Queentetに想うこと
この前、Queentetチャンネルで「Queentet Summer LIVE 2019 〜WANTED!girl or lady? at 大阪オリックス劇場」が公開されましたが、見てくれましたか〜?(誰)
見てない方はこちらを是非↓
ところで、今回は「Queentetに想うこと」なのですが、このライブ映像を見ていたら”あの夏”の思い出が溢れ出てきて止まらないので、noteにでもまとめておこうかな、と思います。
1.ライブの中身
4人で試行錯誤しながら進めてきたツアーの中日にあたるこのオリックス劇場。最後の挨拶でアカリン(吉田朱里)が言っていたように、NMBのシングルは一切入れない攻めたセトリでした。
「48グループには探せば探すほどいい曲があるので、昔のAKBさんが大事にされてた曲をもう一度自分たちが育てていって、NMBもQueentetも48グループも外に発信していけたらなと思います」
楽曲オタクな私からして、アカリンのこの言葉は100億回頷きたいくらいのお言葉。実際、25曲中18曲がAKB48の楽曲でした。
冒頭と終盤の盛り上がる選曲、そしてステージだけではなく一階席の通路に出向いて4人という少ない人数ながらに会場全体を盛り上げようという工夫はもちろん素晴らしかったのですが、全て語っていると相当長くなるので、私が特に言いたい中盤の流れについて少しお話します。
まず、4人のソロ曲からペア曲のコーナー。
M8. Teacher Teacher / 吉田朱里
M9. タイムマシンなんていらない / 渋谷凪咲
M10. 背中から抱きしめて / 村瀬紗英
M11. お手上げララバイ / 太田夢莉
M12. 君と僕の関係 / 吉田朱里・村瀬紗英
M13. 僕たちは今話し合うべきなんだ / 太田夢莉・渋谷凪咲
アカリンはQueentetの中でのお姉さんポジを存分に生かしたクールで大人な雰囲気の「Teacher Teacher」。
目が合ったらハリーポッターのバシリスク並みに動けなくなりそうな射るような視線を向けながら、どこかわがままでクールなお姉さん感をバチバチに決めてて最高でした。(変な例え話だしてすいません)
その次に出てくるのは黄色のワンピースに黄色の照明、それまでとガラッと雰囲気の変わったなぎちゃんの「タイムマシンなんていらない」。私はなぎちゃんの笑顔を見て幸せにならない人はいないと思っているのですが、そんな太陽のような笑顔や幸せがいっぱいに詰まった一曲。
個人的に感動したのは、この曲、元はあっちゃん(前田敦子)のソロ曲なのですが、「タイムマシンなんていらない」の歌詞を「いらな / い」と「な」と「い」の間を少し溜めて歌うあっちゃんの歌い方がそのままで、本人の映像を沢山見て練習したんだろうな....とリスペクトが感じられて素敵でした。
次に出てくるのは真っ白なふわふわした衣装に身を包んださえぴぃ。個人的に「背中から抱きしめて」がAKBの楽曲の中でもめちゃくちゃ好きなのでその時点で最高なのですが、「あっちを向いたポニーテール」という歌詞に合わせたように今回の髪型がポニーテールで、わかってんな.....!となりました。イメージ的にはいつもクールで中身がなかなか見えないようなミステリアスな雰囲気のあるさえぴぃですが、今回は等身大の女の子のような部分が見えた気がしてきゅんとしました。
ソロコーナーの最後は「お手上げララバイ」の夢莉ちゃんです。お手上げララバイといえば元祖たかみなを思い出してしまうのですが、今回は会場の女の子全員落とすんか?レベルのカッコよさで、エッ...ヤバ....(語彙力)しか言えなかったです。そして夢莉ちゃんの芯の通った歌声が好きなので、この曲はそれに丁度合っていてめちゃくちゃ良かったです。
MCを挟んだ後はユニットコーナー。
まずはアカリンとさえぴぃの「君と僕の関係」。ここで私情を挟みますが、私は「よしだとむらせ」のペアが本当に好きで...(以前よしだとむらせというグラビアがあったのでそう呼んでます)
二人ともクールなお姉さん感がありながらも中身はおちゃめで可愛いくて、本人たちが気付いているか分かりませんが、お互いのことを気に入ってる感が好きなので最高です。特に間奏の手のひらを合わせるところ、二人それぞれの”らしさ”が出てて超可愛くないですか.....この曲でこのペアにしようと提案してくれた人、ありがとうございます。
次は夢莉ちゃんとなぎちゃんの「僕たちは今話し合うべきなんだ」。優しさの塊の二人が穏やかに、優しい目線で歌い上げると途端にその柔らかな雰囲気が会場に伝わっていく気がします。そしてCメロ→落ちサビの向かい合って歌うところ、もう二人の仲がそのままに表れている気がして心が温かくなりました。
M14. 蛍
M15. 夏の催眠術
M16. 僕の打ち上げ花火
MCを挟み出てきたのは夏にぴったりな浴衣姿の4人。
夏祭りのようなセットの中で山本彩ちゃんの「蛍」、「夏の催眠術」、「僕の打ち上げ花火」と続くわけですが.....。もう聴いたら分かると思いますが夏が終わっちゃうやつじゃん!!
**
蛍は「時が止まればいいのに 君と過ごした夏がもうすぐ終わる」**
夏の催眠術は「君しか見えない情熱の季節ど真ん中へ」
僕の打ち上げ花火は「打ち上げ花火は悲しいね はかなすぎて美しい光も一瞬の過去」
....というように言ってしまえば”Queentetと過ごした夏が終わる”と、あんなにも楽しくて夢中になっていた存在が夏の終わりとともに一瞬の夢のように過去になってしまう切なさをこの3曲で表していて、夏、終わらないでくれ...!と2020年の5月に思っています。
こんな風にセトリは古参も新規も、根がアケカスでも、Queentet専門の人でも、だれもが楽しめてQueentetと夏の思い出をひとつ共有できるような、本当に素敵なライブだったなあと思います。
2.Queentetの存在意義
ワロタピーポーのC/W曲として「Which one」が収録されてから始まったこのQueentet。アイドル兼美容系YouTuberのアカリンが提案したことから”女子力ユニット”として女子をターゲットにここまで来ました。
存在意義なんて硬いタイトルを付けましたが、これは2つに分けられると思っています。一つ目はNMB48に女子力ユニットが存在するということ。
他の48グループに比べて圧倒的に女性ファン多いNMB48。これはイベントに行くと明らかに他とは違うなぁと感じます。
見かける女の子の多さは勿論、ライブの女性限定エリアの枠の広さ、まるでジャニーズのライブかのようなうちわの多さ。これは女性ファンが付きやすいような企画だったり、アカリンのYouTubeだったり、色々なキッカケがあると思いますが、他の支店とは違う女性ファンの多さという"強み"を押し出しやすくしているのがQueentetだと思っています。
女性ファン向けに入り口になる役目として存在するからこそ、そこからNMBへの還元も出来るし、女性向けの企画をやるとしても、中途半端に幅広い需要に応えるより女の子向けの路線に振り切れるような気がしています。
二つ目は後輩ユニットの道になっているということ。
今NMB48にはダンスの得意なメンバーで結成された「だんさぶる!」と若手の期待メンバーで結成された「LAPIS ARCH」の二つのユニットがあります。
この二つのユニットの凄いところは、どちらもメンバー自身の提案から始まったところ。
"なにかしたい"という気持ちを形にするのには勇気がいるけど、その後押しになったのはQueentetの存在だと思っています。Queentetがいるから自分たちもできる、とか、提案すれば何かが生まれるはず、と行動するのは決して二番煎じではなくて、様々な方向性のユニットがそれぞれ体外にアピールできるめちゃくちゃ素敵な環境だなと思ってます。
3.それでもあの夏には戻れないわけで
4人が忙しいスケジュールの中セトリ、構成、演出、何から何までアイデアを出して作り出したからこそ、あの最高なライブが出来上がったのだと思うし、きっとオタクもそれぞれ現場ごとの思い出だったり、あると思います。
今年の夏何が楽しかった?と言われればQueentetのライブに行ったことと答えられるくらい。
私もこの公開されたライブ映像を見ただけでこの長ったるい文章を書いているくらいなので、4人が口を合わせて"あの夏は本当に楽しかった"と言うように最高の夏だったなと思います。
それでも、あの夏はもうやってこないし、戻ることもできない。
進んでいくだけなのになぜかやけに思い出が美化されていく気がします。
私も、夢莉ちゃんの卒業を全く知らずに予感さえ1ミリもしていなかったあの頃、Queentetがこれからどんどん強く、大きく、自慢のグループになって行くんだと信じて目の前の楽しさばかり追いかけていたような気がします。正直な気持ちは、またあんな風に4人で歌って踊ってるところをどこか求めているのかなと思うし、そんな気持ちをなるべくぼやかして過ごしているような気がします。きっと本人たちもその部分は"分からない"の一言だと思います。
4.これからのQueentet
さて、3でやけに弱弱しいオタクになってしまいましたが、じゃあこれからはどうなっていくの?という話です。
最初はどうなるのか心配されていましたが、最近のNIKEとのコラボ、おうちでQueentet、そして今回のライブ映像解禁などゆっくりと進んでいる気がするのです。
少し話は変わりますが、ある日Instagramのストーリーを見ているとたかみな(高橋みなみ)のストーリーにある質問が投稿されていました。
「ノースリーブスってまだ解散してませんよね泣泣泣」
というファンからの質問に対して
**「解散してません ボーっとしてます」
**
これを見た時、なぜかストンと腑に落ちた感じがして。
いやだって、誰も解散するなんて言ってないし、ましてや活動する定義って何だろう?みたいな。
確かにあの夏みたいにツアーなんてやってたらバリバリ活動している範囲に入ると思うけれど、私は正直Queentetが概念として好きな部分があります。
Queentetである4人が好きで、そんな好きな4人が集まってるQueentetが好きで。
だったらきっとこれからも何かない限りQueentetは解散することはないし、集まろうと思えばおうちでQueentetみたいに集まることもできる。でもいまはボーっとしているだけ。という感じで。そんな感じでいいんじゃないでしょうか。
もしこれから4人がもっと大きくなってそれぞれの道を進んだ時、それでも4人の居場所の一つとしてQueentetがあって欲しいです。(ノースリーブス先輩みたいにね)
最後だけふわっとした感じになりましたが、明確に目標をもって進んでいくのもいいけれど、そんな硬い活動ではなく存在することに意味があるようなQueentetでいてほしいと思っています。
(までもライブやってくれるなら喜んで飛んでいきます。)
ということで、気持ち悪いくらい長く書いて疲れたのでそろそろ終わりにしようと思います。
Queentetは永遠やで!
終わり