『Paraha / パラハ』ができるまで
この曲はチェコのDVAというバンドからインスピレーションを受けてトラックを作りました。
アルバム全体をチェコの古いアニメや映画のイメージで作っていますが、では、チェコの現行の音楽シーンはどうなんだろう??とふと疑問に思い、調べてみたけどよくわかりませんでした。
クラシックやジャズなどは見つかるのだけれどポップなものが見つけられません。唯一アルバムを作る前から好きで聴いていたのがDVAです。このバンドの作り出す音楽は私がチェコのインディ音楽はこうであって欲しいと思い描くそのままの音を鳴らしていて、とてもワクワクします。
アコースティックなのだけど、なんだかいびつでかわいい。動物の鳴き声のように妙な歌を何声も重ねてたりして奇妙な夢見心な気分にしてくれます。昔のアニメや映画のBGMに使われていてもおかしくないような音楽です。
そんなDVAを意識したトラックを作り、歌メロはファミコンのサーカスゲームを聴きながらサーカスぽいメロを意識して作りました。
この曲とIvana&Jitka / イヴァナとイトカはデモの段階では構造とかが似ている印象がありました。コード進行とか考えずにリズムで曲を引っ張って、歌メロもリズム重視でラップの用でした。でもこの曲は歌詞をACOが書いたからか出来上がりは良い意味でずいぶん違う印象になりました
このパラハの歌詞はめちゃ可愛くてホントにチェコの絵本とかにありそうな世界観。
デタラメな 言葉集めて ジブリッシュ しゃべりましょ
ちんぷんかんぷん語
この部分の歌詞とメロディのはまり具合や
繊維の国からやってきた (ペチャクチャ)
おしゃべりしながらやってきた (てをつないで)
自由に旅して暮らすよ (モップにゃ ご注意)
おもちゃの サーカス団に ふらり (ふわりふわり)
「モップにゃ ご注意」とかうなりました。