#3 「盛り塩」に関する意外な噂。
キリスト教の教えで「人は地の塩、世の光」という有名な一節があるが、
日本の神さんも、すごく「塩」を使うんだなw
商家では、入り口に「盛り塩」をする習慣がある。アレはずっと「お清め」だと思っていたが、なんでも、昔、店に客を呼び込む方法を思案していた店主が、荷馬が塩をなめたがるのに目をつけ、店先に「塩」を置いてみたところ、思惑どおり、荷物を運んでクタクタになった馬が、塩を求めて鼻先を店に向けてくれる→「しょうがねぇなぁ、じゃ、ここで休むかw」と、人足達がどやどやとその店に入ったそうなw 集客大成功っ! で、それを真似て、他の店も店先に「盛り塩」を置くようになった。つまり、「盛り塩」はお清めの為ではなく、馬に舐めさせる為に置いたのが始まり。。。 という説を聞いて驚いたw
また、よくお葬式の返礼品には小袋に入った「お清めの塩」が付けられているよね?
これは、通夜や葬儀、法事から帰って来たら、家に入る前に「塩」を(自分に)かけて「"穢れ"を”清めて”から、家に入った方が良い。」という習慣がある為だ。
しかし、これに猛反発しているのが、当家菩提寺の和尚。
「仏様を”穢れ”とは何事だっ!! 塩で清めるなんて、とんでもないっ!!」というのが、”お寺さん”の大義なんだそうだ。(し、知らなかった・・・。) 言われてみれば、確かに、お寺さんの”お勤め”では、「塩」を使う局面はない。
神社において「死は穢れ」だが、仏教では「死=仏様になる。」という、
死生観の違い。 和尚の一喝で、急遽、母の葬儀の返礼品から、ひとつひとつ小さな塩袋を取り出し回収するはめに・・・。
まさかこんな所で、「神様」と「仏様」が、せめぎ合っているとは思わなかった・・・。