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【ルポ】2023.2 平塚文化ゾーン巡り

神奈川県平塚市の神社・美術館・博物館を観てきた。


きっかけは、昨秋NHK日曜美術館アートシーンで取り上げられた平塚市美術館「わたしたちの絵 時代の自画像」展。それほど長い時間ではなかったが、画面に映し出された絵画作品(現代社会を風刺したテーマのもの)が非常に強く印象に残った。展覧会そのものは2022年11月27日で閉幕したが、「そのうち観に行こうミュージアムリスト」に登録していた。


調べてみると、すぐ隣に平塚市博物館もある。個人的に美術館博物館を区別せずミュージアム全般を愛好しているので、地域のそれをまとめて回れるこの立地は、ポイントが高い。


2月、好天の日、丸1日かけミュージアム遠征を敢行した。


***
今回は展覧会レビューと言うより、
ミュージアムレビューあるいは観光記的な内容です。
論考(まとめや考察)の類はほとんどありません。
写真約50枚と脊髄反射的なテキストが続きますので、
ススっと読み進んでいただければと思います。



1.行きの道中(平塚八幡宮ほか)


平塚駅に到着。東口ロータリー広場から美術館までバスはあったが、あいにく間の悪い時間だったので、歩くことにした。
ここのバス停は、美術館には行かない路線も停まるので、まごつく。初めての土地あるある。


平塚八幡宮。
事前に付近のGoogle Mapを確認し、あるのは知っていた。
折角なので、立ち寄る。徒歩観光の醍醐味。
境内は実に風光明媚。
この神宮の見取り図
本堂の横に、このような奉納絵画も。
地域に根ざしている。


神社の裏、美術館との合間に、平塚市役所。
すごく立派な庁舎。


まったく予期せぬ遭遇。SL。
車両だけでなくプラットフォーム付きなのがいい。



2.平塚市美術館


エントランス。広々としてる。
立派な階段。ロケ映えしそう。
館内諸注意


2.1 「現代日本画 コレクションのあゆみ」展

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ここから、展示

この会場は基本撮影NGだが、
実際のところ後半は、作品個別に撮影OKが明示されており、
結構写真を撮れた。


クローズアップ
サイドショット


福田美蘭。千葉市美術館でその作品に出逢った作家。ここでも出逢う。
菱川師宣《見返り美人》をオマージュ?コラージュ?した作品
文様に注目
同じく文様に注目


現代日本美術作家だが、グラフィックデザイナーの素養が背景にあるとのこと。
作品を観て、納得。


この展覧会のキービジュアルの一つ。


内田あぐり《生の空間》, 《鳥瞰図ーⅠ》, 《鳥瞰図ーⅡ》


2.2 「冨岡奈津江展 陶のいきもの」

***
こっちの展示は、全て撮影OK。
ロビーなどオープンスペースを使った展示。

※どの作品も面白かったので、どの写真を選ぶか結構悩んだ。


クローズアップ
アルマジロ3形態
この質感は、実物を見るしかない。


***
最後にショップで「わたしたちの絵 時代の自画像」展図録を買う。
そもそもここに来るきっかけとなった展覧会のものなので。



3.平塚市博物館

正直地味な外観に反して(?)、中に入ると意外に結構来館者がいた(なるべく他の利用者が写っていないものを選んでいるため、写真ではこの点はお伝えできていない。念の為言及しておく)。ここは老若男女幅広く訪れている印象を受けた。特に目立ったのは、小学生ぐらいの子どもを連れた親子連れか。


ストレートな幟や垂れ幕が、個人的には気安さを感じ、良い。
フロア図。
実はカバーしている範囲が、ものスゴイ。
隣の美術館で扱わないモノは全てこっちなのではないか、という印象。
生態ジオラマ展示
「石」へのこだわり。
どうやら平塚は石の名産地でもあったらしい。
この博物館で初めて知った。
触って持ち上げてよい石。
石愛好家には天国。
建築素材でよくある高級石材。
日本にも西洋に劣らず石文化は、ある。
一階と二階の間の踊り場にあったもの。
この博物館のアイキャッチ。
地域の博物館的市民活動の展示
地域博物館はこれあってこそ
《平塚大空襲-学徒動員・15歳の死と生-》
平野哲男
1999年3月 日本アンダパンダン展に出展
平塚大空襲の展示
これは本当に大きい
近年社会からまったく姿を消してしまった日本の民俗的風習、「講」
博物館はこんなこともやってる
参考。上との比較のため。



4.帰り(おまけ)


平塚名物「湘南ひらつか七夕まつり」のステージ。
たまたま通りがかった。


平塚駅からの夕景



以 上

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何となくUNIX(いしい)
誠にありがとうございます。またこんなトピックで書きますね。