魔法の文学館へ行ってきた
さて、昨年末に行った江戸川区児童文学館の感想をまとめておこうと思います。角野栄子さんの文学館ですね✨
適齢は小学校低学年?
うちは幼児でまだ自分では本が読めないし、公園とかで身体を動かすのが大好きなタイプの子どもなので、向かないかな~と思いながら出かけました。
やっぱり、最初は「なにもおもしろいのがない」と言ってました…ヽ(TT)ノ。
内心、ゲ…不穏な空気…と思いながら、入館して30分後くらいにミニシアターが鑑賞できるので、それまでは館内を見て居ようと思ったのですが…
子どもときたら、カフェで早速パフェが食べたくて、「あとでにしようよ」と言ったら、相当にゴネてしまい、ミニシアターすら嫌な雰囲気で終わりました。
ーでもこのくらいじゃああまりダメージ受けなくなっているのが、母親生活のすごいところ。
カフェはスイーツがおすすめ
気を取り直して、ミニシアターが終わったらカフェに直行。
私達以外にあと1人だけ、おばあさんがカフェに居ました。
店員さんはたくさんいるのですが、とてもやさしい雰囲気でした(館内スタッフさんも)。
子どものパフェ、その名も”あなたにハートを”(←栄子さんが名付けたらしい)を頼み、わたしは”チとキのサンドイッチ”とポテトのセット、いちごミルクのドリンクを頼みました。
ーこのいちご色の建物に居ると、いちごのメニューを選びたくなるんですよね。(#^^#)
サンドイッチはコールドタイプで、間に挟まっているフライドチキンも冷たかったので、冬場にはあまりおすすめじゃないです。
ポテトはホカホカサクサクでした!
パフェにいちごミルクは甘すぎるので、大人だったら、パフェとコーヒーがいい組み合わせかも♡
館内の見どころは角野さん作品がずらり
角野さんの作品は、古いものは図書館に行っても揃っていないことが多いので、ここに来れば全部が俯瞰できる…!という楽しみがあります。
わたしはここで出会った『イコ・トラベリング』というのがおもしろそうだったので帰ってきてからじっくり読みました。
Amazonで見ているだけだったら、戦後の話か…、とあまり興味を引かれなくて読んでいなかったけど、ここでパラパラめくっていたらおもしろそう!となりました。
戦後の学生生活~大学生活~就職~ブラジルへ出航まで、
角野さんの人生が重なっているようで、ふむふむ、早稲田の入試はこんな感じで書いたのかーとか、旦那さんのデザイナーとの出会いはこんな感じだったのかーとか、勝手に思いました(いえ、全部創作だとわかっていますよ笑!)
角野”エイコ”さんと、作品の主人公”イコ”が明らかに違うところは、
・ブラジルにはひとりで行く(栄子さんは夫と)
・ブラジルで仕事の目途がたっている(栄子さんは仕事のアテはなく)
だな、って思いました。
ー80代になった角野さんの親心とか、自立心の表れを感じました。
さらに、
心を自由にしていること
ー外界からの云々ではなくて、じぶんでじぶんの心を自由に遊ばせてあげる、
そういうことをどれだけ大切にしたかったか、が伝わってきました。
戦後に思春期を過ごした人の文章からはみんな同じような感覚が伝わってきますね…岸惠子さん、秦早穂子さん、瀬戸内寂聴さん、etc…
子どもも小一時間、いろいろな本を眺めていました。座れる段差などがあって楽しい構造になっています。外の芝生へ本の持ち出しもできました。
執筆風景を想像して
角野さんのお部屋にあったグッズや普段使っている文具やファッションも多数、飾ってあります。
とてもよかったのですが、…デスクのところに赤いワゴンが置いてあったのですが、引き出しを引いてみたら(←ふつうに触れるところ)、製品説明書が入ったままになっていて…(^-^;、いかにも”展示用に買ってきて置いただけ”の雰囲気がちょっぴり残念に感じました。
ーこの中身もイイ感じにアレンジしておけばいいのにな、と思いました。(#^^#)
ミュージアムショップを楽しみにしていたけれど…
なにかいいものがあったら、入館記念にぜひ買いたいなーと思っていたのですが、ミュージアムショップはーなんだか買いたいものがなくて…。
チョット身につけられるような角野さんがしているようなプラスチックの可愛い指輪とか、メッセージ入りのカバンとか、あればよかったのになぁ…と思いました。
バッグはいろいろあったのですが、ショッピングバッグはマチが広すぎて持ち運びにくいなぁ…と思ったし、”だれにでもひとつは魔法があるよ~”というメッセージが英語で書かれているTシャツがあったので、バッグにもメッセージ入れてといてくれればいいなーと思ったけれど、無地かほうきマークだけだったので、ちょっと物足りなかった…。
いろいろと試行錯誤された最良品が並んでいるのだとは思うけれど、ぜひ、この辺の声も拾ってくださったらな♡勝手な想い。
子どもはリンゴちゃんのマスキングテープが気に入って2つ買っていました。
ーそう、子どものための文学館なのだよ、わたしのためじゃないのです(*^^*)。わかってますよ。
角野さんのようなおしゃれさんも
でも、よかったのは、おしゃれな角野さん世代のおばあさんも、チラホラみえたことです。やはり同世代のファンもいらっしゃるんですね。たのもしいな、と思いました。
うちの子どもは、文学館の外にある巨大滑り台が気に入ってずーっとやっていました。寒空に待たされるのは辛かったですが、ここまでやってきてお気に入りが見つかったようでなにより。(*^。^*)
横ではポニーにも乗れるようでしたが、最近ではもう興味がないみたいで、ひたすら巨大滑り台の壁をよじ登っては滑り降りていました…!!
それにしても、ひとり正月で子どもがいないと、時間が無限にあるものです。なにごともサクサク運んで素晴らしい感覚!出かけるならおしゃれも少ししましょうか、という気分になります。
ー普段はちょっと大事にしたいバッグは持てないし、化粧もアクセサリーもどうでもよくて(泣、服も実用性一点張りのようですから…(汚されるから、待たされることの暑さ寒さを考えると素敵な服とかムリだからですね)。
いくらでも時間があるように感じるこの貴重な日々…自分の好きなものを装えるこの解放感…!( ´艸`)いまのうちに堪能しよう、そう思います。
昨日はおさんぽしてきたので、今日は事務作業します!
お天気もよく、お洗濯干したり、風通しにもいい日です🌞