『アンネの日記』と『モッチーの日記』


去年の8月17日に採卵・凍結をすることが確定し、それに向けて準備をしている時のお話です。

子宮が張ってしまって、座ったり立ったりがかなりしんどいです。
(しつこくてすみません。もう知っているよ。と言う方もいると思いますが、初めてこのブログから観る人もいると思うので、お伝えしておきます。)

なので、家から外に出られず、ひたすら調べ物をしたり、本を読んだり、勉強をしたり、映画を観たりしておりました。

そもそも卵子凍結をしようかな、、、ということがきっかけで去年別のブラウザで『モッチーの日記』というタイトルでブログを始めました。

『モッチーの日記』引用⤵️
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私のブログ『モッチーの日記』と言うタイトルですが、実は『アンネの日記』からとっています。


みなさんは『アンネの日記』はご存知ですか?

第二次世界大戦中のナチスによるユダヤ人迫害の数百万人に渡る被害者のうちの一人の女の子です。


アンネ・フランクという女の子は、ドイツ・フランクフルトでユダヤ人の家庭に産まれました。
当時のドイツは不景気で、且つヒトラーによるユダヤ人迫害の圧力がすごく、アンネ一家はオランダ・アムステルダムに移住をします。

1939年9月1日アンネが10歳の時、ナチス・ドイツ軍がポーランドへ侵攻し、第二次世界大戦が始まりました。

1940年5月10日にナチス軍はオランダにも侵攻します。
その5日後オランダ軍は降伏するのですが、ドイツ軍は徐々にユダヤ人の生活を困難にする法律や条例を導入していきます。

例えばユダヤ人は公園、映画館、商店などへの出入りが禁止されるのです。自転車、自動車、バスも乗せてもらえず、夜8時以降の外出も禁止です。

1942年7月5日、アンネのお父さんの元にナチス・ドイツの労働キャンプへの召集令状が届きました。(=毒殺される)
それで翌日から隠れ家に移動し、隠れることにするのです。

アンネは隠れ家に移動する前に13歳の誕生日に両親からもらった可愛いチェック柄の手帳に、隠れ家で生活した2年の間、隠れ家での出来事、感じたことや考えたことを日記に書き綴るのです。



それが『アンネの日記』です。



唯一の外の情報を知れるラジオをもとに、もう時期戦争が終わる。外の世界に戻れる。そう思っていた
1944年8月4日、アンネ一家とその他の隠れ家の住人は警察に発見され、逮捕されてしまいます。

アンネを始め、捕まったユダヤ人たちは、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制絶滅収容所へと列車で輸送されました。その間アンネを含む約1000人は家畜用の車両に詰め込まれ、3日間かけて移動。水も食料もほとんど与えられず、小さな桶がトイレの代わりにあるだけ。

そしてアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制絶滅収容所へ着き、『重労働が出来る人』と『出来ない人』の選別をされるのです。『重労働が出来ない人』はガス室に閉じ込められ毒ガスで殺され、『重労働ができる人』と判断された人たちはまた移送されます。
アンネは両親と引き離され、ベルゲン・ベルセン強制収容所へと連行され、そこで亡くなります。

アンネのお父さんだけが生き残り、ユダヤ人を支援していた人たちがナチスに取られないように隠しておいた『アンネの日記』を出版するのです。
およそ70の言語に翻訳され、世界中の人々が『アンネの日記』を読み、この悲惨な出来事を知るのです。


私はちょうど、父の駐在でメキシコからパナマに移る小学6年生の時に、日本にいる祖母から本が送られてきて、『アンネの日記』を知りました。

パナマにはユダヤ人が多く、同じマンションにもたくさんのユダヤ人が住んでいました。ユダヤ人の男性は『キッパ』という独特な帽子を被ってると言うか頭に載せていたのですぐにわかります。

ユダヤ人は信仰の証としてキッパを被り頭を隠すことで、頭上に神がいることを意識し、神に対して謙遜の意思を表す意味があると言われているそうです。


身近にアンネと同じ文化の人たちがいたのです。
でも全然変な人たちではありません。普通に優しい人たちでした。



でもなぜそんなユダヤ人たちがこんな大虐殺を受ける羽目になってしまったのでしょうか。

ヨーロッパにおけるユダヤ人迫害は、実はナチス・ドイツに始まるものではありませんでした。

『反ユダヤ主義』は宗教の問題に繋がる話で、イエス・キリストの死後まもなく始まりました。そもそもキリスト教はユダヤ教をルーツにできた宗教です。その後分離し、キリスト教徒はイエス・キリストを救世主とするのですが、それを認めなかったユダヤ人を蔑むようになります。イエス・キリストが磔(針つけ)にされた責任もユダヤ人にあるとされてしまいました。


それからキリスト教の信仰がヨーロッパにどんどん広まっていく中で、ユダヤ人は多くの人に憎まれ、仕事も自由に就くことができなくなってしまったのです。

そこで、キリスト教徒が嫌がる『金貸し』の仕事を担うようになり、『金の亡者』などという偏見が生まれるのです。ますます、キリスト教徒から蔑視されていきます。

こうした『反ユダヤ主義』は20世紀に入っても根強く存在します。
それを先鋭化させたのが、第一次大戦の敗北で国家が破綻したドイツを強力な国家に変えた国民社会主義ドイツ労働者党(ナチス党)、党首のアドルフ・ヒトラーなのです。

ヒトラーはユダヤ人を排除する政策を次々と打ちました。その狙いの一つは、明確な敵を作ることによって、ドイツ国民を一つにすることにあります。
『劣等民族』のユダヤ人を迫害、国外に追放することを目指しました。挙句の果てには虐殺です。





とても残酷で酷い話ですよね、、、、、、、、


私が大好きな映画、『インディージョーンズ』にはたくさんナチスが出てきます。私の大大大好きなハリソン・フォード演じる主人公のインディーはナチスとたくさん戦います。

みなさん、これなんでかな、、、、、って思いませんでしたか😆?

『インディージョーンズ』シリーズの監督は『スティーブン・スピルバーグ』さんですが、スピルバーグ監督、実はユダヤ人なんです。

もう有名な話なのでご存知の方は多いと思いますが、、、




そんなユダヤ人のナチスに対しの『思い』をいろんな角度から観てみるのも面白いですね😆


話はそれましたが、そんな世界的に多くの人に読まれて、現実を伝えてくれた『アンネの日記』。

私はアンネほど残酷で辛い日々は過ごしておりませんが、
私も勉強になったこと、為になったこと、感じたこと、、、、、、いろんなことを『モッチーの日記』に書きたいと思っています。


引き続き宜しくお願い致します😊

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アドレナリン放出量がすごいというブログを前に書きましたが、
本当にこの時期は、気持ちが熱くなっていました。


※この記事は卵子凍結・保管への理解向上のため、グレイスバンクの提供でお届けしています。
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