想を抱いたわけです。
弘前駅の時刻表、通学で一本乗り遅れたら THE END ですね。
青森県の女性はみんな美人
誇張無しです。きれいな人がいてその方がすごく美人とかではなく、街行く方みんな美人さんなのです。どういうからくりなのでしょうか。残念ながら秋田県に旅行したことがないので一般に美人が多いといわれている県と比較することができないのですが、どこに行っても驚きました。青森出身の方はもっとこの事を誇って欲しい…
車のスピードが速いけど、マナーは良い
狭い道でもまあまあ速いです。しかし、北関東に比べて法を遵守する意識は高いと思います。止まらないかなと思った車が結構強くブレーキングして一時停止したり、横断歩道で譲ってくれたりします。(雪道であんな運転して大丈夫なのかしら?)
また雪国なのでチェーンやら塩カルやらで道路がぼこぼこかと思いましたが、そうでもありません。車線が消えていて見辛い場所も少なかったですし、道路整備がかなり行き届いていたと思います。
あと四駆が多いのはワクワクしました。特にジムニーを良く見かけた気がします。雪国ナンバーの車が醸し出すオーラは良いですよね。
職人気質??
人懐っこい県民性とは言えないと思います。接客してもらう雰囲気からも、近畿地方や四国地方とはまた違うものを感じました。が、こちらから色々聞いてみたり話しかけてみたりすれば笑顔で対応してくれます。来るもの拒まず去るもの追わず、といった職人のような感じなのでしょうか。
特にこの部分については私の感じ方もあるとは思うので断言はできませんが、同じサービス業でも同じ国内でこんなに雰囲気が変わるものなんだと驚くほどでした。
まとめ
こんな感じでしょうか。今回は主観的なものばかりで何ともいえない記事になってしまいました。次回からは旅の主眼だった聖地巡礼についてです。
一昨日まで青森にいたとは信じられません。帰ってきてからのこの非日常感もまた旅行の醍醐味ですよね。