卵子凍結『第7ステージ』


去年8月14日に『第6ステージ』でクリニックに検診に行き、
その後自宅で『第7ステージ』を迎えました。

時間厳守で2回点鼻薬を接種しました。

今までとは違うタイプの薬です。

8月14日のブログ『『第6ステージ』クリア』』にも書いたのですが、
点鼻した薬は、卵胞の内側の壁に普段へばりついている卵子を剥がすための薬。


点鼻薬は時間厳守。明日の採卵実行時間の35時間後前に1回。鼻の右、左。
30分後にまた鼻の右、左に点鼻するのだ。


先ほども言ったが、通常は卵胞の内側の壁に卵子がへばりついている。
今この卵胞を採卵に向けて人工的に大きくしているのだが、採卵は膣から針のついた棒を入れ、一つ一つ卵胞に針をさして、卵胞の中の水を抜く作業になる。
点鼻薬は、この卵子を卵胞の壁から剥がす効果がある。そして水と一緒に針で卵子を抜くのだ。

そして、16日の今日は、採卵日前日、剥がした卵子が卵胞から排卵しないようにするために、処方薬(ボルタレンを)飲むのだ。


これも時間厳守。今朝8時に2錠飲んだ。夜18時にまた2錠飲む。


ボルタレン、、、、ん?聞いたことがあるぞ?

そう、体のいろんな箇所が痛くなった時に飲む鎮痛剤です。


鎮痛剤にこんな性能もあったとは、、、、、、(ロキソニンにも同じ効果があるのか聞いてみたら、ロキソニンは効果が出る人と出ない人がいる。みたいな回答だった)


世の中、知らないことばかりです☺️




この時、やたら昔のことを考えました。


『モッチーの日記』引用⤵️
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昔観た景色、人、学んだこと、触れたもの、頑張ってきたこと、、、、、いろいろ最近考えてしまう。


その中でもここずっと頭にあるのが、


『 I Have a Dream.』

力強く、いきなりこの一説の言葉からスタートする『キング牧師』のスピーチだ。

本名は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア。アメリカ合衆国のプロテスタントバプテスト派の牧師である。


1863年1月1日に第16代アメリカ大統領、エイブラハム・リンカーンによって行われた『奴隷解放宣言』によりアメリカ合衆国での奴隷制は廃止され、

よって、アフリカ系アメリカ人は奴隷のくびきからは脱していた。

しかし、奴隷制度からの解放はすぐに人種差別の撤廃を意味するものではなかった。

特に1870年代にレコンストラクション(南部再建)期が終了するとともに、アメリカ南部の多くの州は次々と人種差別主義の法律を制定し、その後も人種によっての差別的な取り扱いは続くのであった。

南部では『ジム・クロウ法』と呼ばれる黒人が一般公共施設の利用を禁止した法律が制定され、非白人の人たちは、学校やトイレ、プールなどの公共施設やバスなどの公共交通等において白人とは別の施設を使わなくてはならなかった。

さまざまな悲惨な事件も起こる。残酷だ。
黒人たちはひたすら抵抗をする。それが『公民権運動』だ。

キング牧師は公民権運動の最も有力なリーダーの一人となり、これ以降、アトランタでバプテスト派教会の牧師をしながら全米各地で公民権運動を指導していった。
1957年には南部キリスト教指導者会議 (SCLC)を結成し、その会長にもなった。


そんなキング牧師は首都ワシントンにおいて、リンカーンの『奴隷解放宣言』100年を記念する大集会を企画した。
1963年8月28日に行われたワシントン大行進は参加者が20万人を超える大規模なものとなり、公民権運動家や芸能人など多くの著名人も参加した。

この集会でキング牧師は、リンカーン記念堂の前で有名な『 I Have a Dream 』(私には夢がある)と言う言葉から始まるスピーチを行うのだ。

この演説はアメリカ国内のみならず世界的に知れ渡り、多くの人に高く評価され、1961年1月20日に就任したジョン・F・ケネディの大統領就任演説と並び20世紀のアメリカを代表する名スピーチとして有名になった。


私はこのスピーチを(今はすっかり忘れてしまったのだが、)前文英語で暗記し、クラスの友達の前で発表したことがあった。

ちょうどパナマから日本に本帰国して、日本の学校に来てからだと思う。あれは高校1年生の時かな、、、
英語の先生にこのキング牧師の話を聞き、インパクトが強かったのと、帰国子女と言う意地だったのか、はっきり覚えていないが全部覚えて発表したのを覚えている。


聞いていた友達たちはかなり退屈だったと思うが😄



日本語の意味はこうだ。(とってもとっても長いので、疲れると言う人は(→)から下を読んでください。)



”私には夢がある。それは、いつの日か、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢である。

私には夢がある。それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルにつくという夢である。

私には夢がある。それは、いつの日か、不正と抑圧の炎熱で焼けつかんばかりのミシシッピ州でさえ、自由と正義のオアシスに変身するという夢である。

私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。

今日、私には夢がある。

私には夢がある。それは、邪悪な人種差別主義者たちのいる、州権優位や連邦法実施拒否を主張する州知事のいるアラバマ州でさえも、いつの日か、そのアラバマでさえ、黒人の少年少女が白人の少年少女と兄弟姉妹として手をつなげるようになるという夢である。

今日、私には夢がある。

私には夢がある。それは、いつの日か、あらゆる谷が高められ、あらゆる丘と山は低められ、でこぼこした所は平らにならされ、曲がった道がまっすぐにされ、そして神の栄光が啓示され、生きとし生けるものがその栄光を共に見ることになるという夢である。

これがわれわれの希望である。この信念を抱いて、私は南部へ戻って行く。この信念があれば、われわれは、絶望の山から希望の石を切り出すことができ るだろう。この信念があれば、われわれは、この国の騒然たる不協和音を、兄弟愛の美しい交響曲に変えることができるだろう。この信念があれば、われわれ は、いつの日か自由になると信じて、共に働き、共に祈り、共に闘い、共に牢獄に入り、共に自由のために立ち上がることができるだろう。

まさにその日にこそ、すべての神の子たちが、新しい意味を込めて、こう歌うことができるだろう。「わが国、それはそなたのもの。うるわしき自由の地 よ。そなたのために、私は歌う。わが父祖たちの逝きし大地よ。巡礼者の誇れる大地よ。あらゆる山々から、自由の鐘を鳴り響かせよう。」

そして、米国が偉大な国家たらんとするならば、この歌が現実とならなければならない。だからこそ、ニューハンプシャーの美しい丘の上から自由の鐘を 鳴り響かせよう。ニューヨークの雄大な山々から、自由の鐘を鳴り響かせよう。ペンシルベニアのアレゲーニー山脈の高みから、自由の鐘を鳴り響かせよう。

コロラドの雪に覆われたロッキー山脈から、自由の鐘を鳴り響かせよう。カリフォルニアのなだらかで美しい山々から、自由の鐘を鳴り響かせよう。

だが、それだけではない。ジョージアのストーン・マウンテンからも、自由の鐘を鳴り響かせよう。

テネシーのルックアウト・マウンテンからも、自由の鐘を鳴り響かせよう。

ミシシッピのあらゆる丘と塚から、自由の鐘を鳴り響かせよう。そしてあらゆる山々から自由の鐘を鳴り響かせよう。

自由の鐘を鳴り響かせよう。

これが実現する時、そして自由の鐘を鳴り響かせる時、すべての村やすべての集落、あらゆる州とあらゆる町から自由の鐘を 鳴り響かせる時、われわれは神の子すべてが、黒人も白人も、ユダヤ教徒もユダヤ教徒以外も、プロテスタントもカトリック教徒も、共に手をとり合って、なつかしい黒人霊歌を歌うことのできる日の到来を早めることができるだろう。「ついに自由になった!ついに自由になった!全能の神に感謝する。われわれはつい に自由になったのだ!”






黒人である自身が目にしてきたもの、感じたものを自分の子どもたち、そしてその先の未来で生きる人々のために希望を託すという形でスピーチを行った。
人種差別の撤廃と各人種の協和という理想を訴え、広く共感を呼んだのだ。


私はキング牧師のこのスピーチの録音テープを何度も何度も聞いて覚えた。

まだクリアな音で録音ができない時代。パチパチと小さな雑音が混じっているが、それでも感じるキング牧師の迫力は凄かった。






今の私は、夢がない。



今まで私は夢、目標は全てクリアしてきた。

でも今は夢がない。7月9日のブログ『35歳独身の決断!』にも書いたが、婚約解消により人生設計も壊れた。

夢。。。強いて言うなら憧れのクラシック・ポルシェ(911 930ターボ)に乗る。それくらいかな。

でもこんなことが『夢です』なんて言ったら、野球のイチロー選手や大谷選手を夢見る子供たちに怒られそうだから、これは夢とは言わないようにしよう。。。



そう、今の私には夢はないのだ。

今やっている『卵子凍結』だって、子供が欲しいと言う夢のためではない。

子供がいずれ欲しいのかなんて、自分自身でもわからないのだ。

ただ、今後自分の気持ちや環境が変化した時のための『保険』だ。(私は保険屋さんだし)

ただ『可能性』を大きくし、『選択肢』を増やしているだけ。



そう考えるとキング牧師はすごいなあと改めて思った。
自分だけでなく、多くの人々が平和になれるような夢を語れるって本当にすごいことだと思った。


私もスピーチを真似するのでなく、自分の『 I Have a Dream.』が語れる日がくるかな。


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このブログを書いて1年たった今。

先週の土日もプロゴルファーを目指している若い20代の女の子たちと
一緒にプロアマに呼ばれ、上場企業の社長様たちとゴルフをしてきました。

夜も、プロゴルファーを夢見る女の子たちといろんなおしゃべりをした。

もう彼女たちのようにこうなりたいという夢は去年と変わらずないが、憧れのクラシック・ポルシェ(911 930ターボ)に乗る。という想いは日に日に強くなっていて、その準備をしている。

ま、これでもいいか。

物欲に生きる人生も日々楽しい😆


※この記事は卵子凍結・保管への理解向上のため、グレイスバンクの提供でお届けしています。
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