![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96048411/rectangle_large_type_2_25d81a70f32c37e20eb291649f2dd3b1.jpeg?width=1200)
人の世と兎 鏡花の兎
今年最初の兎を見てきた。
![](https://assets.st-note.com/img/1674185175409-pDpdzjDN2q.jpg?width=1200)
といっても、大学ミュージアム(KeMCo; Keio Museum Commons)の展示ですが。
★展覧会情報★
KeMCo新春展2023 うさぎの潜む空き地
特別企画 鏡花のお気に入りたち
あまり知られていないミュージアムだと思うので、少しだけ施設の説明を。
2021年オープンした、慶應義塾大学の三田キャンパスに隣接した施設。
国道1号線桜田通りからひょいと入れる。
現状、特に事前予約不要。無料。
都心の立地であり、展示面積は広くはなく、その点ではミュージアムというより少しギャラリー的な趣がある。
2022年年始は干支の虎をテーマに展覧会を開催していた。
そして今年も、干支である兎をぶつけてきた。
今回、写真は撮れるが、一部WebやSNSで公開禁止の作品がある。
展覧会コンセプト
&
撮影ルール
![](https://assets.st-note.com/img/1674186350473-u9ZgM0RBka.jpg?width=1200)
以下、私的に関心を惹かれたモノを軽くご紹介する。
代表的な展示品を知りたければ、プレスリリースでどうぞ。
![](https://assets.st-note.com/img/1674186767169-oQTZRPCI2I.jpg?width=1200)
にぎやかな世界
![](https://assets.st-note.com/img/1674186815996-PTPEwOHWAA.jpg?width=1200)
これが何か、見て分かる人はなかなかいないのでは。
制作陣がおっと思う大物たち。
鏑木清方とか、小村雪岱とか。
![](https://assets.st-note.com/img/1674186873646-8x1WdqE17U.jpg?width=1200)
たしかダーウィンと同じくらいの時代の高名な博物学者・生物分類学者。
美術品ではないが、学術的価値は高そう。
まぁ、いかにも荒俣宏が好きそうな類。
![](https://assets.st-note.com/img/1674186873607-lI9Ho5s12d.jpg?width=1200)
今回の展示の中で飛び抜けてモダンな代物。
しかし個人的に好きな一品。
![](https://assets.st-note.com/img/1674186873656-3teWEFkz5c.jpg?width=1200)
鏡花繋がりで、小村雪岱も登場。その肉筆文章。
著名人手紙愛好家にはたまらない一品。
ここKeMCo独自の取り組みとして、「Ask KeMCo」という、LINEチャットを利用した作品データの提供がある。以下が今回試してみた結果。会場キャプションにも頒布リーフレットにもない情報が提供されているあたり、いいんじゃないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1674257900911-mPgXNUNu3u.jpg)
大学ミュージアムらしい、幅広いジャンルの展示品が織りなす光景と仕掛けが、ミュージアムのあり方を考えさせてくれる。
受験や仕事など何かの折この界隈を訪れることがあれば、空き時間や帰りにぶらり寄られてはいかがだろう。
以 上
いいなと思ったら応援しよう!
![何となくUNIX(いしい)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33360555/profile_ce095aafe20c5f21e10a2aecd1e0c945.jpg?width=600&crop=1:1,smart)