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生活保護になってみた③

はじめに

こんにちは。現在生活保護を受給しているイル山と申します。

前前回から引き続き、今回も生活保護になった当時の話を書きます。
前回は再申請までにすること、で終わってました。
と言っても銀行の残高整理するだけやろと。そう思ってました。

賃貸の家賃問題、ここに来て浮上してきました。

結論言います。家賃補助出ませんでした

通常は、生活保護費約75000円+家賃分約40000円で
115000円が総支給額となります。
それが75000円のみになるのです。なんで?
理由があります。よろしくおねがいします。

金銭の問題はデリケートなので、人それぞれ状況が違うと思います。
今回は私の状況なので参考になるか分かりませんが、
生活保護を検討しておられる方などに参考になるよう、心がけて書くつもりです。
(ついでに、ぼく自身のお気持ち、主観的なものも、ちょこちょこと挟ませていただきます。)

時間の流れや具体的手続き、職員さんの対応などを思い出せる分だけ書きたいと思います。
よろしくお願いします.


再申請の用意〜生活保護受給1週間前〜

さて、あらかた就職活動にも絶望し、生活保護の申請に向かい、進むことになりました。


「とりあえず口座の中身を借金に当てよう。
っていうか、生活保護受けたらその間はお金稼ぐことができなくなるから、その前に借金返済に当てるほうが得策やな。
でも保護費は日割りだから、申請が遅れれば遅れるほどもらえるお金も少なくなる。一日あたりの支給額が4000円弱。それを下回ってグダグダやってるのは時間とお金の無駄。本末転倒。
迅速に行動する必要があるってわけね。」~IQ53万~

しんどい体に鞭打っていろんな作業を行いました。
ほとんどは口座の整理で、あとは物品の売却です。

BTCをはじめとする仮想通貨のウォレット(草アルトコイン多すぎる問題)や各種ポイントなども一括統合して、10万円くらいにはなりました。
さらに、不用品、諸々売り倒して+10万円くらい。

で、総額65万くらいになりました。
そのうち、50万をカード返済に当て、残り15万円は友人や女性にあげました。
資産的なものは信頼できる数人に配るのが得策だと考えています。リレーションシップです。

申請前にケジメつける。


そうしてぼくは生活保護の申請を行うことになるのですが、親に対して言おうか言わまいか
ずっと思いを伝えることに迷っていました。
しかし背中を向けていても変わりません。ただ、口で言うだけだと聞いてもらえなさそうだったので、動画とA43枚位の資料を作り、説明しました。
ぼくのプレゼンが始まりました。

~~~~

「そんなもん恥ずかしいからやめろ。そんなことするくらいなら自立するまで金出したるから、家に戻ってこい」

僕のプレゼンの結果はこれ。営業能力が足りなかったようです。
また毎日呪いの言葉を聞く羽目になるのか。

嫌すぎたので説得は諦めることにします。なってしまえば関係ないんだし。こっちの感情と要望はA4用紙に書いている。
そういうわけで、勝手に申請することにしました。

親の言い分もわかる。

家賃証明書の話

ところで、生活保護というのは生活費75000円と家賃補助40000円を合わせた金額が振り込まれます。(初回は手渡しだったりしますが)
家賃の支給には賃貸家賃証明書が必要で、それには貸主のサインや証明と、借主のサインが必須になります。

何の話をしているのでしょうか。
結論言います。
ぼくの家賃補助は出ませんでした。75000円で暮らすことになりました。

???「75000円でもタダでもらえてるんだから文句言うな」

(さすがに文句言わせてw
今の家賃6万円やねん。あと残り15000円やろ?
食費と光熱費、通信費、学費返済あるねん。どうすんねん。既に超えてるし、絶対無理やって。)

理由は家の貸主さんが書類にサインをしてくれなかったためです。
細かい理由はわかりません。(人なので色々あるよね)
ただ事実、サインしてくれなかったのでそういう事になりました。こういうこともあります。運は悪くない、普通。

市役所に行き申請〜その後

なにはともあれ、生活保護の申請に役所へ赴くのはマストです。
とりあえず家賃云々の下りは置いといて、保護費の支給だけでもしてもらわないと話になりません。
役所の人と一緒に申請書を作って提出します。
”金なさすぎ人間に対する特例措置”みたいなことをしてもらったので、3日位で現金を受け取ることができました。ありがたや。

しかしながら、現住所からの引っ越しが必要になってしまった。
早急に引っ越さないと破綻する、っていうか既に破綻してる。

なので、次の目標としては引っ越しの作業を行う。
そうすれば家賃が支給されるようになる。
ただ引っ越しの費用がない…そんな折に非課税世帯への給付金が支給されるという話が!
あとになって思ったのは初期費用0で諸費用込の家具付き物件に住めばよかったと思った。賃貸仲介の人に言ってみれば案外ある。)
渡りに船とはまさにこの事。給付金を元手に、引っ越しをすることを心に決めるのでした。

生活保護受給後すること

そんなこんなで一連の流れを終えました。

ここから細かいミスがちょこちょこと顕在化していき、機会損失、プロスペクト理論…
および”もったいない精神”に襲われることになるわけです。
あぁ!あ―してればよかったなー!

ということで、やっぱりはじめが一番肝心でした。
第一の失敗として、
受給後、まだ車を売っていませんでした。なのでぼくの愛車はビッグモーターに2万円で買いたたかれ、手元には8000円残りました。(ちゃんと売れば10万は上乗せできたね。ぎゃふん。)

あとは病院の予約など、これからは積極的に行きたい。
医療費がタダらしいので、利用しない手はない。健康に戻そう。

働くことも可能。
最低の控除額が15000円ということで、15000円までの労働で得たお金はまるごと収入にできる。ウーバーとか、タイミーなどでサクッと稼げると効率良い。

ご覧いただきありがとうございました。つづきます。


〜まとめ〜


就職活動を諦め、人生すら諦めかけていたイル山は、生活保護申請することにしたものの、その下準備に奔走することとなった。
口座やポイントの整理、物品の売却、身内への説明等…色々こなして頑張った気がしているイル山は意気揚々と生活保護の申請をする。
しかし、家賃が補助されず、結局借金しないと生活できない状態のまま生活保護編に突入することとなった。
次回、生活保護開幕 〜 借金は収入認定されるとか聞いたことあるけど…これってマジ詰んだんじゃね? の巻


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