セファリッド・ブレックファースト小ネタ集
■はじめに
初めまして。主に広島で下環境を中心に細々楽しんでいるプレイヤーです。
今年一年はレガシーにてセファリッド・ブレックファーストを用いてラストサン予選及び初日抜け、晴れる屋広島でレガシー謀神2連覇と目立った大会にて多くの勝ち星を拾えました。
調子に乗ってセファブレのnoteを2回書いたりしていましたが、カスクラ使いのAさん(仮名)が繰り出すサイをセファブレのヨーリオンで食い散らかし続けていた所、Aさんがヨーリオン搭載型のセファブレを組んでくれました。
テンプレを外したヨーリオン型を組んでくれたのは少なからず自分の構築に影響されたと勝手に思っているので嬉しい反面、折角組んでくれたのなら早く戦果を挙げてこのデッキの奥深さと旨味を知って欲しい…の思いがあり、セファブレを今年回してきた中での知見を共有するために小ネタ集という形で今年3本目のセファブレに関するnoteを執筆する事にしました。
以前セファブレの概要は記載したのですが…その時よりも実践経験は積めたので多少は自信を持って書ける部分も増えたかとは思います。
とは言え、基本的な構造や私の構築思想はそちらに記載したので、「まずはどんなデッキか知りたい!」や「ほーん、随分と自信あるようやな まずは構築見せてもらいまひょか」等お考えの方は先にそちらをお読みいただければ内容が未熟でもいじめないでください
■セファブレはオールインコンボではない
自分がこのデッキを回す上で一番強く意識しているのはコレです。
確かに最速2キルをカウンターでバックアップ出来るのはレガシーのコンボとしては優れた要素にはなりますが…各種対策に引っ掛かりやすく、毎回妨害貫通の2キルが出来るほどの再現性はありません。
デイズを握りながらデルバー相手に2キルしようとしたらデイズ+稲妻で迎撃されてその後ゴミを引き続けて負けた…などはあまり面白くない体験になるでしょうね。
それを回避するためには、デッキに積まれているウルザの物語や石鍛治の神秘家に目を向けるべきでしょう。
彼らはコンボパーツの片割れをサーチする役割を持ちながらも単体で対処を強要するクロックを形成でき、対応札を2枚ほど弾いてあげればライフ詰めを完走するのも珍しい事ではありません。
何なら石鍛冶プランを押し通すために折角引き込めたセファリッドの幻術師、さらにはタッサの神託者をwillのピッチコストにするのも珍しくなく、プランの選択さえ見誤らなければコンボパーツを惜しげもなくコストにしてもゲームに勝利するのは難しい事ではありません。
ゲームに勝利するためにはコンボを必ず決める必要はありません。
コンボを支える石鍛冶の神秘家やウルザの物語は、単体でゲームを決める脅威でありそれをバックアップする打ち消しや除去も予めデッキに搭載されています。
どうせ相手はコンボを警戒して妨害をハンドに抱えてきます。
オールインして全てを失う公算が見える盤面では無理に突っ込まず、他のカードで妨害を吊る動きを意識しましょう。
勇気と無謀は違う、は有名な言葉ですが、このデッキは"無謀"を取らずとも無理無くゲームに勝利できます。
殴って勝てるなら殴り勝て! 暴力は全てを解決する!!!
■セファブレを使う上でのプランニング
①コンボプラン
そりゃコンボデッキに分類されるならそうだよねって感じですが、決まればそのターン中に勝てる即効性がある一方であらゆる妨害が刺さるため、コンボを止められたら大きくテンポ損する事は意識しておきます。
「コンボを通さないと負ける状況」「こちらの妨害貫通札が相手の妨害数を越えていると判断できる状況」「メイン戦の2T目に仕掛けられる状況」以外ではコンボパーツを握り締めたまま回し打ちを行った方が結果的に勝利に近づくケースも多々あります。
②石鍛冶プラン
白除去がない対面で有効なプランです。
石鍛冶の神秘家からカルドラの完成体を持ってきて相手をボコボコにするだけですが、墓地対策やオークなどでコンボを睨む相手には面白いほど通りがいいです。
カルドラのクロックを受け切れない相手はこれだけでゲームに勝てるため、軌道に乗れば後引きした幻術師などはwillのコストにして問題ありません。
③ウルザの物語プラン
基本的に全ての対面に検討できるプランです。
このプランにおいてはウルザの物語でしっかり2回トークンを作る事が重要になります。
2章のタイミングでテフェリーや石鍛治を引いたとしても、盤面やコンボなどで圧力を掛けられていない場合はウルザの物語によるトークン生成を優先する事が多いです。
2回トークンを生成し手甲をサーチすればコンボリーチに加えて4/3と3/3の盤面の圧の両面から攻められます。
構築物トークンの処理にマナやカードを使えば結果的に①や②のプランが通りやすくなりますからね。
しかもこのプランはカウンター、単体除去、墓地対策に強いのでコンボや石鍛治を睨んでカードをかき集めた相手には尚更有効となります。
このプランは②と異なり、クロックとコンボパーツの片割れが同時に手に入るので引き込んだセファリッドの幻術師の価値は上がります。
構築物トークンにマナと妨害を使わせれば必然的に①のプランの成就率が上がりますね。
④ヨーリオンクロパプラン
ヨーリオン採用型のみではヨーリオンによる完走も視野に入ります。
例えばwillロリアンソープロ思案テフェリー土地土地の様に、①〜③のプランに貢献できるカードはないものの土地は伸びそうなハンドで相手がフェアデッキの場合検討できるプランです。
相手のクロックを除去とカウンターでいなしてヨーリオンを投げて殴るだけですが、5マナまで伸ばす関係上ロリアンの発見を3ドローとして運用しやすいです。
…コンボデッキのプラン数としては異常な事がよく分かるかと思います。
しかもプランごとに要求される対策が違うのがタチが悪く、カウンターと墓地対策でキープをしたらウルザの物語にボコボコにされた、チャリスキープしたらチャリスを通されて石鍛冶を出されてカルドラへの対処手段にwillを切られて負けた、3キルハンドを握ったら2キルされた等々…言い出したらキリがありません。
速度と要求される対策が異なるのがこのデッキとの対面を難しくしており、使う側も相手の動向からキャントリの選択で相手の対策の裏を掻く事を考えながらプレイする必要があります。
そして現在のプランに対応しようとカードを使えばさらにプランを乗り換え…と言う様に、複数の太い勝ち筋を自在に乗り換え、より有効なプランでの完走を狙えるのがセファブレの面白い所であり強みでもあります。
墓地対策とカウンターをかき集めて来た相手に馬鹿正直に突破のためのカウンターを集める必要はありません。
相手の想定しているこちらのプランに対して有利になれるプランを狙いましょう。
■高額カード、どこまで代用できる?
お前の熱意は伝わった!セファブレ、ええデッキやんけ!でも高額カードが足りなくて…とお思いの方もいるかと思います。
そりゃそう。レガシーのカード、高いんです。
かと言って、高いカードは全部持ってなけりゃ遊べないわけでもないのがmtg。
これからセファブレを組みたい方のために、実際に回して最低何枚は必要そうかを考えてみました。
▶︎tundra 最低1枚 2枚で十分 あれば3枚
メインカラーが青白なので基本的に一番強い土地であり、アンタップインで動き続けたい展開も多く目くらまし搭載型が多い事を踏まえると、1枚は本物のtundraが欲しいです。
また、青マナは可能な限り欲しく白白要求のシーンもあるため青白が出る土地は2枚は欲しいところです。
自分はtundra2枚で回していますが、不便に感じるシチュエーションは少なかったです。
不毛の大地や血染めの月を受けるために基本土地が欲しいシーンも多いですからね。
ただし、1枚目のtundraが不毛を受けると2枚目を不毛されたくないので気軽にtundraを持ってくるために3枚あれば便利です。
tundra2以上>tundra1ショック1>その他
▶︎underground sea 最低0枚 1枚で十分 あれば2枚
一応素引きしたセラピーや戦慄の復活を打つための黒マナです…が価値は非常に低いです。
基本的に黒マナでスペルを打つ事がない上に、無駄に不毛と月が直撃するリスクを負う事になります…が、デッキ内に黒マナがない場合、戦慄の復活と陰謀団式療法の両方を引いた時に墓地を経由したコンボへの突入が出来ません。
そうでなくとも、素引きした陰謀団式療法を処理できないとサージカル等をケア出来なくなることもあるため、保険のためにデッキに1枚は黒マナが必要です。
ここをscrublandにすると、それはそれで青マナ不足で困る事になります。
平地アンシー0scrub1とかなら何とか…?
アンシー2枚の代わりに湿った墓2枚を入れるのは黒マナの要求頻度以上にペイライフの損失が大きいので非推奨です。
アンシー2>アンシー1>湿った墓1>アンシー湿った墓0>湿った墓2
▶︎意志の力 最低4
代用不可! 4枚必須! 以上!
▶︎ウルザの物語 最低3 あれば4
このデッキのウルザの物語はコンボパーツ供給源かつミッドレンジプランの柱であり、重ね引きも喜んで受け入れられます。
ウルザの物語の枚数を削りすぎるとカウンターや単体除去に対して枚数勝負出来なくなり、デッキ強度が大きく下がるのは避けられません。
60枚構築でカラースクリューのリスクを考えても最低3枚で4枚採用も許容、80枚なら4枚以外の理由を探す方が難しいです。
▶︎石鍛冶の神秘家 最低0 3枚で十分 あれば4枚
石鍛冶の神秘家もウルザの物語と同じくミッドレンジプランとコンボパーツへのアクセスを兼ねるパワーカードですが、ウルザの物語と違い土地枠以外からの採用になるため、自由枠として他のカードに枠を譲る構築も検討できます。
高速コンボに寄せるなら否定の契約や追加の除去、継戦能力重視なら語り部の杖等がありますね。
単体のカードパワーとデッキとの噛み合いが素晴らしく、セファブレを擦り続けたいなら選択肢として持っておきたいカードですが…「とりあえず形にして回したい」のであれば他にも有力なカードはあります。
また、60枚セファブレは自由枠の少なさ及び不要牌被りのリスク管理のため、石鍛冶の神秘家を4枚積まないケースも多いです。
60枚型なら3枚でも困らないかと思います。
▶︎時を解すもの、テフェリー 最低0 2で十分
プランに直接寄与しないカードではありますが、75枚のどこにもないと黒力戦などの対策札への回答が狭まる印象です。
無くてもデッキは成立しますが…とは言え濁浪の執政や虚空の力戦、構築物トークンなどの脅威への対応として単体で弱かったり用途が狭かったりするカードを採用するくらいなら大人しくテフェリーを積んだ方がいいです。
サーガの起動型能力との食い合い等でいつでも置き得とはならないため、枚数を入れすぎると嵩張り吐き切れずもあり得るカードのため2枚程度で十分かと思います。
▶︎カラカス 最低0
白入りデッキの定番便利土地ですが、関係ない対面では不毛で割られ月で山になる平地なので不要です。
このデッキのために買うくらいならば他の枚数が足りてないカードを購入しましょう。
▶︎フェッチランド 青白のみ最低4 合計7〜8
島も平地もサーチしたいデッキなので溢れかえる岸辺は4枚確定ですが、他フェッチは青絡みで持っているものを使えばいいと思います。
青絡みが足りていないなら、湿地の干潟が平地+デュアランにアクセス可能、虹色の眺望が島と平地に触れる5枚目以降になるのでこの辺りで数合わせかなと。
こんな感じですかね?
レガシーの青いデッキの定めですが、一部高額カードは大体不可能と感じる部分があるものの、高額カードは汎用性があるカードばかりなのでレガシーをしっかりやりたい方なら手元に持っておいて損はないかなとは思います。
青系コントロールや石鍛冶などに味変して楽しむ事も出来ますしね。
■各種カード小ネタ集
▶︎セファリッドの幻術師
以前のnoteにも書きましたが、起動型能力で自身含めたクリーチャー1体を戦闘ダメージから守る能力もあります。
ダークデプスや感染など、除去が薄くコンバットで勝利するデッキにはセファリッドの幻術師(+相手が飛行ならナルコメーバ等)を先置きする事でチャンプブロッカーを永久に生存させる事が出来て相当の時間を稼げるケースがあります。
覚えておくとプランの幅が広がるでしょう。
また、当たり前ですが青いカードなのでカルドラの完成体での完走等のプランが見えるのならwillのタネにして構いません。
▶︎コーの遊牧民
以前書いたnoteでは褒めるべき点が見当たらないと書きましたが、現環境では少し事情が変わってきます。
そうです、オークの弓使いの存在です。
コンボパーツの分際でタフネス1のため弓使いに美味しく頂かれるため先出しが困難になるのが逆風…かと思いきや、何故かインクの染みの起動型能力は弓使いに有効という謎の現象が発生しています。
0マナインスタント起動で自身が次に受けるダメージ(戦闘ダメージ以外も)を他のクリーチャーに肩代わりさせる能力なので、横に石鍛冶の神秘家や構築物トークンがいれば弓使いからの1点を高タフネスクリーチャーに吸わせて生存できます。
横に他に肉が並んでいる時のコーの遊牧民はオークの弓使い構えにもキャストしていける事は弓使いが隆盛している現代レガシーにおいて覚えておいて損はないと思います。
▶︎ナルコメーバ
ハンドに引き込んだ際はwillのコストになりますが…戦慄の復活ルートでは最終的に盤面に並ぶクリーチャーの数が重要になります。
最終的にクリーチャーが3体→陰謀団式療法のキャスト無しに戦慄の復活をキャストする必要あり
最終的にクリーチャーが4体→陰謀団式療法をキャストした後に戦慄の復活をキャスト可能
となり、逆に言えば道中ナルコメーバを殺されすぎたりすると戦慄の復活をキャスト出来なくなる場合があります。
コンボパーツが揃っても、素引きやwillのコストに使用したナルコメーバの数をカウントし、デッキを掘り切った後に盤面にクリーチャーが何体残るのかを再確認しましょう。
場合によっては最終的にクリーチャーが3体しか並ばないが戦慄の復活を素引きしており陰謀団式療法のコストが足りない…なんて事もあり得ます。
▶︎石鍛冶の神秘家
コンボパーツの片割れである手甲をサーチ可能でありながら、除去耐性持ち高速クロックであるカルドラの完成体もサーチ可能であり、どちらをサーチするかは状況次第です。
ハンドにコンボが揃っているのならカルドラの完成体をサーチする事でコンボパーツに吐かれる予定の除去を釣り出せますし、ウルザの物語を持っているのなら石鍛冶が除去されても構築物トークンのサイズに貢献する手甲サーチの選択肢もあります。
ちなみに、手甲をサーチした石鍛冶の神秘家は生かされがち(コンボを睨むために除去は温存したいはず)なので、カルドラの完成体+石鍛冶と引いていれば手甲サーチでコンボに除去を温存させつつカルドラプランを取れたり、ヨーリオンを採用していれば生き残った石鍛治をブリンクしカルドラの完成体をサーチしたりの路線を狙えます。
▶︎タッサの神託者
タフネス3なのでオークの弓使いのクロックを受けられます。
オーク入りのデッキはグリクシスやスゥルタイだと追放除去がない事がほとんどのため、以前よりも壁としての価値が上がった印象です。
▶︎時を解すもの、テフェリー
細菌トークンを失ったカルドラの完成体や手甲をサーチした石鍛冶の神秘家をバウンスして再利用できます。
覚えておくと最適なプランを見落とさずに済むかもしれません。
また、当たり前ですが対策置物が邪魔ならとりあえず+から入ればバウンス能力を使うタイミングでマナを自由に使えます。
▶︎通り抜け
何か色々書いてますが、ウィザードサイクリングでキーカードであるセファリッドの幻術師をサーチ出来ます。
しかも、勝ち手段となるタッサの信託者もサーチ可能であり、ダウスィーや虚空の力戦等で戦慄の復活を睨まれている際は通り抜けによるサーチでタッサの信託者を引き込みデッキを掘り切ってからの素キャストで貫通可能です。
サイド後は特に意識するテクニックになりますので、サイド後に引き込んだ通り抜けはセファリッドの幻術師をサーチすべきかはよく考えましょう。
また、インクの染みの部分はクリーチャー2体をバウンスするソーサリー呪文です。
5マナと重い上に必ず対象を2つ取る必要があるという弱点はありますが、ダウスィーの虚空歩きや溜め込み屋のアウフなどのヘイトベアを除去してコンボに行ける可能性もあります。
相手のウルザの物語から出てきたムキムキな構築物トークン+妨害置物の布陣に対して構築物トークンを2体処理してクロックで勝つ…といったプランも検討できる様になります。
また、テフェリーの+能力で相手ターンに打てば邪魔な肉を退けた上で自分のターンにはマナを自由に使える事も上手く利用できる事があるかもしれません。
▶︎オアリムの詠唱
セファブレにおける選択枠の一つです。
あらゆる妨害が有効なセファブレにおいて、パイロや除去やサージカル等に妨害されない上にそれらのカードを纏めて腐らせる事ができるオアリムの詠唱は通ればゲームに勝利できる最強の矛となりますが、様々なアンフェアが跋扈するレガシー環境においては時に最強の盾としても運用出来ます。
相手のデッキへの理解度も必要ですが、
・暗黒の儀式スタックでオアリムキャストして暗黒の儀式の黒マナを腐らせる
・ストーム系列のサーチカードスタックでキャストして過程で使用したリソースを無駄にする
・続唱スタックキャストで続唱先を唱えさせない
等、1マナで確定カウンター以上の効果が期待できる盤面も多いです。
非青で打ち消しではないため、帳やパイロも無視できます。
また、キッカー込み白白で唱えた時はクリーチャーの攻撃も止められます。
出てしまった濁浪やマリッドレイジの攻撃を止めて1ターン稼ぐ事が出来るのは覚えておきましょう。
ちなみに対象を取るスペルのため、神聖の力線や指輪のプロテクション下では機能しません。
前者はともかく、指輪+豆の木などのデッキ対面では起こり得るので気をつけましょう。
▶︎神秘の聖域
コントロールやデルバーなどでお馴染みのカードですが、セファブレでも採用を検討できます。
カウンターやドロースペルを引き込みに行くのは勿論ですが、通り抜けをデッキトップに積む事で幻術師やタッサの神託者へのアクセスも可能です。
選択肢として覚えておきましょう。
また、オアリムの詠唱を合わせて採用している場合、オアリムキャスト→消されたら聖域でトップに積んで次ターンオアリムキャスト…等も。
▶︎カラカス
いわゆるユーティリティ土地ですが、不毛で割られる平地なので基本的に価値が低いです。
しかしヨーリオン型ではカラカス込みの6マナを貯めてヨーリオンキャスト+カラカスで除去を回避するプランが存在します。
60枚型なら不採用、80枚型なら採用寄りかなと。
▶︎陰謀団式療法
基本的にコンボ成立後のフラッシュバックで前方確認するカードですが、素引きした際は黒マナをサーチすればコンボ前に前方確認+妨害1種類をケアできるギタクシア派の調査の様に運用できるのでコンボルートを取るなら素引きも悪くないです。
ハンドに戦慄の復活やタッサの神託者を引いている時、自分に陰謀団式療法を打つ事でそれらを捨てる事が出来ますが、相手のサージカルケア等と引き換えになります。
▶︎放浪するもの、ヨーリオン
採用しない60枚型が主流ですが、ヨーリオン採用の80枚セファブレを私は好んで回しています(記事を読んでいただければと思います)
手の内が割れていない相手の場合、こちらをコントロールと読んでプレイしてくる事は意識しておきましょう。
コンボパーツを不用意に見せない事で、相手が迂闊にフルタップになりコンボを通しやすくなったり、妨害より自分の手を優先させる様な効果が期待できます。
カウンターや除去過多のハンドだとヨーリオンクロパプランを狙う事もあります。
■終わりに
いかがでしたか?
セファブレはコンボパーツに案外有用なインクの染みが書いてあったりパーツ間での謎のシナジーがあったりと、回せば回すほど出汁が取れデッキの潜在能力を引き出せるようになります。
対戦相手だけが知らないテクニックがあれば、公開情報からでも相手のミスを誘導して優位に立つ事が出来るので、デッキのカードのポテンシャルの引き出し方は練習しておいて損はありません。
このnoteがあなたのレガシーライフの一助になる事を願います!