FM音源のエンベロープ -2
refaceDX のエンベロープは YM2612 のそれよりも複雑なので、お互いの1番近い値を調べてみました。
前回の記事では、アタック時とリリース時のレートが近くなるようにしましたが、今回はディケイとサスティンのレベル・レートを調べます。
今回は、キーを押した瞬間直ぐに音は鳴るけれど、直ぐに減衰する音を作ってみました。昔のテクノ曲にあった「Popcorn」みたいな音色になりました。
今回の環境
YM2612
・ TL=127, 127, 127, 0(オペレータ数実質1個)
・ アルゴリズム: (1)→(2)→(3)→[4]
・ ML=1, 1, 1, 1
・ DT=1, 1, 1, 1
エンベロープは画像の通り
refaceDX
・ LEVEL=127, 0, 0, 0
・ アルゴリズム: [1]←(2)←(3)←(4)
・ FREQ=1.00, 1.00, 1.00, 1.00
・ DTUNE=+8, +8, +8, +8
エンベロープは以下の通り。
実際に鳴らすと、このような音になりました。電車男みたい。
もう一つ。音の立ち上がりをほんのちょっと遅くし、その音の立ち下がりもほんのちょっと遅くしました。
YM2151 独特の「ヒュッ」って音が refadeDX でキャンセルされてる気がする・・・。それ以外は似ていると思います。