P1Harmony FIND OUTの全曲を自分なりに解釈してみる回。④
6.Peacemaker
これまでの歌詞の話で”僕ら”の話をちょこちょこ出してたつもりなんですが、全てはこの歌詞の話のためです。はい。
曲の説明をする時に”新世界でP1eceと一緒に過ごしたい”というメッセージ込めた。みたいなことを言うだけあってかなり…”僕ら”の歌になってると思います。純粋に平和を望む歌としても聴けるし、P1eceへの歌としても聴ける………ファンダム名の良さをかなり実感しています。
일어나요 너를 가둔 짐을 버리고
한번 쉬어 가요
이제부터 다시 써 갈 꿈을 위해
立ち上がって 君を閉じ込めた荷物を捨てて
一度休んでいこう
これからまた書いていく夢のために
BTDの歌詞を考えると、夜明けがすぎて朝になったところで「起きて」と声をかけているようにも思えるな。と思います。
でも怖いものが過ぎ去ったからといってすぐに動きだすわけではなくて”これからまた描く夢のために一度休んでいこう”と声をかける。
かなり必死に夢を叶えようと足掻いてきた中で、闇にぶつかって乗り越えて、そこで一度休むことを選べるP1Hamony…。休むことは大事…。
난 아직 아파 두 눈 꼭 감으면
상처받았었던 나만의 가슴속
박혀 버린 깨진 꿈 조각
새까만 어둠 우리에게서 걷을게
더듬대지 말고 다시 쉼표에서 걸음을 떼
僕はまだ辛い 両目をぎゅっと閉じると
傷ついた僕だけの胸の中
刺さってしまった壊れた夢の破片
真っ黒な闇 僕らから歩いていくよ
手探りしないでまた休止符から歩き始める
ここまずコレオの話なんですけど
”傷ついた”のところで刺されたような振りが入っているのが本当に…良くてですね…インタクの魅せ方もかなり良くて毎回ここで1度泣きそうになります。
闇を乗り越えたとしてもまだ目を閉じると辛いことが浮かんできて。それを我慢して手探りしながら進むんじゃなくて”休止符から”歩き始める。という歌詞もまた良いなと思います。一度休む。終止符じゃなくて休止符…。これからまた歩き始める前提で一度休む歌詞。すごく良いと思います。前向きな一時停止。
この歌詞の前半はこの曲でいうところの”君=P1ece”の話で、後半はP1eceに対してP1Harmonyがいうようなイメージかなと思いました。
미움 증오 다툼 다 우리가 밀어내요
할 수 있어요 You and I
We are the one
Yeah we can make it home together
넌 혼자가 아냐 손 내밀어 봐
We’re the Peacemakers
We are the one
Yeah we can make it home together
나와 함께해 줘 나 약속할게
We are we are
We’ll be Peacemakers for you
憎しみ 憎悪 争い 全部僕らが追い出すよ
出来るよ You and I
We are the one
Yeah we can make it home together
君は一人じゃない 手を差し出してみて
We’re the Peacemakers
We are the one
Yeah we can make it home together
僕と一緒にいてくれ 僕は約束するよ
We are we are
We’ll be Peacemakers for you
BTDで自らを閉じ込めて苦しめていた憎しみたちを追い出すのが”僕ら”なのがまた良いなと思います。僕が追い出してあげるよ。じゃない。
”君と僕で憎しみを追い出すよ。君と僕なら出来るよ”という意味合いなんじゃないかと思います。
そこからの”僕らはひとつ。僕らは一緒に家に帰れる。君は一人じゃない。”の歌詞に繋がる…。
”君は一人じゃない”という歌詞の続きのサビが”僕と一緒にいてくれ”なのもすごく良いです。BTDの時に”僕に絶対に咲けと言ってくれ”と言ったように。
어둠은 빛으로 물들어 가
너의 그 바람이
두려워 멈춰 서지 마 Yeah
한 번쯤 길을 잃는대도
나의 노랫소리 따라 걸어
그곳 Our idea
우리가 같이 갈
闇は光で染まっていく
君のその願いが
恐れて立ち止まらないで Yeah
一度くらい道を見失っても
僕の歌声にそって歩いて
その場所 Our idea
僕らが一緒に進む
ここソウルの綺麗な透明感のある声がでてきてより良いなと思います。ソウル…パート…もっと欲しいな……。
そして”一度くらい道を見失っても僕の歌声にそって歩いて”って歌詞かなり良いよな…と思います。歌声…歌ってくれているんですね……。Follow meの”協同の中心Harmony”ってのとかDILTの”地球の果てまで届く響き”とかもあるので…P1Harmonyの歌声は暗い場所でも届いてくるということでしょうね…。歌声を辿った先に僕らの思想、僕らが一緒に進む道があるという……。
빛을 위한 어둠일 테니까
우리 이제 그만 진짜 꿈을 꾸자
We’ll be moving on 그 무엇보다 넌
소중하다는 걸 절대 잊지 마
I will be there 우리 함께 가요
슬픔 따윈 없는 세상
너와 내가 꿈꾸던
Let’s go together
光のための闇だから
僕らもう 本物の夢を見よう
We’ll be moving on その何よりも君は
大切なんだということを絶対に忘れないで
I will be there 僕ら一緒に行こう
悲しみなんてない世界
君と僕が夢見ていた
Let’s go together
夢だと思っていた夢は誰かに握らされた夢で、闇の中にいるように思えたあとで。僕らはもう悪いことを考えるのはやめて、本物の夢を見よう。となる流れ本当に好きです。BTDからの流れが歌詞としても素敵。一つのコンセプトのアルバムで作っていて、作詞に同じメンバーがある程度関わっているのでこう……流れを意識的に作ってる可能性も大いにあるの…すごく良いなと思います。
あとここのコレオ…。弟組が兄組を抱き上げる構図になるのも良いですよね…パートの関係とはいえ……美しすぎる。それぞれ抱き上げ方とかが違うのも良いなと思うんですけど、そしてここでかなり見にくいんですけど…ジョンソプはギホを抱き上げる際にまず手を握ってるんですよね…。そして最後の”大切だってこと絶対に忘れないで”のところの表情がマジでジョンソプすごく良いのにどうしてコレオ動画は定点ではないのか…………………………………………。
ていうかこの曲のジョンソプの解釈がかなり良いように感じるんですけれど、彼…彼の踊ってる時の優しい笑顔をみてください。この曲を笑顔で踊る選択をしたジョンソプさん………。ちなみに笑顔で踊ってるのは公式コレオの方が結構よく見えます。
ちなみに手を繋いでいる部分はギホチッケムの方が引きでよく見えます、というかこのギホマルチカムかなり良いです。心が洗われます。
まとめ
Peacemaker長くなるかと思ってたんですけど同じ歌詞の部分が結構多くてあんまり長くなりませんでした。けどまぁそんな感じです。
私たちが好きなP1Harmonyが”僕と一緒に居てくれ”と言ってくれるの本当にありがたいですね。どちらかと言うとこちら側のお願いですよ…。
全体的にFIND OUT、及びDISHARMONYシリーズ、W+Wについての話をすると、
DILTとかで前に立って周りの人たちを鼓舞して新しい世界に行こうと進み出して、途中闇の中に入ったりしてくじけそうになった中、”必ず咲け”と言ってくれた言葉とか、光が訪れることに気がついたりして本当に幸せな世界にたどり着くまでの話。という感じだと思うのですが。
こんなにも前に立って”僕らの真似しなよ”とか言って大勢を引き連れて世界を変えたのに”救世主”や”天使”と呼ばれることを”誤り”としてるのがまたいいなと思います。
世界はおかしいと警鐘を鳴らして、世界の枠をぶち壊して新しい世界に導いたのに………”僕らはあなたたちの何かではない”ですって………????なにをおっしゃって………???の気持ちにもなるんですけど…。
全ての答え…というと大袈裟なんですけど、全てにおいてW+Wでギホが言ってた”僕らの始まりであると同時に、彼らが真似してきた変化。僕らは何にでもなれる可能性”というのがそうなんでしょうね…。と言う感じです。
全体を通して、彼らは世界を変えた救世主とかリーダーというわけではなく、ただ”動き出した”だけの人たち。前に立って動いて、真似してみて!と歌っただけ。6人が世界を大きく変えるきっかけとなったとしても、世界を本当に変えたのは6人の思想についていって動いた人たちの力である。というような。
ここまでお膳立てをしてくれているのにも関わらず…”世界を変えたのは君の力だよ”と言われているような感覚。君の力ではなくて”僕たちの力”といった方が近いかもしれないですね…。
そしてBTDで”絶対に咲け”と言ってくれた”君”と新しい世界でも一緒に過ごしたいというPeacemaker…。なんという…世界観………。
これでDISHARMONYシリーズが終わるんですよね……?この世界観は維持して進むとしたならば次は調和の取れている新しい世界での話になるということになると思うんですが………。さすがに新しい世界で本当に悲しみとかが一切ない世界なんてことはないと思うので…ほら…SF映画でいうユートピアは大抵壊れるじゃないですか…………。
そういう世界観の意味でもかなり次のカムバが楽しみになっています…。今年中に…してくれると良いな…とにかく”続き”を…。(映画とか…さ…。)
ということで全4回にわたる脳内垂れ流しnoteが終わります。ありがとうございました。結局言いたいことはアルバムはトラックリスト順に聴いた方がいい。ということです。書いてて楽しかったです。
あとマシュマロで頂いた”こういうのもあるかと!”みたいなの貼ります。これ以降来たやつは気が向いたら追加するかもしれません…(たぶん追記しません……。)