YM2612で和っぽいメロディを鳴らしてみた(ピッチ変化付き)
昔のあるゲームでは、琴のような弦楽器の音を鳴らす際に、1音1音ピッチが少しだけ上がっていた記憶がありました。ここ数年、動画でも見たことがありました。
中高生の時、MMLで音楽を打ち込む時は、ピッチなるものがそんなに効果的なものになるなんて全然気づきませんでした。ベタにc d e f g a b c(ドレミファソラシド)とそれらの半音の計12半音×数オクターブを打っていくだけ。でも、子供ながらにどうやって鳴らしていたんだろうと考えていました。
シンプルに考えるとこうでした。
チップ音源でも、設定値を与えるだけで「ドとドのシャープの間の音程」を鳴らすことが可能である。
よく考えたらそうですよね。ファミコンでも
YM2612は、1半音の間に約683段階ものピッチを設定出来たようなのです。
(1オクターブで8192段階)
人間の耳では分からないかも知れません。
折角なんでそれも再現してみました。
昔あったゲーム曲のメロディそのまんまでは著作権侵害になるので、適当に弾いたメロディを整えてそれっぽくしてみました。
プログラミングしましたよ。
16分音符の長さの中で、24段階でちょっとだけピッチが上がるようにしました。
(384分音符をちょっとずつピッチを上げながら、スラーで24個繋いだ)
あーめんどくさ。
ループは4つあります。1ループ毎にピッチの上がり具合を変えてあります。
1ループ目: ピッチ変化無し
2ループ目: ピッチは半音の37%up
3ループ目: ピッチは半音の56%up
4ループ目: ピッチは半音の74%up
(ゲームタイトル書いちゃったよ・・・)
個人的には、3ループ目が良いと感じております。
昔のエンジニアさん(作曲の)の技術は音量・音程・音色について隅々まで工夫していたんだなと感じました。
料理でもその他でも感じますが、物作りは、一手間で変化するものですね。