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バーチャル・マッチング その6.99

まとめ

「バーチャル・マッチング その*」と題して文章をつらつらと書いてきたわけだが、ここまで来て読み返してみると酷いものである。文章の拙さは言うに及ばず、そもそも書き始めた時の結末とは全く違うところに着こうとしている。ろくでもないものだ。

さて、完全に失敗したこととして「その*」の割り当てが挙げられる。序論を「その1」としてしまったため、ひなちゃんをモチーフにした文章が順当にいけば「その7」になってしまった。しかし、私はどうしても7という数字は使いたくなかったのだ。よって、思い返せば序論を「その0」として書き始めるべきであった。

何故「その7」を使いたくなかったのか?その理由はアザミ氏に関係する。今回の企画はバーチャル・マッチング EPとして発表された。しかしながら、EPには6曲が収録されており、そのボリューム感としてはアルバムとして発表しても良い気もした。
では、EPとアルバムの違いは何か?明確な定義はないが、一般に6曲以下なおかつ全体として短めであるものがEP、7曲以上がアルバムらしい。このルールに従えば、確かに今回はEPに該当するだろう。
さらに、アザミ氏は元々自身の活動を3部作として想定したらしい。そして、これまでに「エモーション・シンドローム」、「メディカル・ロックンロール」を発表してきた。つまり、次のアルバムが集大成に位置付けられていたわけだ。このコンセプトを邪魔しないように、「バーチャル・マッチング」がEPとして発表されたことは想像に難くない。そんな中、私が軽々しく「その7」なんて使うべきではないのだ。

というわけで、このまとめに関しても「その6.99」と題することにした。ギリギリ7となっていないのは、私が3rdアルバムの発売を一日千秋の思いで楽しみにしていることを反映しているからである。もっとも、こんなのはアザミ氏のファンであれば皆同じであろう。わざわざ書くまでもないことを書いてしまった。

付録

付録として、一つだけ補足というか文句を言おうと思う。アザミ氏は自身の活動を3rdアルバムの発表をもって終わりにしようと考えていたことを公にしている。本人曰く「人気が出なければ3部作までで終わりにしようと考えていた(意訳)」とのことだが、想定が甘すぎると批判せざるを得ない。
ヒトの歌声があまり好きではない私をして唯一無二の魅力を放つと認めるアザミ氏の歌声が、たかがアルバム3枚で世に見捨てられる訳がないのだ。さらに言えば、廃信でカラカラと笑うアザミ氏の声を聴けば、その魅力はさらに増していくのである。
(誤字ではないということを強調したい、という利己的な理由で恐縮だが、「廃信」というのは誤字ではないことをここに追記しておく。)

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