辞典
意識的に書くことを始める宣言をしたとはいえそのペースは牛の歩み、かつ模索中。ただ、その宣言もあってか、言葉や表現へのアンテナの感度や興味が増した気がする。例えば、辞典。単なる類語辞典から、色の辞典、イラストから言葉を連想する辞典などなど、気の赴くままに買って気づけば5冊ほどに。そんな個性豊かな辞典のおかけで自分の好きな青は浅藍(うすきあい)と言うのだと知ったり、私の好きな空も言葉によって顔を持つのだと思えたり。学生時代は電子辞書なるものが台頭してきて、私も例に漏れず大変お世話になったわけだけど、紙辞書にも触れていたらと今は思う。小説もしくは雑誌のように気が向いたときに開く、くらいの軽さでもいいから。まぁでもね、言葉を探しに行かなくても、ふらっと立ち寄れば出合えること、そのセレンディピティを楽しめるようになったのとこれらの個性的な辞典に出会えたからからなんだろうな。そうだろうな。