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違和感・理不尽に感じる環境が成長体験をつくるという話#237

12月が近づくにつれて忘年会をやっていたと思いきや、1月になり、ひと月過ぎただけにも関わらず、新年会を催す風習が面白く感じます。

今年の冬休みはカレンダー通りであれば、9連休をとることができた方が多いのではないでしょうか。

私も友人と新年会を兼ねて、少し夜更かしもしながら飲みに行きました。

その際に学生時代に経験したことについて話が盛り上がり、友人から珍しい!と言われたのが

・夏休みに椿の木の近くで椿の種を拾って、業者に売りに行ったこと
・お盆にお墓の近くで家族とご飯を食べ、花火と爆竹をやること

です。

加えて、中学生時代に野球部で経験したことについて思い出し、大人になってからも活かされている経験について今回は書きたいと思います。

違和感・理不尽な体験が、メンタルを強くする

出典:pexels

私は中学時代、軟式野球部に所属しました。

中学1年の入部当初、3年生と2年生あわせて20人ほどだったにも関わらず、私の同級生は40人ほど入部しました。
2つの小学校に通っていた生徒が通う公立中学校で、1学年280人ほどで7分の1が野球部に入部していました。

特別グラウンドが広いわけではなく、1つのグラウンドを平日は野球部とサッカー部、陸上部で共有していました。

中総体を6月に控えており、3年生にとっては最後の大会でピリピリしていたのもあってか、40人も入ってきた新入生は邪魔に感じていたようです笑

人数を減らしたいのもあったのか、わざと送球を逸らして1年生に目掛けてノックで捕ったボールを投げてくる人もいました。

また、最初にノックに参加したときに捕球ができなかった人から随時外されていくというメンタル攻撃もありました。

加えて、土日の練習では「先生が来るまでランニング!」とキャプテンに言われ、2時間近く学校そばにある川沿いを走り続けたこともありました。

さらに、1学年下も2学年下も40人近くが連続して入部してきて、私が3年生になる頃には部員が100人を超えていました笑

そのため、1人あたりのノックやボールを打てる球数や、練習試合の出場チャンスもとても限られてくる。
「ここで結果を残さなければ次はないっ!」という練習の日々で、とてもメンタルが鍛えられたように思います。

「なぜ?」という理由がわかるのは、成果をつくった後でいい

出典:pexels

1年生のときだけでなく、冬の期間はひたすら走り込みをやっていた時間が多かったです。

冬時間になると陽が落ちる時間も早くなるという理由もありましたが、体が温まっていない状態でキャッチボールをすると手がとても痛いです笑

そのためボールを使わないメニューが中心となり、走り込みの量が増えるのですが、地元が長崎という田舎だったのもあり小さな山を登って帰ってくるメニューもありました。

野球の試合では、バスケットボールやサッカーのように走っている時間は短いです。
守備においても、1試合で捕球する数は両手で足りるほどです。

そのため、「なんでこんなにも走り込みをする必要があるんだ?」と社会人になるまで思っていました。
ですが、社会人になって草野球をやるようになると、1試合をプレイするだけでもとっても体力を使うことがわかりました。

学生時代は走り込みをやり続けていたのもあり、試合で疲れるというのを感じたことがなかったのですが、走り込みをやらなくなり下半身が弱くなった状態でプレイすると、終わった後の疲労と筋肉痛が増しているのを感じました。

実力を出して、結果を出すために下地となる必要なトレーニングだったと、社会人になってから体感しました。


まとめ

40人入部した同級生は、結果35人最後までやり遂げました。
辞めた部員は最初の半年で、且つ夏の猛暑のなかでのランニングについていけず辞めただけで、野球が好きで且つ根性のあるメンバーが残りました。

中学生当時、野球が嫌いになったこともありましたが
「プロ野球選手」
「甲子園」
でプレイする選手をみると、自分も同じように上手くなりたいっ!という気持ちがほんの少し上回ったことで続けられました。

成長している過程は、自分自身では気づけない部分が多いように思います。なので、自分の理想と理想となる人をみつづけることが大事なことのように振り返ってみると体験していたなと思います。


枡田泰明

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