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新年のご挨拶

皆様、明けましておめでとうございます。
本年も、言語理解研究所(ILU)をどうぞよろしくお願いします。

2024年は、私たちにとって大きな転換期となりました。
リブランディングを機に、営業、採用、広報の強化など、新たな領域への挑戦を開始しました。
事業においては、自然言語処理技術を駆使し、これからのAI時代において必要不可欠な「データ構造化ソリューション」を提供することができました。

どちらも少しずつではありますが、目に見える形で成果が出始めており、手応えを感じています。これもひとえに皆様からの温かいご支援の賜物です。心から感謝しております。

昨今のAI技術の発展は目覚ましく、これから先、多くの場面でAI活用の機会が増えると予想されます。その中で、人とAIのコミュニケーションを支える自然言語処理技術は、これからの時代の中核を担う重要な技術であり、その可能性は無限に広がっています。
ILUはこの時代の変化を捉え、皆様と共により良い未来を創造するために、自然言語処理技術の可能性を最大限に引き出す進化を続けます。

本年は、弊社ホームページの刷新を予定しています。
新たなデザインとコンテンツで、私たちの取り組みや価値をより多くの方々に分かりやすくお伝えし、より一層の信頼と理解を得られるよう努めていきます。

またこのような取り組みを通じて、昨年得た成果を確実なものにし、次なるステージへの準備を着実に進めていきたいと考えています。

特に、「データ構造化ソリューション」をさらに発展させることに注力します。
このソリューションは、データを構造化する前処理やアノテーションなどを高精度に効率化・自動化するもので、40年以上かけて自然言語処理を研究・開発してきたILUの技術の結晶が詰め込まれています。

加えて、現在取り組んでいるRAGにおいては、データの準備段階から最終的な回答の生成プロセスまでを支えることで、AIの価値を最大限に引き出す支援をしています。

さらに私たちは今後、ローカル環境で動作するLLMが主流となることを見据えています。
ローカルLLMは、クラウド型のLLMと比べてさまざまな利点を持っています。
まず、社内環境でデータを処理できるため、セキュリティ面での安心感が大きく、ファインチューニングなどを通じて、特定の業務や業界に特化したAIも構築しやすくなります。
また、クラウド型LLMのように利用量に応じた高額な課金が発生することもなく、ランニングコストを抑えることが可能です。

ILUは、これらの利点を活かせるローカルLLMを軸に、RAGの枠を超えた新たなソリューションの開発を目指します。そしてこの進化により、皆様が想像する未来より少し先へと進み、皆様のビジネスを加速するお手伝いをします。

最後になりましたが、2025年が皆様にとって素晴らしい一年となりますことを心より祈念いたします。
本年もどうぞよろしくお願いします。

株式会社言語理解研究所
代表取締役社長 樫地真確