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ついに見つけた最高の椅子【最高の木製チェア探しの旅②】


前回紹介した、例のスタバの椅子を参考に、『全身木製で作業性がよいこと』を最優先に据えながら数々の椅子を比較検討する中で、他の点でも要望が増えてきました。

【前回記事】スタバの椅子がいかに最高であるかを語る【最高の木製チェア探しの旅①】

https://note.com/ilovestarbachair/n/n9061ed4240b3

■椅子への要望


要望を決めていく作業は、集中が必要で自分との闘いでした。(ちなみにこの作業は例のスタバの椅子上で実施しました)

最終的にたどり着いた重要7項目は以下の通りです。

・作業性   :座面が木製、傾斜が小さいこと
・ストーリー性:ワクワクする逸話があること
・デザイン性 :外観が美しいこと
・くつろぎ性 :小休憩時のくつろぎ性もあること
・コスト   :予算10万円、納得感があること
・材 質   :明るい色身であること(ブナ・オークなど)
・バランス  :上記項目で総合的に満足できること

要は、「スタバよりちょっとくつろぎやすくてかっこいい椅子」が欲しいということです。


■候補品の紹介

ここまで綿密に定めても、要求を満たす椅子がたくさんありました。
候補にあがった商品を紹介します。

※基本的には、名作と呼ばれるような知名度の高いものが多いです。
ただ、各社HPから閲覧する必要があり、時間と労力を要しました。
このまとめ記事が、少しでも参考になることを願います。


①Apple社を魅了した『HIROSHIMA』(マルニ木工)

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一点目は、Appleの新設本社に数千本納入した実績がある『HIROSIMA』です。

2020年にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。

最高にかっこいいので相当悩みましたが、最重視の作業性がパーフェクトではないため、購入は見送りました。


②超絶デザイン『ANNELLOチェア』(起立木工)

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二点目は、起立木工のANNELLOチェアです。

こんな形の椅子、見たことありますか??

部屋にあったら最高にテンション上がりますね。

しかし、ストーリー性で惹かれるものがやや欠けていました。


③立ち上がりたくなくなる椅子『CRESCENT』(飛騨産業)】

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三点目は、飛騨産業のCRESCENTです。

実際に座ってみたところ、これ以上ないほどにホールドしてくれる感触でした。

立ちたくなくなるという表現がよくわかりました。

こちらは、購入の寸前までいったところで、ためらいました。理由は、アームが長く、出入りの際に、大きく引く必要があり、自分の部屋のレイアウトに適していなかったためです。

これを踏まえて、『アームが長すぎない』という新しい要望が生まれました。

④巨匠ウェグナーの最期の作品『PP58』(PP Mobler / デンマーク)

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4点目、PP58という名作チェアです。おそらく椅子デザイナーの中で最も有名なウェグナーが、最期にデザインしたものです。コンセプトとして、本当に快適で、実用的で、丈夫で、耐久性があり、手頃な価格の椅子を目指したとのことですが、価格は少々高めです。

また座面が木ではないものの、クッションの沈み込みは浅めで、傾斜も弱めなので、コンセプト通り作業・くつろぎの両立ができそうです。

アームに関して、CRESCENTでは長すぎることが課題でしたが、このPP58のようなタイプはセミアームと呼ばれ、出入りのしやすさとくつろぎ性を両立したタイプになります。

浅くかけても、深くかけても快適なので、まさに、自分の要求通りです。

ただ、『スタバの椅子が好きで木製チェアを探した』の結果が革張りの椅子になってしまうことに納得がいかず、こちらも購入を見送りました。

ここまでくると、もはやわがままですね。ウェグナーには申し訳ない気持ちでいっぱいです。


⑤MUJIの将来の名作『REAL FURNITUREブナ無垢材チェア』(無印良品)

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ここまで、散々名作チェア達にいちゃもんを付けてきた私ですが、ついにド真ん中ストライクの椅子に出会いました。

5点目、『REAL FURNITUREブナ無垢材チェア』(無印良品)です。

ここまで、高級ブランドを羅列してきておいて、突然MUJIを選ぶのは、本当の椅子好きの方たちに怒られそうですが、この椅子が本当にすごいんです。

このREAL FURNITUREというシリーズは、MUJIの中でも高級なラインです。

デザイナーは『HIROSHIMA』と同じく深澤氏で、さらに製造も同様にマルニ木工が手掛けているという噂です。本当なら、高級ブランドに引けをとらない贅沢さです。

無印良品丸井吉祥寺店では、あの『HIROSHIMA』とこの椅子が並べられていて、同じレベルの美しさを感じました。申し分ないです。

さて性能面ですが、高い作業性・包まれるような快適性は共に要求をクリア、アームもセミアームで出入りしやすいです。

これほどまでに完璧な椅子ということで、ついに購入致しました。

ネット上ではこれまであまり話題になっていないようでしたが、スタバ椅子の良さに共感していただける方であれば、本当にお勧めの一脚です。

到着次第、再度レビューしようと思います。

2021.12.31
8ヶ月使用のレビューを作成しました!ぜひご覧ください。

https://note.com/ilovestarbachair/n/n133aca34919d


番外編:2万円以下の絶対王者『ラウンドチェア』(無印良品)

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ここまでで既に2000文字を超えていますが、最後に1つだけ紹介させてください。

最高のコスパチェア、『ラウンドチェア』(無印良品)です。

今回の要求に対しては、アームがない点と高級感に欠けるといった点が外れていますが、非常に人気のあるチェアです。

発売が2019年日が浅いにも関わらず、HPには既にたくさんの高評価レビューがあります。また、しっかりとグッドデザイン賞を受賞しています。

座り心地も快適で、なんといっても¥14,900という、価格破壊がすさまじい点が特徴です。

もうしばらくしたら、こいつを追加購入してしまいそうな気持です。

※無印良品公式だと送料がかかりますが、amazonだと無料です!

■最後に

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

自分としては、20201年GWの連休初日に椅子がほしいと思い立ち、丸2日を椅子選定、丸1日をnote作成に費やし、一人で充実した休日を過ごすことができました。

椅子選び、本当に楽しいです。

まだ、共有したい椅子選びの情報がありますので、続けて後日記事にする予定です。

以上、共感してくれたりスキ押してくれたり、コメントいただけたら本当に嬉しいです。

番外編ですが、アウトドアチェアにもこだわりがあります。




おもしろ屋さん Lv.0