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「横尾を歩く」五條堀美咲さん失踪事件:番外編

 この記事は以下の記事の続きです。

 五条堀美咲さんのアパートから電波が途切れたとされる交差点まで歩いてみました。彼女は、失踪した日の前日に自宅で深夜に友人とLINEした後、その行方がわからなくなりました。

(写真:筆者)

 彼女が住んでいたとされるアパートは車通りのある道路から道をひとつ入ったすぐにあります。このあたりは住宅地であり、車一台分の道幅で、周辺の道はあまり広くありません。近辺に駐車してストーキングするのも結構目立ちそうです。
 彼女の自宅近辺で朝6時ごろに男女の争う声を聞いた近所の住民も存在します。確かにこの付近で痴話喧嘩など大きな声を出せば、付近の住民に声は必ず聞こえると思われます。

(写真:筆者)

 アパートから携帯電話の電波の途絶えた三叉路までを歩いてみます。

(写真:筆者)

 三叉路にはコンビニがあり、そのコンビニまで何か買い物に行ったという考察もありますが、実は三叉路までにはもう一つコンビニがあります。失踪当日は雨が降っており、雨の中徒歩でわざわざ遠いコンビニまで行こうと思うでしょうか?自転車も家に置いたままだったので、徒歩で向かったにしてはやや遠く、おそらく15分ほどは三叉路のコンビニまではかかりそうです。

(写真:筆者)

 この付近の道路はあまり車通りが多いとは感じませんでした。

(写真:筆者)

 途中にあったコンビニには監視カメラが存在していました。これが失踪後に設置されたものでなく、さらに徒歩で三叉路のコンビニに向かう美咲さんが映ってないのであれば、失踪が疑われる時間に犯行の車両が写っている可能性が高いはずです。

(写真:筆者)

 美咲さんの携帯電話の微弱電波が消失したとされる猪野三叉路です。この三叉路にあるコンビニはこの大通りに面しておらず、美咲さんのアパートから見れば一つ建物を挟んだ先に存在します。待ち合わせなどに使うにしてはアクセスがやや難なのではないかと感じました。

(写真:筆者)

 さらに、失踪後に子供が彼女を目撃したという都市伝説じみた逸話がある植物園にも足を伸ばします。

(写真:筆者)

 三叉路からここに行くまでのルートの途中は、ゴミ処理場もあり、郊外の山中といった趣であり、車通りも少なく、確かに遺棄ポイントは沢山ある「それっぽい場所」ではあるように感じます。

(写真:筆者)

 ただし、営業時間外は封鎖していると思われ、園内に車を乗り入れるのも不可能です。営業時間内で死体を運び入れるのは不可能でしょうし、超目立ちます。化けて出るとすれば、周辺の山中でしょうか。

(写真:筆者)

 植物園周辺であれば、捨てる場所には困らなそうです。あながちこの逸話はリアリティがあるように見えます。付近には不法投棄を伺われるようなゴミもちらほら見えましたので、捨てるのを見られにくいところでもあるのでしょう。ただし、この場所を知らなければそもそも行かないところですので、この周辺に遺棄したとするならば土地勘がある人物であり、しかも誘拐現場が疑われるところからかなり近いところであり、よほど急いでない以上はこんなに近い場所を選ばないのではないかと思いました。

 周辺を歩いてみて感じたのですが、早朝の言い争いの声は美咲さんである可能性が高く、明け方にわざわざ遠いコンビニに向かいそうにはありません。となると、どこかからアパート周辺に帰ってきた際にトラブルになったのか、明け方にどこかに乗せて行かれる際のトラブルを聞いたのかということになります。美咲さんにはこの日も仕事があったことから考えると、明け方に帰ってきた際にトラブルになった可能性が高く、その時に暴行に会い車で拉致され、三叉路あたりで携帯の電源を切られたと私は考えています。
 前日未明に友人とLINEした後に誰かと会っていた可能性が高く、その会っていた人間は「赤い高級車の男」である可能性が高いと思われます。美咲さんの体さえあれば、美咲さんの持っていたiPhone6sは指紋認証であり、死んでいてもロック解除できます。失踪後にラインの既読がついたのも、犯人の仕業である可能性が高いと考えられます。
 この男、女漁りを今もしているでしょう。今も別の高級車に乗って、美咲さんに声をかけたスターバックスに出没している気がします。

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