「お絵描きアプリ」結局何を使えばいい?
「そろそろパソコンでお絵描きをしたいけど、アプリがいっぱいあってわからない。誰かおすすめを紹介して~」
なんて考えている方に、今回はおすすめのお絵かきアプリや、目的によって必要なアプリの説明をしていきます。
まずは、パソコンでお絵描きするメリットやデメリットを少し説明してからアプリの紹介をしていきます。
パソコンでお絵描きするメリット
PCで描くことのメリットは、いくつもあります。
1.画材を買う必要がない
パソコンで絵を描くときは、アプリで絵を描きます。
そのアプリによって違いはありますが、そのアプリの中にはペンだったり、マーカー、筆だったりと、様々な画材を選び使うことができます。
つまり、アプリさえ購入すればいくつもの画材が手に入るのと同じです。
2.やり直しができる
手描きの場合、例えば絵の具で描いていてはみ出してしまったなど、思わぬミスがあります。
パソコンで描く場合は、そのミスをなかったことにできます。
何度も描きなおし、納得のいく絵を描くことができるデジタルならではの機能です。
3.色を自由に作ることができる
好みの色を自由に作ることができます。
RGBやCMYKやHSBなど、色の組み合わせによって様々な色を作り出すことができます。言葉で聞くと難しそうですが、実際は目で見ながらクリックしたりするだけの簡単作業です。
4.紙を買う必要なし、大きさも自由
手描きで絵を描こうとすると、紙など描く物が必ず必要になります。
画材があっても、どこに描くか、何に描くかが重要。
PCで描くときは、気にせずに描き始めることができ、用紙サイズも自由に設定でき、紙の質なども工夫次第でいくらでも設定できるので、自由に絵を描くことができます。
5.作品を保管する場所がほとんど必要ない
もちろんパソコンで描いた作品はデータとして保存できます。
パソコン内に多くの作品を保存できるので、手描きだと作品を保管しておくのに場所が必要になりますが、その心配はしなくても大丈夫。
6.作品が劣化しない
作品データは、いくら年月が経っても手描き作品のように劣化することはありません。いつまでも綺麗なまま作品を保管しておけます。
7.簡単に複製・アレンジができる
作品のデータはいくつでも複製ができます。
そして、手描きでは難しい同じ作品の色違いのアレンジなどもでき、作品数やバリエーションを短時間で増やすことができてしまいます。
8.現代社会ではデジタルの方が需要が多い
今の絵は、絵画としての需要だけではなく、挿絵やポスター、パッケージなど、様々なものに使用されています。
そしてその多くがデータとして使用されています。
手描きにしても、結局はデータとしてパソコンに読み込んで使用することが多くなってきています。
つまり、芸術家として絵画のようなアート1本でやっていく人ではない限り、パソコンで作品を作るメリットは山のようにあります。
パソコンでお絵描きするデメリット
今度はパソコンでお絵描きすることによるデメリットを紹介します。
1.実物の味は出せない
美術館に飾られるような作品は、実際に画材を使用して描いています。それに紙やキャンバスなどに描かれていて、実物を見ると印刷とは違った迫力や魅力があります。
デジタルでは、その迫力はほとんど再現できません。
2.描く際の緊迫感は少ない
やはりパソコンで描くときは、やり直しなどといったいくらでも修正できる機能があります。その反面、手描きの時の失敗できないからこそ集中していい作品を描くことができます。
パソコンで修正できる安心感からは、アート作品に対する描くときの気持ちは少しラフに感じられるかもしれません。
3.独特の発色は出せない
パソコンでは様々な色を自由に作ることができますが、パソコンのモニターやプリンタなどの制限により、幅広くの色を表現はできますが、特殊な画材の発色を再現することができないこともあります。
4.簡単に複製ができてしまう
手描きの絵は全く同じものを複製することはほぼ不可能です。
パソコンで描いた絵は、簡単に複製できてしまいます。
これはメリットでもありますが、手描きほどの価値はありません。
手軽に複製できるからこそのデメリットとも言えます。
目的別おすすめお絵描きアプリ(広告)
お絵描き特化アプリ
まずは、お絵描きに特化したアプリ「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)」
・世界最大級SNS「PIXIV」で利用率No,1
・iPadグラフィック/デザインアプリ売上ランキングNo,1
・漫画家のデジタル制作への使用率No,1
これだけでもすごいですよね。
僕も絵を描く時はこのアプリを使っています。
このアプリが絵を描くのに便利な理由は色々ありますが、ペン先(描き心地)が色々あります。
漫画家に必要だったつけペンも、Gペン、丸ペン、カブラペンの他にも、おしゃれな文字を描くことができるカリグラフィーペンもあります。
それにペンだけではなく、マーカー、鉛筆、シャーペン、パステル、木炭、クレヨン、チョーク、水彩、油彩やアクリル絵の具のような厚塗り筆、日本画が描ける墨、エアブラシなんかもあり、これだけでも様々なジャンルの絵を描くことができます。
他には、漫画を描くのに便利な枠線を引くこともできますし、パースのガイドのようなものもあります。
デッサン人形のように動かして見ることができる3Dデッサン人形もあり、絵を描くことに関しては、このアプリさえあれば十分すぎるぐらいの機能が満載です。
お絵描きはAdobeのアプリでも可能
デザインに必須なアプリを沢山そろえているAdobeというメーカーは有名なので、皆さんも一度は聞いたことがあると思います。
実はAdobeの「Photoshop(フォトショップ)」というアプリでもお絵描きが可能です。
元々は写真の加工アプリですが、これでもお絵描きアプリに負けないほど・・・もしくは同等の事ができます。
「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)」と同じようにペン先のようなものもありますし、ペン先をカスタマイズして好みのペン先を作り出すことも可能。
ついでに写真の色を変更などのレタッチもできますし、最近では生成AIを使って写真の足りない部分を作り出すこともできます。
絵だけじゃなくて、写真の加工も必要な場合は、「Photoshop(フォトショップ)」の方が圧倒的におすすめです。
このプランは、「Photoshop(フォトショップ)」と「Lightroom(ライトルーム)」というもう一つのアプリもセットで、「Photoshop(フォトショップ)」のみの料金よりも安くておすすめです。
お絵描き活動はこのセットで完璧
そして、今回特にお勧めするのがAdobeの「Creative Cloudコンプリートプラン」です。
お絵描きの活動に関するすべてのアプリが全部詰まった夢のようなプラン。
・お絵描きができる「Photoshop(フォトショップ)」
・デザインソフトの「Illustrator(イラストレーター)」絵を拡大しても荒くなることがないベクターデータでのお絵描きも可能
・動画編集ができる「Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)」
・雑誌のようなデザインに必要な「InDesign(インデザイン)」
・動画の文字を動かしたり、炎や爆発の演出などができる「After Effects(アフターエフェクツ)」
・ホームページ制作ができる「Dreamweaver(ドリームウィーバー)」
・自分の作ったキャラクターを自分の動きに合わせて動かし、Vチューバーのキャラクターが作れる「Character Animator(キャラクターアニメーター)」
他にもいくつかのアプリがセットで、これだけでも安すぎます。
更におすすめポイントが、「Adobe Fonts(アドビフォンツ)」が使用可能。これが本当に良い。
絵を描いて終わりの人はあまり関係ないかもしれませんが、絵を使ってデザインをする場合、文字を入れることが多くなってきます。
その文字には、商用利用が可能かどうかというのが重要になります。
つまり、この文字は商売では使わないでくださいというような文字が世の中には沢山あります。
驚きなのは、表計算で使われる「Excel(エクセル)」に使われている標準の文字でも商用利用できないフォントが沢山あります。
文字を使用するときに、いちいちそのフォントが使用可能か調べる必要がありとても面倒です。
ところが、「Adobe Fonts(アドビフォンツ)」は全て商用利用なので、気にせずに使用することができます。
※細かい規定はあるので、一度規定を確認することをお勧めします。
お絵描き活動にというのは、まず「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustrator(イラストレーター)」で絵を描き、「Illustrator(イラストレーター)」で配置や文字を入れるデザインをして、それをSNSにアップ。
さらに知名度を上げるために「Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)」でショート動画を制作、更に見栄えをよくするために「After Effects(アフターエフェクツ)」で演出。
そしてお絵描きのポートフォリオとして、「Dreamweaver(ドリームウィーバー)」でWenサイト(ホームページ)を制作。
これらが「Creative Cloudコンプリートプラン」さえあれば、実現可能です。
様々なアプリを使っていくにつれ、創作活動の幅が広がっていき、アーティストとしての道が広がっていくことでしょう。
さいごに
今回はお絵かきに必要なアプリをいくつか紹介しました。
どのアプリを使おうか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
一緒にお絵描きを楽しみましょう。
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