【THEN】Right4ソリューションサービス 状況判定部(ISE)
はじめに
Right4ソリューションサービスは、人の関与が不可欠な現場や環境での作業に対して、worktransform技術を活用した課題解決策を提供するサービスです。
1.特徴
「Right4ソリューションサービス」(ifLink版)は通常のifLinkマイクロサービス(IMS)とは構造が異なります。
ifLinkにつながる多くのモジュールはIFのみ、もしくはTHENのみとなっていて、IFとTHENの両方を持っているモジュールでも、IFとTHENは個別に動作することが多いです。
それに対し、「Right4ソリューションサービス」は状況判定部(THEN)と情報提供部(IF)がセットになっています。
「Right4ソリューションサービス」を利用する場合、上図のように、センサー類(IFモジュール)と報知デバイス(THENモジュール)で構成される通常のIF-THENの間にTHEN-IFの形で入り込む構成となります。
本記事でご紹介するのは、「状況判定部」(THEN)です。
1.1 複数のIFを横断で組み合わせることでより柔軟な条件判定を提供します。
●複数のIFモジュールを横断
ひとつのifLinkエンジン(ifLinkが動作する端末)に複数のIFモジュール、複数のTHENモジュール、複数のレシピを設定することができます。
一方で、レシピのIF判定を発火できるのはIMS単位となっています。
これは、IMSからIFのデータを送信することでレシピのIF判定が発火されるからです。
つまり、レシピのIF判定は同じIMS=モジュール内でしか動作させることができないということになります。
そこで、「Right4ソリューションサービス 状況判定部」では、複数のIFモジュールから得られるデータを1か所に集約することで、モジュールごとの分断を解消します。
●センサーから送信される連続値を保持
ifLinkにつながるセンサーの中には瞬間値だけでなく、連続値を取得することができるセンサーもあると考えています。
「Right4ソリューションサービス 状況判定部」では、IFモジュールから送信されてくるデータを蓄積しておくことで、連続値としての傾向を判断することができるようにしています。
1.2 情報提供部と合わせることで、独自のレシピを作成できます。
●独自のレシピを作成
「Right4ソリューションサービス 状況判定部」では、IMS内部にある独自の状況判定機能によって、複数のIFモジュールを横断した状況判定を行うことができます。(前述のとおり)
また、「Right4ソリューションサービス 状況判定部」には、ついとなる「Right4ソリューションサービス 情報提供部」があります。
「Right4ソリューションサービス」の中で、状況判定部での判定結果をIF、情報提供部で提供する情報(メッセージ)をTHENとする独自のIF-THENが動きます。
2.ユースケース
【在宅・在所での介助・介護】における見守り支援でウェルビーイングを実現
Right4ソリューションサービスのひとつ、Right4ANSHIN™ powered by ifLink(以下、Right4ANSHINと記載)です。
Right4ANSHINはworktransform®技術を活用した課題解決策を提供するサービスです。
「今日できることを明日もできるようにする」ために、ifLinkにつながるWebカメラ(被介護者の状態を見る)、センサー(被介護者のバイタルデータ)など、さまざまな機器からのデータ・通知を統合して受け取る仕組みが必要となってきます。
Right4ANSHINは、ifLink プラットフォーム上の多様な IoT デバイスと接続し、見守りに必要な複数のセンサー機器情報を束ね、その状況に応じて必要な助言を優先順位づけした上で一か所にまとめて伝えます。
3.関連情報
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worktransform、ライトフォーあんしん/Right4ANSHIN/R4Rは株式会社情報システムエンジニアリングの登録商標です。
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